お前に食わせたいタンメンがある。
ながたらーめん
ながたラーメン

photo

SHOP DATA
住  所山梨県甲府市住吉5-3-6
電話番号055-235-3070
営業時間12:00~14:00(火~日)
18:00~22:30(火~日)
定休日月曜
席数カウンター8 座敷20
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚37'59.8''
E138゚35'00.3''
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最寄駅甲斐住吉駅(JR身延線)
取材日2009/10/18その他の情報...

メニュー

野菜たっぷり平打ちたんめん
830円
ラーメン
500円
塩ラーメン
830円
油そば
650円
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今日は日曜日。いつもなら取材はお休みしてゆっくりしている所であるが、今日に限ってはそうではない。
地元のワンショットバーのマスターとあるラーメン屋に向かうつもりである。しかし、その店に行くのは夜の取材の話。事前の話で昼飯も一緒にラーメンで構わないと言うことだったので色々と考えていた。
今回、夜の取材で向かう目的地は東京都立川市。多摩地区と呼ばれる場所である。そうなると移動は必然的に中央高速が便利になる訳である。そこで私は考えた。
このマスター。最近は崎陽軒のシュウマイ弁当に心奪われているようであるが、そのブームが来る前はタンメンがやけにお気に入りでmixiの日記にも頻繁にタンメンの話を書いている事が多かった。
私は取材予定店を調べてみた。何となく記憶があるのだ。昔、やはりこのワンショットバーで知り合った山梨県に住んでいる方から色々と教えてもらった店の中にタンメンの美味い店が…あった!と言うことで昼は甲府市内でタンメンを食べ、その足で中央高速を使って立川市に向かおうと企てたのである。
午前11時。ワンショットバーの店先でマスターをピックアップすると、裾野ICから御殿場IC。更に東富士五湖道路を経由して大月ICから中央高速へ乗線。甲府市内を目指した。甲府市内なら2時間もあれば到着すると考えていた。しかし、今回取材する店の昼の営業は12時から14時の僅か2時間。これに遅れたら目も当てられない。東富士五湖道路手前の国道138号線は渋滞のメッカ。案の定、渋滞していてちょっとアセり気味である。
13時過ぎ。予定通り目的の店に到着した。その店をながたラーメンと言う。幹線道路から一本外れた立地でお世辞にも商売向きな場所ではない。しかし、店内に入るとそんな心配も杞憂である事に気付かされた。
店内はカウンター席と座敷の構成。ほぼ満席なのである。流石は地元の人間に教えてもらった人気店。ハズレがない。カウンター席が空いていたので陣取った。オーダーは口頭。メニューも見ずにマスターが「タンメン2つ!」と気の早いオーダー。しかし…
「すみません。タンメン用の平打ち麺が終わってしまったのですが、細麺でも良ければお作りしますが」
折角、2時間もかけて来ているのでこの際、細麺でも仕方ない。まぁ、写真撮影に関して言えば麺を写すことはないのでそれでお願いすることにした。
店内の客が何を食べているかを見渡すとほぼ90%以上の客がタンメンを食べているのが判る。隣の客のタンメンの麺を見てみると、中太の不均一な厚さと幅を持つ平打ち麺でかん水はやや多めの艶々した麺肌を持つ物であった。
陣取ったカウンター席は調理台の目の前。厨房観察は思いのままである。ここから厨房観察に入る。
厨房に目をやって先ず気がつくのは何故かノートパソコンが厨房にあることである。これに関してはマスターが店主に「何故、ノートパソコンがあるのか?」を問うと「IT系ラーメン屋を目指しているから」と気の利いた回答。本当だろうか?
客の約9割がオーダーするであろうタンメンは調理に滅茶苦茶手間が掛かる。先ずは豚バラ肉を一口大にカット、中華なべで炒め始めると各種野菜をカットしながらテンポ良く投入していく。更に唯一1器だけ確認出来た寸胴からスープを注ぎ入れ、豚肉、野菜を一緒に煮込みながらスープに味を抽出、馴染ませていく。途中、何度か味見をしながら塩などの調味料で味を調整。麺茹では深ざるを使用したもの。湯切りは遠心力を利用して超ダイナミックに一回のみで切っていく。麺を丼に入れ、スープを注ぎ、具材を盛り付け完成である。
そしてタンメンがやってきた。早速、スープからすすってみた。
おっ、美味いぞ!心の中でガッツポーズ。ベースのスープは鶏ガラを軸にした清湯スープ。スープや豚肉から出るイノシン酸系旨味成分、そして白菜を中心とした各種野菜から出るグルタミン酸系旨味成分を調整用に加えた塩が仲介。丼の中で見事な旨味の調和を見せる。前々からこのサイト内で言っていることだがチャンポンやタンメンなど、肉と野菜をスープで馴染ませる技法は理に叶った調理法であり、複雑な旨味の一体感が得られ易い。炒め油のコクも手伝ってかコッテリ好きの私も物足りなさは感じることがない。
麺はスペシャルオーダー(?)である細縮れ麺。かん水の量は若干多め。加水率は標準的な印象を持った。この麺が非常に細く、番手で行くと博多ラーメンに次ぐくらい細い。しかも縮れているのでスープが拾い易く、旨味を強く感じることが出来る。逆に言うと麺がやや負けている印象にも感じられ易いがこの辺りは好き好きではないだろうか。平打ち麺でガッツリと行くことの多いタンメンやチャンポンであるが、細麺も悪くない。ストレート麺じゃなかったのが救いである。
具は豚バラ肉、白菜、もやし、人参、きくらげ。チャーシューの類は入らない。前述の通り、きくらげを除く具材は炒めることで熱を入れてあり、スープで煮込むことで全ての具材に最終的な熱を入れている。野菜などは適度にシャキシャキ感を残している。
店内の壁には何故か、シャア少佐の赤ザクが店の屋号の入った前掛けをしたポスターが貼ってある。
「お前に食わせたいタンメンがある。」
何故か次長課長、河本氏のギャグを思い出していた。

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