あまねガード、知ってる?
ばんちょうらーめん
【改名】番長らーめん

photo

SHOP DATA
住  所
電話番号
営業時間
定休日無休
席数カウンター6 テーブル6
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚05'55.1''
E138゚51'38.1''
地図を見る
最寄駅沼津駅(JR東海道本線)
沼津駅(JR御殿場線)
取材日2009/02/20その他の情報...

メニュー

番骨らーめん
850円
らーめん(醤油)
680円
らーめん(塩)
680円
焼豚らーめん(醤油)
880円
more...

先日のこと。
某巨大掲示板を見ている時のことだ。
聞き覚えのない店の名が記載されたある書き込みを見つけた。正確な店の場所を示す情報は書かれていなかったが唯一、「あまねガード」と言うキーワードが書かれていた。
「ガード」と聞いて皆さんは何を思い浮かべるであろうか。普通の人なら例えばサッカー観戦中の「相手のディフェンスのガードが堅てぇなぁ」「ガード」だったり、「超立体ウルトラガードで多い日の夜も安心!」「ガード」だったりする訳だか、静岡県の、それも東部地方に住む者達が思い出すのは沼津市にある「中央ガード」「三つ目ガード」「のぼり道ガード」「沼津ガード御三家(勝手に命名)」であろう。(無理矢理でスマン!)
しかしだ。「あまねガード」は聞いたことがない。何処にあるガードなのであろうか?ダメ元で「あまねガード」でググってみると意外にあっけなくその答えを知ることが出来た。
平成16年5月のこと。当時の静岡県が沼津にある中央ガードの新しい名称を公募したらしい。その結果、旧中央ガードは「あまねガード」と言う名前になった。と言う記載が確認出来た。
確かに中央ガードはここ数年で綺麗になり、スッカリその姿を変えたのは知っていた。しかし、ガード自体の名称が変わっていたのは初耳だった。事の素性は違えど三島にある「六本木交差点」同様、「中央ガード」と言う名称を使うのは年輩者だけになるのであろうと勝手な想像をしたりする。
という事はだ。沼津駅から非常に近い立地で新店の取材が出来る可能性が出てきた事になる。話は少し反れるが私は今週の土日は非常に忙しいのである。
土曜日は会社の月に一度のレクレーション&会議で取材が出来たとしても夜のみ。日曜もバンドの練習が昼に入っていて、取材が出来るのはやはり夜のみになるであろう。昔は当たり前だった「2日間神奈川往復」も、その効率の悪さから止めている昨今だ。平日に1店舗取材すれば土日のどちらかにもう1店舗取材出来れば、更新軒数的には満足いくものとなる。
 
話を戻そう。
そして今日は金曜日。どんなラーメンが出てくるのか、事前情報が全くないので判らないのであるが、沼津なら途中下車をすれば取材も可能である。早速、取材を開始した。
夕刻。
時計は午後7時半過ぎを指している。取りあえず旧中央ガードがある方向に歩き出した。沼津駅は北口と南口があるのだが、繁華街と言う立地を考慮し、南口から探索してみることにした。旧中央ガードの北口側の出口には知っている人は知っているであろう有名店、北口亭や太龍などがある。目的の店が北口側だったらそこそこのラーメン激戦区の様相だ。
しかし、そんな予想に反して店はアッサリ見つかった。隣がホルモン番長と言う店。その並びに本日の取材先である「番長らーめん」があった。この店の位置は昔、SAKURA BARと言う飲み屋だったように記憶している。早速、店内へ。
店内はSAKURA BARを居抜きで、と言うよりそのまま使用しているような印象でバーの(おもむき)をモロに残している。カウンターとテーブルの構成。カウンター席に陣取った。
席に備え付けのメニューを見てみる。醤油、塩の他に「番骨」と言う聞き慣れない、しかし、最もグッと来るネーミングのメニューがある。オーダーは口頭。番骨ラーメンをオーダーした。
7時半過ぎの客の入りはまずまずで6割程度の混み具合。激混みではないが良いスタートを切れているように思えた。と言うかこの界隈はもっと深夜になってからが本当の勝負なのかもしれない。
厨房観察。
一際(ひときわ)大きな寸胴が1器とやや小さめの寸胴が2器確認出来た。注がれるスープは乳化度合いの高い白濁したもので好印象。醤油や塩のオーダーの時は小さな寸胴からスープを(すく)っている。大きな寸胴は番骨専用のスープのようだ。麺茹では深ざるを使用したもの。バーを居抜きで使用している割に大きな厨房はこの店の為に厨房を大きくしたのであろう。カウンターだけを新設し、客席と厨房を仕切る形を取っている。店主と思しき人物はオペレーション自体がまだ慣れていないと言う感じではあるが、これも慣れの問題であり一ヶ月もすれば立派なラーメン屋のオヤジになっているであろう。
そしてラーメンがやって来た。早速、スープをすすった。
ベースのスープはげん骨、豚背ガラ、鶏ガラを使用した印象。乳化度合いの割には意外とアッサリでオイリーな印象は薄い。醤油ダレの効かせ方が弱く、化学の力を借りているようなグルタミン酸系の旨味成分が前面に顔を覗かせる。
麺は中太の縮れ麺。かん水の量は多少多め。加水率は高めの印象をもった。コシがあり、しかも麺肌が滑らかですすり心地がよい。この麺は久しぶりに美味いかもしれない。スープ自体の塩梅が穏やかなので多少の独立感はあるものの、総じて好印象である。
具はチャーシュー、半身の味玉、メンマ、小松菜、のり、ネギ。チャーシューは豚バラ肉使用の煮豚。トロトロで崩れそうである。しかも味付けは醤油でシッカリと炊き込んだハッキリした味付け。この手のチャーシューは何だか懐かしい系で好きかも知れない。味玉は黄身がトロトロのタイプ。味付けも穏やかで好印象だ。
スープ自体の味付け以外は私の好みをかなりトレースした内容でご満悦である。飲んだ後の客をアテにする業態であれば、このスープのアッサリ加減も納得できる。とんこつが苦手な人のためにはちゃんと別取りでアッサリ系のスープも用意している。手を抜かず、それぞれのニーズに的確に応える、ちゃんとした仕事をしている姿勢が窺えた。ラーメン以外につけ麺もあるので機会があれば再食してみたいと思わせる一杯であった。

ページトップに戻る