大合唱
らーめん てんがすい
【改名】らーめん 天河水

photo

SHOP DATA
住  所
電話番号
営業時間11:00~15:00(月~日)
18:00~23:00(月~日)
定休日無休
席数カウンター9 テーブル8
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚24'16.7''
E139゚34'03.2''
地図を見る
最寄駅下永谷駅(市営地下鉄ブルーライン)
取材日2008/12/27その他の情報...

メニュー

【夜】つけめん(背脂)+中盛+づけ玉子
900円
【昼】らーめん
700円
【昼】ちゃーしゅーめん
1000円
【昼】特製らーめん
900円
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文頭から話は反れて先日のこと。
せんだいと言う家系チックなラーメンを出す店を取材した訳であるが、この取材の時はいつもの「気まぐれ」からエラいことになった。
家系が食べたいと言うことで当初考えていた店を止め、渋滞が激しいとはつゆ知らず、取材先を変更した挙げ句、その店も取材できずに結局、夜9時過ぎになってやっとの思いで夕飯にありついたと言う苦い思いをした。
 
その時の当初の目的の店と言うのが今回取材した天河水(てんがすい)と言う店である。久しぶりに川崎での取材を終えた私は、いつもの如くネットカフェに入り時間を潰した。
夕刻。今回は初志貫徹と言う事で早速店へ向かった。
店は環2沿いにある。現地近くに到着すると本牧家が目と鼻の先にある立地だ。店先に2台分の駐車場があるのだが既に満車状態。仕方なく近所のパチンコ屋の駐車場に入庫して店までは徒歩で向かうことにした。
店先に到着する。思った以上に大きな店舗で若干ビックリだ。店の外観を撮影し入口に向かう。入り口には駐車場の案内が貼ってあって店先以外にも少しだけ離れた場所に駐車場を確保しているようだ。ガラス張りの入り口から中が見える。券売機の前まで待ち客がひしめいていた。
ふと、入り口の下の方に目をやると「準備中」とかかれた木片が目に止まった。暖簾はかかっているのだが準備中とはどういうことだろうか。夜の営業時間は午後11時までなのだが既に材料やスープが切れてお仕舞いと言うことなのだろうか。時間はまだ午後7時半を回った所だ。ここまで来て諦める訳には行かない。中に入って確認してみる必要はあるであろう。それでもダメなら最悪リカバリーするしかない。
店内の待ち客が若干引けたので入店。食券を買う前に女店員に声をかけた。
「そこの入り口に「準備中」って札があったんだけどまだ大丈夫?」
女店員は謝りながら「まだ大丈夫」だと言っていた。客が混乱するので早急に裏返すなり、仕舞うなりした方が良い。
この店は昼と夜で出てくるラーメンが違う角ふじのような二毛作スタイル。ちなみに夜は二郎系のラーメンが出てくる。しかし、夜の部でもつけ麺があるらしい。しかも「かつお」「ゆず」背脂と三種類から選べるようだ。オーダーは食券制。腹も空いていたのでつけめん(背脂)、中盛、づけ玉子をオーダーした。
店内はカウンターとテーブルの構成。外観の大きさから考えると席数は意外と少ない。9席あるカウンターは厨房に面し、5席と4席に分かれている。4席の方は満席。5席の方は奥の2席に既に客が居た。女店員によって一つ空けた4席目に通された。
厨房観察。
厨房内は20代と思しき若者ばかり7名で切り盛りされる。この規模でこの厨房で7名が必要か?と感じてしまう。ラーメンの調理担当は2名。スープとヤサイ(キャベツやもやし)を茹でる者。そして麺茹でを担当する者である。後の5名は皿を洗ったり、餃子を焼いたり。でも7名は多過ぎると感じた。人件費がバカにならない。
着席後、暫くして2名の客が入店してきた。女店員から5席目に行くようにお願いされたので5席目に移る。2名の客は3、4席目に着席し5席分のカウンター席が満席となった。
「ありがとうございます!」
厨房から若者7名の大きな声であいさつされた。
営業用のスープは小ぶりな寸胴でその出番を待っているが湯気が出ていない。実際の調理を見ているとオーダーが入ってから小さな片手鍋で加温してから丼に注がれるようだ。また背脂が入っている寸胴も別にあり、やはり一緒に加温されているようだ。つけ麺用のつけ汁はこの小鍋では加温せず、電子レンジによって加温されているのが判る。
麺茹では深ざるを使用したものだ。麺箱はダンボールであり製麺所の名前は記載されていなかった。茹で時間はキッチンタイマーによって管理されているようだ。
女店員が両手につけ麺を持ってやってくる。いよいよか?と思ったが私の所はスルーして後から入った隣の2名客の所へつけ麺を持っていった。何だか順番が違うんじゃないの?と考えたが黙って事の成り行きを見守っていた。やはりその2名客は「頼んでない」と言ってつき返す。ここで私は気が付いた。先程の席の移動が考慮されていないのである。
渡した食券には席の番号が書いてあるはずである。私が移動した際、その番号の書き換えを怠っているのである。勿論、私は勝手に席を移動した訳ではない。女店員の指示通り移動したまでである。
「多分、私のですよ」
そう声を掛けてやった。程なく隣の客のオーダーした物も運ばれ、厨房からは「申し訳ありません!」とまた大合唱である。シーンと静まりかえる厨房。嫌な空気感が支配した。
気を取り直して早速、麺から食してみた。
麺は極太の縮れ麺。かん水の量は標準的。加水率は多めの印象を持った。二郎を意識しているのが判る。ゴワついた極太麺は強力粉やオーションを使用しているのであろう。ネチッとした強烈なコシが印象的で更に冷水で〆てあるのでその印象はより一層である。
つけ汁は豚背ガラ、鶏ガラを軸にした印象ではあるが、味の輪郭は背脂が支配的。とにかく背脂の量はハンパねぇ。醤油ダレ自体も薄味であることから一層背脂の存在感が感じられる。しかも、背脂の大きさが大きく、ちょっとした杏仁豆腐状態である。多少、一味唐辛子も振ってあるようであるがその存在を味に感じることは出来ない。
具はチャーシュー、ネギ。そして別注のづけ玉子。チャーシューは豚バラ肉使用の茹で豚。味玉は黄身がほぼ黄身の状態であるが白身はシッカリと熱が通っている。美味。
大量の背脂でどこまでもクドい印象である。可能ならもう少し濃い味付けの方が良い。つけ汁の持ち上げも悪く、麺ばかりが主張してくる。途中でクドくて苦しくなってきた。
スープ割りも出来るのでスープ割りをお願いする。スープ割りをすると若干ではあるがクドさも中和され、何とかつけ汁を完飲することが出来た。危ないところであった。
食後。「ごちそうさまでした」と挨拶すると「ありがとうございました!」とまた大合唱で送り出された。
店を出ると先程の「準備中」と書かれた木片が未だそのままになっていた…

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