| 上手く行かないことばかり… |
横浜家系豚骨醤油極太麺 侍 藤ヶ丘駅前店

| SHOP DATA | ||||
| 住 所 | 愛知県名古屋市名東区藤見が丘8 高架下 H70-1 | |||
| 電話番号 | 052-777-5330 | |||
| 営業時間 | 11:00~1:00(月~金) 11:00~2:00(土~日) | |||
| 定休日 | 無休 | |||
| 席数 | カウンター11 | |||
| 駐車場 | なし | |||
| 緯度経度 (日本測地系) | N 35゚10'42.7'' E137゚01'26.3'' | 地図を見る | ||
| 最寄駅 | 藤ヶ丘駅(地下鉄東山線) 藤ヶ丘駅(東部丘陵線(リニモ)) | |||
| 取材日 | 2010/02/27 | その他の情報... | ||
メニュー
- らーめん+半熟味付玉子
- 800円
- らーめん
- 700円
- つけ麺
- 850円
- 麺増し
- 100円
今日は久しぶりに名古屋出張。しかも金曜日である。勿論、翌日は土曜日で休み。となれば自腹で一泊して名古屋のラーメン取材を!と考えるまでに時間はかからない。
今回の出張はお客様がシステムを使用していない時間帯にしか出来ない作業のため、夜の数時間が勝負になる。午後9時過ぎ。作業を終了した私と同行のT氏は出張先を後にした。新幹線の終電時間が迫っているのでT氏とは夕飯も取らずに別れた。私は一人、宿泊先に向かう途中の焼き鳥屋で焼き鳥をアテに一杯。仕事後のビールは格別である。
時は正にバンクーバー五輪最大の見せ場である女子フィギアの決勝当日。知っている人は知っていると思うが今回銀メダルと取った浅田真央選手は正に名古屋の大須近辺で練習をし、大学は市内にある中京大学。盛り上がらないはずがないのである。テレビのスポーツニュースで今回の演技を放送している。そんな会話で店の中は大いに盛り上がった。
翌朝。
今日の取材先を決めるためにノートPCで名古屋のラーメン店を探す。実は昨日の行きの新幹線の中で気になる店を見つけていた。
名古屋にはご当店ラーメンが意外と多い。これまでラー紀でも積極的に紹介してきたつもりである。万楽と言う店の薬膳系ラーメンや味仙の台湾ラーメン。寿がきやのラーメンも紹介したことがある。後はベトコンラーメン辺りが未食であろうか。そんな中。「好来系」と言うラーメンが市内には多くあるらしく、その店の本店があると言う。名古屋駅からは少しだけ離れているが折角、名古屋まで来ているのだ。地元の味を堪能しないでどうする!と言うことでこの店を取材先に決めた。ちなみに営業時間が非常に短く、昼の営業しか行っていないことも今日一番の取材先に決めた理由でもある。早速、取材を開始した。
大須観音近くの宿を出発した私は徒歩で名古屋駅を目指した。今回はスーツなどの荷物が多いので先ずはコインロッカーにそれらを預けるためである。途中、読売新聞の支社の前を通りかかると
浅田選手の銀メダル獲得を報じる号外が貼ってあった。流石はお膝元である。
荷物を預け、その足で桜通線と言う地下鉄に乗り込む。目的の駅は吹上駅。名古屋からは15分程度の場所である。
吹上駅に降り立った私は店に向かって歩き出した。開店時間は11時であるが現在10時半。人気店なので混雑も予想される。この際、シャッターでも構わない。
店は大通りから外れた路地にあった。
開店前の店の写真を撮影しているとある張り紙に気が付いた。嫌な予感がした。そんな時の予感は必ず嫌な方へ向かうのは読者の皆さんならご存知であろう。そう、今回もその貼り紙には驚愕の事実が書かれていたのだった。
「
二月二十三日(火)より約十日間ぐらい休業させて頂きますのでよろしくお願い申し上げます」
23日から10日間って言ったら2月一杯はダメって事じゃん!一縷の望みをかけて店内を見てみる。どう考えても仕込みをしている様子もないし人影もない。完全に「やっちまった」と言うことである。たまたま名古屋出張で、たまたま「好来系」の情報が目に入って、たまたま行っただけなのに…こんなヒドい仕打ちってあなたの生活の中にあります?ないでしょ、普通…等と嘆いていても始まらないのでリカバリー先を考えた。その時、ある店の事が思い出された。
話は反れて去年の話。
mixiのラー紀コミュの中で名古屋の家系について語られた事があった。看板の色などから「たかさご家系」であることが判る。名古屋市内で家系ラーメンを提供する店はあまり多くない。非常に珍しいことである。
話を戻そう。
早速、らーナビで検索すると店は名東区と言う場所にある。最寄り駅を調べると「藤が丘」となっていた。吹上駅に戻り、藤が丘駅を探す…
うわぁ、遠いじゃん!その藤ヶ丘駅は東山線の下りの終着駅でもある。しかし、吹上駅からは今池駅に一駅戻れば後は一本である。
