ちょっと一杯!でもラーメンもある
たちのみどころ よりみち
【閉店】立ち呑み所 寄り道

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SHOP DATA
住  所
電話番号
営業時間17:00~23:00(月~金)
17:00~22:00(土)
定休日日曜
席数カウンター7
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚12'45.4''
E138゚55'19.1''
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最寄駅岩波駅(JR御殿場線)
取材日2010/01/29その他の情報...

メニュー

本格つけめん
800円
寄り道らぁめん
700円
 
麺の大盛り(2玉)
200円
 
■サイドオーダー
  豚カルビしょうが焼き
300円
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昨日に引き続き、今日も野暮用で御殿場に向かおうとしていた。定時上がりの私は決まって新幹線で三島に戻るのだが、品川~小田原間で架線の断線による停電が発生し、ダイヤが大きく乱れていると聞いた私は急遽、鈍行で三島に戻ることを余儀なくされた。
ちなみに本日も夕飯は何処かで取らなければいけないのだが今日に限ってはアテがあった。実は昨日取材した雪ん子に行く前、私はある人物に電話をしていた。
 
話は反れてちょうど一年前の事。
会社の後輩が突然の退職をした。軽音楽部で同じ部員だった彼はギター繋がりで弊社社長とも親交が深い。当時。社長から聞いた話では飲食関係の店をやりたいために退職した旨の話を聞いていた。
 
話を戻そう。
そう。電話をしていた相手と言うのは元会社の後輩。昨日、店に向かうつもりで電話をしたのだが、本人が店に出ていない旨を聞かされたので今夜、伺うことを事前に話していたのだった。
 
三島に向かう電車の車内で携帯が着信した。電話の相手は野暮用先の人で、用事自体が中止となったと言う内容だった。しかし、後輩には行くと伝えてあるし…。私は携帯で電車の時刻表を調べ始めた。
「おっ、意外と接続が良いぞ」
後輩の店はJR御殿場線の岩波駅前にある。今、電車は原駅を通過した所だ。このまま沼津駅で乗り換え現地に向かおうと考えるまで大した時間はかからなかった。
数分後。沼津駅に到着した私は御殿場線が発着する5・6番ホームに移動。岩波駅を目指した。
 
20分後。
いつもとは違う車窓からの風景と見慣れない客層にちょっとだけドキドキしながら岩波駅に到着。乗り越し清算をして改札を出た。ガラスを多様した綺麗な駅舎。駅前のロータリーの横に店はあった。
その店を「寄り道」と言う。会社帰りにチョコっと立ち呑みして帰るにはちょうど良い立地。席と言う概念はないのだが7名も入れば一杯になるであろう。
無事に後輩とも会えた。そして話では聞いていたが共同経営している方にも挨拶した。この店は立ち呑み屋なので酒とちょっとしたつまみが置いてあるのだが、何故かラーメンとつけ麺もある。この事実は勿論、事前に聞いていた事で今回の取材もこれが目当てである。とは言え、野暮用も中止となり電車で来ているので先ずはビールで乾杯!プハーっ!この一杯のために生きてるな!
その後、もつ煮、鴨ロース、豚カルビしょうが焼きなどをアテに酒が進む。2杯目からはバーボンにスイッチ。ソーダ割りを2杯。ヤバい。飲んでばかりだと麺が入らなくなってくる。後輩と後輩の友達であるお客を相手に1時間半ばかり談笑。御殿場線自体、本数が少ないので電車の時間を過ぎると次の電車が来るまで時間がかかるので更に酒の量が増えるばかりである。
そして、いよいよ本題のラーメンであるが、通常のラーメンとつけ麺がある。オーダーは口頭。つけめんをオーダーした。ちなみにつけ麺と1ドリンクをセットにしたお得なセットもある。オーダーは逆だったが直前に飲んでいたバーボンはラーメンとのセット料金になったようだ。
厨房観察。
スープ用の寸胴はステンレス製の非常に小さなもの。店舗自体も非常に小さく狭いためギリギリの大きさである。麺茹では深ざるを使用したもの。大釜の淵に深ざるを引っ掛けて茹でている姿は静岡市内のきじ亭を思わせる。ベースのスープは若干、濁りのあるものだ。
そして、つけ麺がやってきた。先ずは麺から食してみた。
麺は中細麺に軽いウェーブを持つもの。かん水の量、加水率共に標準的な印象を持った。冷水でキッチリと〆てあり、コシと言うか歯応えがシッカリしている。この麺は意外と美味いかもしれない。そしてつけ汁の中へ。
つけ汁のベースは鶏ガラを軸にした印象。豚の風味はあまり感じることがなかった。焼肉のタレを連想させる醤油、胡麻油、荒挽きのコショウ、味醂などが合さったような味わい。つけ汁の3要素である「甘辛酸」で言うと甘みと醤油や荒挽きコショウの辛味はあるが、酸味はあまり感じない。しかし、提供時に添えられる液体を加えることで酸味は好みで足すことが出来ると言う。酸味のあるつけ汁が苦手な私にとって、この配慮はありがたい。その液体と言うのが米酢とは明らかに違う褐色を備えたもの。直接、舐めてみると柔らかな酸味とフルーティーな甘みを持つ液体であった。この味、何処かで舐めた覚えがあった。
「それはバルサミコ酢です」
後輩が教えてくれた。実はアイスにかけても美味い事を知った私は自宅にバルサミコ酢を常備しているのだが最近はご無沙汰であった。酸味が穏やかなので結構な量を入れてもなお、咽返(むせかえ)ることもない。そしてフルーティな甘さもプラスされる。
具はつけ汁内にチャーシュー。麺の器に半身の味玉、削ぎ切りしたネギ、白ゴマ。チャーシューは豚バラ肉使用の煮豚渦巻きチャーシュー。つけ汁に浸っているのでジューシーで超柔らかい。味玉は黄身がトロトロのタイプで私好み。味付けは穏やかである。
食後。スープ割りが出来るかを聞いてみると出来ると言うのでお願いした。鶏の出汁が増強された感じになり飲みやすくなる。足元にはファンヒーター、風除けのテントがあるとは言ってもそこは屋外。熱々の割りスープはホッとした一時を与えてくれる。
駅前には韓国系居酒屋などもあり競合他店もあるのだが、立ち呑みスタイルはお一人様でも気軽に入れるため、本格的な店舗との住み分けも実は出来ているのではないかと思う。
後輩曰く、ゆくゆくは本格的な店舗でラーメンを扱った店も出してみたいと言っていた。どんなに時間がかかってもその夢、実現して欲しいものです。その時は是非、取材してみたいものです。
今後の展望を活き活きと語る後輩を見て、ちょっとした羨ましさと共に、少し安堵した気持ちで店を後にした。

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