こんな所で家系が食べれるなんて
めんどころ いどばたや
麺処 いどばた家

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SHOP DATA
住  所神奈川県愛川町中津4105-5
電話番号046-285-8337
営業時間11:00~15:00(火~日)
17:00~21:00(火~日)
定休日月曜
席数カウンター8 テーブル18
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚30'46.6''
E139゚20'35.4''
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最寄駅
取材日2010/05/29その他の情報...

メニュー

味玉らーめん
650円
いどばたらーめん
600円
チャーシューめん
850円
ねぎらーめん
800円
more...

天気予報はあまり良いことを言っていない。もしかしたらひと雨来るのかもしれない。
今日は先月逝った父親の四十九日法要。早いものであれから1ヶ月半ほど経った訳である。寺の本堂で11時から行われ、そのままお昼ご飯になだれ込む予定。所謂、割烹の店で参列して頂いた親類縁者をもてなす訳だ。と言う訳で昼の取材は絶望的。最近、土曜日が一日中フリーと言う機会はなかなかない。しかし、四十九日が終われば取りあえず、大きな行事は終わる。頑張れ!>俺
心配していた雨も何とか持ちこたえ、何だかんだで全てが終わったのが午後4時過ぎ。夜の取材は出来そうである。しかし、夕方から横浜まで行くのはあり得ないのでもう少し近場で取材予定店を探すことにした。
気分的には家系な気分。携帯端末のRSSリーダーを見てみるとある店が登録されている事に気が付いた。その店を「いどばた家」と言った。
この店はちょっと特徴的な側面を持っている。まぁ、大袈裟に言うほどのネタ的要素は無いのだが何と、愛川町に出来た家系ラーメン店なのである。ラヲタの皆さんが愛川町と言って真っ先に思い出すのが隠国(こもりく)であろう。この超有名店に私自身は行ったことがない(多分、グッと来ない)のだが、スゴい辺鄙(へんぴ)な場所にあると言うのだ。そんな事から「愛川町=辺鄙な場所」と言うイメージが私の中には出来上がっている。ちなみにラー紀で愛川町は一軒だけ取材した事がある。しかし、この店のある場所自体はそんなに辺鄙な場所では無く、工業団地の近くだったと言う覚えがある。
『はて、どんな場所に出来たんだろう?』
ナビに住所をセットし、早速取材を開始した。
ナビは当たり前のように東名高速を使うルートを選択したが急いで行く必要もないので箱根を越えて行くことにした。
箱根の頂上付近は霧が強く、神奈川側へ降りると小雨が降っている。小雨や霧雨程度の雨は撥水加工の効いたフロントガラスとの相性が悪い。雨粒の勢いと重みで流れる訳だが小さい粒では流れる事がない。結局、ワイパーを使用するのだが、間欠ワイパーの間隔を一番長くしても若干、早すぎる感じだ。結局、手動でワイパーを動かすのだが結構、面倒くさい…
小田厚を通りながら厚木市内へ入ると相変わらずの渋滞が待っている。今回は愛川町方面なので国道246号線から脇道へ入る。段々、見覚えのある町並みが見えてきた。先月、取材した厚木シロコロホルモンを具に使用したラーメンを出す武蔵と言う店の前を通過。愛川町は意外と遠いと言う事を実感し始めたが後の祭りだ。ちなみに後10km以上ある。
段々とクネクネとした登り道に入る。いよいよ辺鄙な場所へ来たか!と言う印象であるがそれも一部だけで残り1kmと言う所でまた見覚えのある道とスーパーが見えてきた。このスーパー。前述の愛川町内の唯一の取材先である店に行った際、駐車場に困って入庫したスーパーである。と言うことはこれから行く店は工業団地の客を当て込む事が出来る立地である事が嫌でも判った。
そうこうしている内に店に到着。実測はしていないが前述の店と400mと離れていない。店の隣に空き地があり駐車スペースがあるので入庫する。そこは丁度換気扇の外側でスープの良い香りが漂ってきた。早速、店内へ。
ちなみにこの店はオープンして一年と経っていない新店。照明が多く、明るい雰囲気。店の中央に券売機がある。オーダーは食券制。味玉らーめんをオーダーした。店内はカウンター席とテーブル席の構成。カウンター席に陣取った。
店主は30代前半と言った感じの若者。一人で切り盛りしているようだ。
厨房観察。
カウンターからは若干見にくいのだが、寸胴は大きな物が2器。小さな物が2器。大きな奴は多分スープ用。小さな奴は鶏油を取っているのであろう。鶏油がその寸胴がある辺りから注がれていた。麺茹では深ざるを使用したもの。麺箱から丸山製麺謹製である事が判る。茹で加減は菜箸に当たる麺の感触で判断しているようだ。
麺を茹でながら店主が話しかけてきた。
「外の雨はまだ降ってますか?」
基本的には店の人とは会話をしない私であるが、向こうから話しかけられた場合はもちろん、話は別だ。
「霧雨みたいなのが降ってますよ」
「何か、今年も変な陽気ですね。春が無かったじゃないですか」
「ホント、寒いか暑いか、暖かいってのが無かったですね」
この店主、お話好きなのであろうか。まぁ、店には二人しかいないので気を効かせたのもあるのであろうか。そろそろ雨期に入るが、麺にとっては厳しい時期らしい。
そしてラーメンがやってきた。先ずはスープからすすった。
ベースのスープはげん骨、豚ガラを軸にした印象。鶏ガラを使用している雰囲気はあまり感じられない。やや獣臭があるが嫌みな感じはなく、表層のオイルが更に豚の風味を強く感じさせる。壱六家系のような高い乳化度合いでコッテリを演出する訳ではなく、添加されたオイルによってコッテリ感を演出している。オイルが少なくなる後半はややキツめに効かせた醤油ダレによってキレのある後味。結構、バランスが良い。
麺は中太のストレート麺。前述通り、丸山製麺製。かん水の量は標準的。加水率はやや低めの印象を持った。デフォルトの茹で加減はやや堅茹でに仕上がっている。家系ラーメンの麺は断面が楕円のやや平打ちな麺を使用する店が多いが、この店は丸麺を使用している。若干、ラーショ系のラーメンを食べているような錯覚を抱いた。
具はチャーシュー、味玉、ほうれん草、のり、ネギ。チャーシューは豚肩ロース使用の茹で豚。味玉は黄身がハードボイルドの2歩手前と言った感じで白身も結構堅い。味付けは生醤油に漬け込んだ印象で醤油の香りが付いている。
愛川町内でもこの店のある辺りは工業団地やスーパーもある事から、それなりに人が居る事を実証しており、商圏としてはマズマズなのかもしれない。最低、この程度の商圏でないと商売が成り立たない訳であるが、未だ食べた事のない隠国とはどんな場所にあるのであろう。違った意味で興味が沸いてきたのであった。

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