『ええい!ままよ!』
もう色々考えている時間も勿体無い。早速、その藤が丘駅に向かうことにした。
30分後。
時計は11時を少し過ぎている。東山線は地下鉄ながら途中から地上に出るようで藤が丘駅は高所にある。不思議な感じである。
駅を降り立つと駅前の高架下に店はあった。立地は申し分ない。店の幅は広くない。早速、店内へ。
開店直後の店内は既に数名のお客がラーメンをすすっていた。店内に入ると直ぐ券売機がある。オーダーは食券制。らーめん、半熟味付玉子をオーダーした。
店内は奥に長い構造でカウンターが厨房と客席を仕切っているような構造。奥へ奥へと進むと空いている席があったので陣取った。そこは
寸胴の前だった。
店主と思しき若者に食券を渡すと好みを聞かれた。全て普通とした。
店内のBGMはラジオなのだが、流れてくる内容を聞いてちょっとビックリした。
「トヨタカローラ横浜はお送りする天気予報です」
ここは名古屋じゃないのか?って言うか横浜のFMがこの名古屋で聞けるという事なのであろうか。横浜市内にいるようなちょっと不思議な空間である。
厨房観察。
寸胴の数は4器。スープ用は2器。1器は火にかかっていない。もう1器の小さなものは使用目的が判らなかった。スープ用の寸胴の使い方が吉田家のそれと似ている。大量のガラを入れたスープを煮立て、もう1器の寸胴に徐々に移していく方式。これだと仕込みと営業を同時に行えるため通し営業が可能になる。麺茹では深ざるを使用したもの。湯切りは非常に丁寧に行われていた。
そしてラーメンがやってきた。先ずはスープからすすった。
ベースのスープはげん骨、豚ガラを軸にした印象。トロンとした粘度があり、若干獣臭が感じられるが全然嫌な感じはない。それは強めに効かせた醤油ダレの影響もあるのであろう。同じ高粘度の壱六家系と確実に違うのがこの醤油ダレの効かせ方だと思う。今回、寸胴のガラを見てバラ先も入っているようで軟骨なども一緒に煮込むことによりこの粘度が出るのだと感じだ。後味にもキレがあり、食後感もスッキリして良い。
麺は太平打ち麺。かん水の量、加水率共には標準的な印象を受けた。麺箱から酒井製麺謹製であることを確認した。酒井らしく麺の長さは短め。デフォルトの茹で加減は気持ち柔らかめだが酒井の麺にありがちなネチっとした食感がスポイルされていて個人的には好みかもしれない。
具はチャーシュー、ほうれん草、のり、ネギ。そして別注の半熟味付玉子。チャーシューは豚肩ロース使用の茹で豚。味玉は黄身が溶け出さない程度の茹で加減。味付けは穏やかで良い。
名古屋まで来て何故か家系ラーメンを食べることになってしまったが、食後感は結構ご満悦だったりする。名古屋市内で家系を食せる店で私が知っているのは熱田区に六角家の支店が出店している程度だが、客の入りを目の当たりにするとその味が徐々に受け入れられている事が判った。
全国的な広がりを見せる家系ラーメン。横浜の味が全国を凌駕する時もそう遠くないのでないだろうか。
今回の出張はお客様がシステムを使用していない時間帯にしか出来ない作業のため、夜の数時間が勝負になる。午後9時過ぎ。作業を終了した私と同行のT氏は出張先を後にした。新幹線の終電時間が迫っているのでT氏とは夕飯も取らずに別れた。私は一人、宿泊先に向かう途中の焼き鳥屋で焼き鳥をアテに一杯。仕事後のビールは格別である。
時は正にバンクーバー五輪最大の見せ場である女子フィギアの決勝当日。知っている人は知っていると思うが今回銀メダルと取った浅田真央選手は正に名古屋の大須近辺で練習をし、大学は市内にある中京大学。盛り上がらないはずがないのである。テレビのスポーツニュースで今回の演技を放送している。そんな会話で店の中は大いに盛り上がった。
翌朝。
今日の取材先を決めるためにノートPCで名古屋のラーメン店を探す。実は昨日の行きの新幹線の中で気になる店を見つけていた。
名古屋にはご当店ラーメンが意外と多い。これまでラー紀でも積極的に紹介してきたつもりである。万楽と言う店の薬膳系ラーメンや味仙の台湾ラーメン。寿がきやのラーメンも紹介したことがある。後はベトコンラーメン辺りが未食であろうか。そんな中。「好来系」と言うラーメンが市内には多くあるらしく、その店の本店があると言う。名古屋駅からは少しだけ離れているが折角、名古屋まで来ているのだ。地元の味を堪能しないでどうする!と言うことでこの店を取材先に決めた。ちなみに営業時間が非常に短く、昼の営業しか行っていないことも今日一番の取材先に決めた理由でもある。早速、取材を開始した。
大須観音近くの宿を出発した私は徒歩で名古屋駅を目指した。今回はスーツなどの荷物が多いので先ずはコインロッカーにそれらを預けるためである。途中、読売新聞の支社の前を通りかかると
