ラーメントレンドの百貨店
らーめん えんじゅくや えんどうてん
【閉店】らーめん 円熟屋 遠藤店

photo

SHOP DATA
住  所
電話番号
営業時間11:30~14:30(月~金)
11:30~15:00(土~日・祝)
17:30~21:30(月~日・祝)
定休日無休
席数カウンター9 テーブル8
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚22'08.0''
E139゚26'35.4''
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最寄駅
取材日2010/10/16その他の情報...

メニュー

豚骨しょうゆ味玉らーめん
690円
極太らーめんしょうゆ
650円
特☆極太しょうゆにん☆野菜☆油
850円
極太野菜とんこつ
650円
more...

話は文頭から反れるが昨年の春頃。
山梨県のラーメン屋を取材していた時期があった。当時、地元のワンショットバーで知り合った山梨県のお客さんから教えてもらった店を取材予定店とし、順次取材していたのである。
当時、山梨の取材で感じた事は「山梨のラーメンはサッパリラーメンが多い」と言う事である。タンメンの美味い店も多かったが鶏ガラベースの醤油味と言うシンプルなラーメンに老舗店が多いのも事実。とんこつベースのラーメンは少数派だなぁと言う印象だった。まぁ、たまたま教えてもらったラーメンがその手のラーメンが多かったと言うのもあるのだが。
そんな訳で当時、ネットを使って色々と山梨のラーメンについて調べていた時期があった。その時、あるラーメン屋の情報に行き着いた。その店を円熟屋と言った。山梨では人気店のようで、特に限定ラーメンを多く排出しているようである。
 
話は更に反れて今年の初頭の話。
神奈川県に前述の円熟屋が出来たと言う話題が私の行きつけの掲示板からもたらされた。まぁ、静岡からだと山梨に行くのも神奈川に行くのも大して時間差がない。どちらも軽く2時間コースである。しかし、行き易さと言うか行き慣れていると言う部分では神奈川の圧勝である。取りあえず取材予定店にエントリーしておいた。
 
話を戻して今日は土曜日。
朝から会社のソフトボール大会がある。もう何度かラー紀内でも書いたが改めて書くと通常、月に一度のスポーツ行事は午前中で終わるのだが、年に2回のソフトボールは一日行事だ。会社から弁当も出るし、お茶やジュース、果ては生ビールサーバーから生ビールも出てくる。(勿論、ビールは運転者以外にだが)10月だと言うのに今日は朝から天気が良く、日差しがジリジリと音を立てているようだ。
ソフトボール大会は午後3時で終了した。勿論、そのまま帰宅などする訳もなく、私服に着替えてその足で取材へと出掛けた。
取材予定店を眺めながら色々と考えた。富士市に出来た新店の取材も悪くないが時間が3時過ぎなので営業しているかが微妙だ。そう考えると2時間程度の移動時間があった方が都合が良い。と言う訳で神奈川へ向かうことに。最近、ご無沙汰になっている藤沢市に前述の円熟屋のエントリーがあったので早速、取材を開始した。
 
2時間後。
時計は5時40分を指している。開店時間が5時半からなので開店して間もない訳だ。店先に「P裏にあります」と書かれていたのでそのまま店の裏手へ。何台分かの駐車スペースが確保されている。この店、近くに駅がないので車での来店を意識してくれているのは客としては願ったり叶ったりだ。入庫後。店へと向かう。
店内に入ると左手に券売機がある。ボタンが50個以上ある大きな券売機を前に圧倒される。正直、この店は何がウリなのか、あまりよく判っていない。仮にお目当てがあったとしても、この数のボタンからお目当てのメニューを探すのも一苦労であろう。オーダーは食券制。無難に豚骨しょうゆ味玉をオーダーした。
店内は厨房に面したカウンター席とテーブル席の構成。寸胴に一番近い、入口前の端席に陣取った。
店員がお冷と共に食券を取りに来る。
「ラーメンとつけ麺、どちらにしますか?」
どうも食券はラーメンとつけ麺が共用されているようだ。ラーメンでお願いした。
厨房観察。
前述したように今回の席は寸胴の目の前。コンロか蒸気の熱の関係か、前の方から熱を感じるちょっと暑い席だ。一際大型の寸胴が1器。中型が大小2器の計3器が仕込み用のようで、営業用の寸胴は非常に小型の物が別にある。大型の物は言わずもがなげん骨を炊き出しているようで大きな木杓(きじゃく)でかき回している。中型の物の一つは大量の煮干しから出汁を取っている最中のようである。
調理自体は雪平鍋を使用した小鍋系スタイル。麺茹では深ざるを使用したもの。湯切りは丁寧かつ素早く力強い動作で申し分ない。
そしてラーメンがやって来た。先ずはスープからすすってみた。
おぉっ、これは美味いぞ!心の中でガッツポーズ。豚頭を使用した印象のスープは若干のザラつき感はあるものの、適度な粘度がある一方、獣臭は極力抑えてある。かと言って物足りなさがない絶妙な線を狙ってきている。とんこつが苦手な人ってあの豚臭いのが苦手…という人が多いが、それが全くないとマニア的には飲み応えをスポイルされたようでガッカリする。このスープはそのどちらにもある程度の満足感を与える事が出来るように思えた。併せる醤油ダレも塩梅がよく、スープのコッテリ感を引き出す呼び水のような効果を果たしているように思えた。具も含めたラーメン全体のルックスから家系を彷彿とさせるが、鶏油に頼ったコッテリ感ではない。
麺は太ストレート麺。かん水の量は標準的。加水率は若干低めな印象を持った。デフォルトの茹で加減は意外と硬茹ででやや独立感はあるものの、重厚なスープを上手い具合に受け止めている。やや低加水な印象は麺の歯切れを由来とする印象でややサクッと感がある。
具はチャーシュー、味玉、ほうれん草、のり、ネギ。前述した通り、具のラインナップを見ると家系のそれである。チャーシューは豚バラ肉使用の茹で豚。超柔らか仕上げで箸で掴むとホロホロと崩れていく。特筆すべきは味玉で黄身も白身もトロトロで美味。味付けも穏やかで好みだ。この味玉は美味い。
券売機のボタンの多さに圧倒され他にどんなメニューがあるのか気になった私は帰宅後。ネットでこの店の事を調べてみたのだが、普通のとんこつ、とんこつ醤油、つけ麺、とんこつ魚介、二郎系、普通の鶏ガラ醤油、煮干しを使用した醤油や塩、挙げ句の果ては油そばまで何でもある感じだ。この店だけでラーメン業界のトレンドをほぼ網羅していると言っても過言ではないのではないか?と思ってしまうほど強力なラインナップ。いやはや大したものである。

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