半世紀の旨味が凝縮!
のみすけはんてん
呑助飯店

photo

SHOP DATA
住  所愛知県名古屋市千種区今池5-14-8
電話番号052-731-0396
営業時間18:00~23:30(月・水~日)
定休日火曜
席数カウンター12 座敷12
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚09'50.9''
E136゚56'35.1''
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最寄駅今池駅(地下鉄桜通線)
今池駅(地下鉄東山線)
取材日2009/11/29その他の情報...

メニュー

ラーメンA.伝説の油こってり濃い口
550円
ラーメンB.あっさりしょうゆ系薄口
550円
チャーシューメンA.伝説の油こってり濃い口
700円
チャーシューメンB.あっさりしょうゆ系薄口
700円
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月曜日の名古屋出張を利用して自腹前泊しています。管理人です。
昼に全行程を産業用ロボットが作ると言う全国的に見ても非常に希なラーメンを食した私は折角なので初めての名古屋観光。もう、何度か名古屋には来ているし、数年前にはT氏に名古屋を案内してもらったこともあるのだが残念ながら名古屋城だけは一度も見たことがない。同市内に居ながら天守閣の一片さえ見たことがないのである。
と言う訳で名古屋城を見ながら時間潰し。ちなみに昼の取材記はドトールに入って書いてしまっている。
地下鉄を乗り継いでやって来た名古屋城。初めて金のしゃちほこも見た。もちろん、天守閣にも登ってみたが、城の内部は博物館のような展示があり、情緒はない。しかも、エレベーターまである。もちろん、私は階段で天守閣へ。7階に相当する部分が天守閣だ。何だか微妙である。
それから宿に一度戻りチェックイン。夜の取材先をネットで調べながら暫しの休息を取って夜の取材へ向かった。
目的の店は今池と言う場所になる。今池と言えば過去に味仙と言う台湾ラーメンで有名な店を取材した事がある。最寄り駅はそのまま今池駅である。
地上に上がり店を探そうとしたが雨が降り出していた。今日の名古屋地方は午後から雨の予報だったがここまで何とか持ち堪えてきた感じだったがいよいよと言った感じだ。傘を持っていないので先ずはコンビニで傘を購入してから店へと向かう。
店は簡単に見つかった。ダイエー通りと言う判りやすい道すがらにある。なかなか年季の入った店構え。早速、入店する。
店内に入ると若い女店員とおばあちゃん、初老の男性の4名で切り盛りする店内。お一人様なのでカウンター席に陣取った。オーダーは口頭。今回のお目当てであるラーメンA(伝説の油こってり濃い口)をオーダーした。
今回のラーメンについてあまり話をしていないので説明しよう。この店は終戦直後開店した創業半世紀の店で呑助飯店と言う。今回、オーダーしたラーメンであるがスープにこれまでに聞いたことのない特徴がある。それは、焼いた豚ガラを煮込んであるのだが、その煮込まれている鍋(寸胴?)の火を絶すことなく、継ぎ足し継ぎ足しで来ていると言うのである。乳化なんて言うかわいい代物ではないのが判る。巷のブログなどでレポを見てみるとその丼の中は真っ黒で別名を「重油ラーメン」と呼ばれている。ひたすら油ギッシュな一杯で好みがハッキリと分かれるタイプのスープらしい。
厨房観察。
非常に興味深いそのスープが入っている鍋を見てみたかったのだが、カウンター越しのその部分だけ高い衝立があって観察を阻む。麺茹では深ざるを使用したもの。湯切りも結構丁寧であるが事前情報ではデフォルトで柔茹でのようである。前述のおばあちゃんは餃子の担当らしく、この店の2枚看板にもなっている。しかし、餃子を食べるとラーメンが美味しくなくなるので今回は諦めた。丸い鉄鍋で焼かれる餃子はカリカリしてそうな焼き目で美味しそう。ただ、中の餡がこれまでの餃子とは一線を画すものでニラなどの緑系の野菜は入っていない様子の白いもの。原料が何なのか非常に気になった。
そしてラーメンがやって来た。事前情報で知っていたが表層は油の層で被われているため湯気が立たない。と言うことは結構灼熱系のスープである事が判るので注意が必要である。早速、スープをすすってみた。
ベースのスープは前述の通り、豚を軸にした物である。表層の油は無味であり、舌への味の伝わりを阻害している感じがある。このスープの黒は骨をローストした時の焦げが主成分のようで、マー油のように粒状の粉が確認出来る。この色やメニュー名の「濃い口」から想像してさぞ塩っぱいイメージを持たれるであろうが決してそんなことはなく、どちらかと言えば薄味な印象。これは油を飲みきる後半においても持続しているのでスープ自体の素性が薄味なのであろう。油は意外とサラっとして嫌味がなく、クドくて仕方ないと言う印象はない。ハマる人は非常にハマる味。化学の力も使用しているであろうケミカル的な甘さも後味に感じた。
麺は中細のストレート麺。かん水の量、加水率共に標準的な印象を持った。茹で加減は事前情報通り、デフォルトでは柔茹で。足の早い麺なのか、コシはあまり感じられない。スープから掬いあげるとテラテラと油をまとって出てくる様は圧巻。しかし、食後感として口のまわりがヌメヌメと言うことはない。
具はチャーシュー、メンマ、ネギ。チャーシューは豚モモ肉使用の煮豚。ネギはこのスープにおいて清涼感を与える唯一の物。吉田家の生キャベツを思い出していた。
半世紀の間。煮込まれ続けているスープなんてそうそう体験出来るものではない。今回は味云々と言うよりは貴重な体験をさせて頂いたと言う印象の方がある。
ラーメンと言う一つの物に焦点をあてて紹介している訳だが、昼のロボットラーメン然り、今回のラーメン然り。これだけ広がりのある物がある名古屋って改めてスゴい場所なんだと感じずにはいられなかった。

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