浅田選手の銀メダル獲得を報じる号外が貼ってあった。流石はお膝元である。荷物を預け、その足で桜通線と言う地下鉄に乗り込む。目的の駅は吹上駅。名古屋からは15分程度の場所である。
吹上駅に降り立った私は店に向かって歩き出した。開店時間は11時であるが現在10時半。人気店なので混雑も予想される。この際、シャッターでも構わない。
店は大通りから外れた路地にあった。
開店前の店の写真を撮影しているとある張り紙に気が付いた。嫌な予感がした。そんな時の予感は必ず嫌な方へ向かうのは読者の皆さんならご存知であろう。そう、今回もその貼り紙には驚愕の事実が書かれていたのだった。「
二月二十三日(火)より約十日間ぐらい休業させて頂きますのでよろしくお願い申し上げます」23日から10日間って言ったら2月一杯はダメって事じゃん!一縷の望みをかけて店内を見てみる。どう考えても仕込みをしている様子もないし人影もない。完全に「やっちまった」と言うことである。たまたま名古屋出張で、たまたま「好来系」の情報が目に入って、たまたま行っただけなのに…こんなヒドい仕打ちってあなたの生活の中にあります?ないでしょ、普通…等と嘆いていても始まらないのでリカバリー先を考えた。その時、ある店の事が思い出された。
話は反れて去年の話。
mixiのラー紀コミュの中で名古屋の家系について語られた事があった。看板の色などから「たかさご家系」であることが判る。名古屋市内で家系ラーメンを提供する店はあまり多くない。非常に珍しいことである。
話を戻そう。
早速、らーナビで検索すると店は名東区と言う場所にある。最寄り駅を調べると「藤が丘」となっていた。吹上駅に戻り、藤が丘駅を探す…
うわぁ、遠いじゃん!その藤ヶ丘駅は東山線の下りの終着駅でもある。しかし、吹上駅からは今池駅に一駅戻れば後は一本である。『ええい!ままよ!』
もう色々考えている時間も勿体無い。早速、その藤が丘駅に向かうことにした。
30分後。
時計は11時を少し過ぎている。東山線は地下鉄ながら途中から地上に出るようで藤が丘駅は高所にある。不思議な感じである。
駅を降り立つと駅前の高架下に店はあった。立地は申し分ない。店の幅は広くない。早速、店内へ。
開店直後の店内は既に数名のお客がラーメンをすすっていた。店内に入ると直ぐ券売機がある。オーダーは食券制。らーめん、半熟味付玉子をオーダーした。
店内は奥に長い構造でカウンターが厨房と客席を仕切っているような構造。奥へ奥へと進むと空いている席があったので陣取った。そこは
寸胴の前だった。店主と思しき若者に食券を渡すと好みを聞かれた。全て普通とした。
店内のBGMはラジオなのだが、流れてくる内容を聞いてちょっとビックリした。
「トヨタカローラ横浜はお送りする天気予報です」
ここは名古屋じゃないのか?って言うか横浜のFMがこの名古屋で聞けるという事なのであろうか。横浜市内にいるようなちょっと不思議な空間である。
厨房観察。
寸胴の数は4器。スープ用は2器。1器は火にかかっていない。もう1器の小さなものは使用目的が判らなかった。スープ用の寸胴の使い方が吉田家のそれと似ている。大量のガラを入れたスープを煮立て、もう1器の寸胴に徐々に移していく方式。これだと仕込みと営業を同時に行えるため通し営業が可能になる。麺茹では深ざるを使用したもの。湯切りは非常に丁寧に行われていた。
そしてラーメンがやってきた。先ずはスープからすすった。
ベースのスープはげん骨、豚ガラを軸にした印象。トロンとした粘度があり、若干獣臭が感じられるが全然嫌な感じはない。それは強めに効かせた醤油ダレの影響もあるのであろう。同じ高粘度の壱六家系と確実に違うのがこの醤油ダレの効かせ方だと思う。今回、寸胴のガラを見てバラ先も入っているようで軟骨なども一緒に煮込むことによりこの粘度が出るのだと感じだ。後味にもキレがあり、食後感もスッキリして良い。
麺は太平打ち麺。かん水の量、加水率共には標準的な印象を受けた。麺箱から酒井製麺謹製であることを確認した。酒井らしく麺の長さは短め。デフォルトの茹で加減は気持ち柔らかめだが酒井の麺にありがちなネチっとした食感がスポイルされていて個人的には好みかもしれない。
具はチャーシュー、ほうれん草、のり、ネギ。そして別注の半熟味付玉子。チャーシューは豚肩ロース使用の茹で豚。味玉は黄身が溶け出さない程度の茹で加減。味付けは穏やかで良い。
名古屋まで来て何故か家系ラーメンを食べることになってしまったが、食後感は結構ご満悦だったりする。名古屋市内で家系を食せる店で私が知っているのは熱田区に六角家の支店が出店している程度だが、客の入りを目の当たりにするとその味が徐々に受け入れられている事が判った。
全国的な広がりを見せる家系ラーメン。横浜の味が全国を凌駕する時もそう遠くないのでないだろうか。
