「むろ醤油」って何?
しおさい
【閉店】潮菜

photo

SHOP DATA
住  所
電話番号
営業時間11:30~0:00(月~木・土~日)
定休日金曜
席数カウンター9 座敷18
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  34゚52'22.8''
E139゚06'25.6''
地図を見る
最寄駅伊豆高原駅(伊豆急行線)
取材日2010/05/08その他の情報...

メニュー

むろ醤油チャーシュー麺+卵
960円
むろ醤油ラーメン
650円
むろ醤油チャーシュー麺
900円
むろ醤油ねぎチャーシュー麺
980円
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GWもあっと言う間に終わって今日は土曜日。何だか朝からダルい感じで起きたら既に11時。神奈川へ取材に行く気が何となくない。そもそも、GWに4軒も取材した直後だ。取材記を書くのも結構時間がかかるので週一ペースくらいじゃないとどうにもヤル気が出ないのだ。
先ずは朝風呂に入り、着替えて家を出たのは良いのだが何処へ行こう?何も決めないまま伊豆の方に車を走らせていた。それにはちょっとだけ訳がある。
 
先日の事。
ある読者の方からメールを頂いた。その内容は取材予定店に掲載していた「銀座 共楽」と言う店が既に閉店しているという情報だった。この店を掲載した発端となるのが東京の銀座にある「共楽」と言う店の存在。この店も読者の方から教えて頂いた情報だったのだが、共楽と言う店をネットで探すうち、稲取にも同じ屋号の、しかも「銀座」と付いていることから修行した方がやってらっしゃるであろう店がある事を知ったからである。
 
話を戻そう。
私は生存確認を兼ねて稲取に向かった。国道136号線を南下して修善寺から中伊豆を経由。大室山方面から国道135号線へ合流するルートである。
店への道すがら、ある看板が目に入った。目ざとくもとんこつの文字を見つけてしまったのである。見覚えのない店だが今はとにかく共楽へ向かおう。
 
そして車は稲取駅前付近に到着。店があったであろう場所は黒塗りの木製の壁。暖簾かけも見えた。看板がかかっていたであろう入口上にはスポットライトだけが残っていた。完全に潰れている感じである。ちなみに時間は午後2時過ぎ。ここまで来て未だ昼食を食べていない私。さすがに少し腹が空いてきた。しかし、稲取まで来てリカバリーがある訳ではない。前々から思っていたのだがこの店の取材をする際。店が定休日だったりしたらリカバれないなぁと当時、思ったことがある。伊東まで戻って久しぶりに吉田家でも行くか?そんな事を考えていた時、行きがけに見かけた店の事を思い出した。
まぁ腹も空いてきた事だし、取り合えずと言った感じで135号線を戻ることにした。
 
20分後。
先ほど見かけた店に到着。その店の名を「潮菜」と言った。店先に駐車場があるので入庫後。先ほど見かけた看板を撮影する。「とんこつ」の文字の下には「むろ醤油」と言う聞き慣れない文字が。
『むろ醤油って何?』
そんな事を思いながら入店する。
店内はカウンター席と座敷の構成。先客は座敷に2名。未だ入店したばかりのようでメニューを見ている。私はいつものカウンター席に陣取った。
席に備え付けのメニューを見てみる。確かにとんこつラーメンは存在するのだが気になっているのは「むろ醤油」と言う言葉。どうも「むろ鯵」を使用した醤油味のスープのようである。ここでとんこつラーメンを頼んでも良いのだがどう考えても業務用が出てくるのは目に見えている。それならネタ的に「むろ醤油」をオーダーした方が面白いのではないか?そう言う考えも頭を過ぎった。オーダーは口頭。保険の意味でチャーシュー麺、卵をオーダーした。
厨房観察。
大きな寸胴が1器。確認出来る。スープは小鍋で加温してから提供される小鍋系。丼に醤油ダレ等を入れた後、コーヒーポットから結構多めのオイルが注がれていた。麺茹では深ざるを使用した物。先ほどの丼が麺茹で機の上で加温されており、丁寧に調理されている様子が窺えるも湯切りはやや甘く二振り程度。もう少し、湯を切った方が良いのではないだろうか。
そしてラーメンがやって来た。先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープは鶏ガラ、野菜などを中心とした清湯スープ。透明度の高いものである。スープ表層のオイルをかき分けてスープをすするも、あまり魚介の風味を感じることはない。先日、鯵の干物を使用したスープと言う物を食した事がある。鶏白湯と合わせることによりそれなりの出汁感があったのだが、こちらは清湯系なので出汁感は更に弱く、インパクトはあまりない。醤油ダレの効かせ方も穏やかなのもその一因になっているのだろう。全体的にボヤ~っとした印象である。表層のオイルは前述通り、多めで香ばしい香油のようである。
麺は細縮れ麺。かん水の量は多め。加水率は標準的な印象を持った。縮れが強く、スープの持ち上げは悪くない。この濃さのスープには細麺が合っていると思う。麺量はやや多め。
具はチャーシュー、メンマ、のり、ネギ。そして別注の卵。チャーシューは豚バラ肉使用の煮豚。超柔らか仕上げ。味付けは穏やか。独特の風味を持っている。卵は黄身が溶け出さない程度の茹で加減。半身に割られて供され、スープの中に水没していた。
むろ鯵を使用したスープと言う事でネタ的には申し分ないが、鯵自体の出汁感の弱さには物足りなさを感じている。かつを節や煮干しの強烈な魚介風味に慣れてしまっているせいもあるのではないかと思うが動物系にせよ、魚介系にせよ、出汁感のない味にグッと来ない自分を再認識させる一杯である。

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