気合いと根性
ほんけ だいこくやほんぽ ひらいてん
【閉店】本家 大黒屋本舗 平井店

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SHOP DATA
住  所
電話番号
営業時間11:00~15:00(月~日)
18:00~23:00(月~日)
定休日無休
席数カウンター10 テーブル12
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚42'19.1''
E139゚50'43.9''
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最寄駅平井駅(JR総武本線)
取材日2008/11/23その他の情報...

メニュー

汁なし大黒麺+半熟味玉
800円
つけそば(昼のみ)
750円
中華そば(昼のみ)
700円
つけ玉そば(昼のみ)
850円
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勤労感謝の日を含む3連休を利用して東京に来ています。管理人です。
昼に田町の三田製麺所を取材した私はそのまま池袋に移動した。先日、「いきなり黄金伝説」と言うテレビ番組でつけ麺としゃぶしゃぶを一緒に食すことが出来る店というのを紹介していた。その店を取材しようと考えていたのだった。
店は通し営業なので早速店に行ってみた。流石はテレビの影響で店先には10名ほどの行列が出来ていた。私は食べた直後なので先ずは腹を空かせないといけない。そのまま池袋駅前のネットカフェに入り、先ほどの取材記を書きながら腹が空くのを待つことにした。
 
取材記も書き終え、ラーメンデータベースと言うHPを見ている時のこと。前々から思い出そうとしていた、そう、あの東京ウォーカーのラーメン特集に載っていた、とみ田の店主がプロデュースしたって言う… あ~っ、これだ!
 
話は反れて今年のGWのこと。
今年のGWは関東ラーメンツアーと銘打って行われた。東京を飛び出し、千葉県で一発目のラーメンを食した。とみ田というその店は本当に美味いつけ麺を出す店で麺量、つけ汁の濃度、具の大きさ、どれをとっても若者向きで40過ぎのおっさん2人は大変な苦戦を強いられた取材だった。実兄の企みではとみ田の後、「匠神角ふじ」と言う店との連食を考えていたらしいが、とみ田でKOされた2人は諦めたのだった。
 
話を戻そう。
その思い出せなかった店の名は大黒屋本舗と言う。東京ウォーカーによれば、昼はとみ田でお馴染みの大勝軒系、夜は前述の角ふじ系の二毛作であると言う。このあたりから自分の中で何かがグラグラし始めていた。
 
夕刻。
ネットカフェを出た私は先ほどのつけ麺としゃぶしゃぶを一緒に食べれる店へと向かった。時間は18時少し前。夕飯時には少し早いためか店先には行列もなく、直ぐにでも食べれそうである。しかしだ。この店のつけ麺は確かに珍しいが美味いと言う保障はない。東京に来ると何故かネタ的なラーメンばかり食べてしまう傾向にある私であるが…
『お前はしゃぶしゃぶが食べたいのか?』
自問自答してみた。別にしゃぶしゃぶが食べたい訳ではない。そう考えると一気に大黒屋本舗への思いが沸々と沸いてきた。マリッジブルーって多分、こんな感じなんだろうなぁ(多分、違う)そんな訳で池袋駅を目指し歩を進めることにした。
これから取材する大黒屋本舗は平井店と言う支店である。大黒屋本舗の本店が何処にあるのか?正直判っていない。そして「角ふじ」というのがどんなラーメンを出すのか?これも判っていない。実は何も判っていないのである。ただ、記憶の片隅に残っているのは実兄の言葉だった。
「角ふじは量が多い」
なので、とみ田でKOされた2人は角ふじを諦めたのだった。
最寄り駅の平井駅は総武線沿線の駅。江戸川区に来たのは初めてだった。駅から店までは徒歩で5分程度。県道に面した場所に店はあった。当初、心配していた行列もなく先ずは一安心。早速店内へ。
店内に入ると券売機がある。オーダーは食券制。券売機の上半分は昼のメニューが並び、全てに売り切れを意味する×印が点灯している。下半分の夜メニューを見てみる。特に目的のラーメンがある訳ではないので店の名が付いた大黒麺、半熟味玉をオーダーした。ボタンの上部に貼り紙がしてあり、汁なしが出来ると言う。食券を渡しながら「汁なしで」とお願いした。
店内はカウンターとテーブル席の構成。店はほぼ満席状態である。カウンターは厨房に面した場所と少しだけ離れた場所にある。私が通された席は入口に近い場所で厨房からは少しだけ離れている。
厨房観察。
麺茹では深ざるを使用したもの。奥でスープの入った寸胴から濾し網とお玉を利用してゴリゴリとスープを濾しているのが見えた。ほぼ作業は終盤らしく、少量残ったスープを寸胴ごと持ち上げている。中身が入っていないからとは言え、あの大きな寸胴を片手で持ち上げてしまう腕っ節の良い男性店員。前々から思っていたがラーメン屋は体力勝負である。
カウンター席には二毛作であることが書かれているのだが、ちょっと嫌な事が書いてあった。
「夜は角ふじ系(二郎インスパイア)」
「角ふじは量が多い」と言う実兄の言葉が理解できた。二郎系なのだとここで気付いた。厨房に目をやるとたまたまではあるがビニール袋に入った大量のもやしが見えてしまったのだ。段々ビクビクしてきた。
客席に目をやり、他の客のオーダーを見ていると何故か皆、つけ麺を食べている。つけ大黒と呼ばれるメニューであろうか。隣の客もつけ麺である。誰も二郎系と思しきメニューをオーダーしてしない。嫌な予感は的中してしまうのであまり考えないようにした。
そうこうしている内に何故か生卵が供された。「あれ?」と思い券売機を眺めると「生卵」と言うボタンがあった。
『味玉と間違えたのか?』と思った。まあオーダーは汁なしの油そばだ。どうせ混ぜちゃうんだから生卵はアリだ。逆に味玉みたいに固形の物は混ぜにくい。そう考えることにした。
そして汁なしがやって来た。そこには驚愕の光景が…
うず高く盛られたキャベツともやしのタワー。やっちまった!完全なる二郎系である。しかもだ。ご丁寧に味玉まで乗っている。別にオーダーミスじゃなかったのだ。汁なしなので混ぜたいのだがどう考えても混ぜることなんて出来ない代物。とにかくヤサイを多少片付けないと先に進めない。仕方なく今回は具から説明する。
具はチャーシュー、ヤサイ、節粉。別添えで生卵。そして別注の半熟味玉。チャーシューは豚バラ肉使用の煮豚。味付けは穏やか。味玉は黄身が溶け出さない程度の茹で加減。味玉はいつもは最後のお楽しみで取っておくのであるが今回は正直、食べきれないかも知れないので先に食べる事にした。
多少、ヤサイを片付けたので麺を底から救い上げてみた。汁なしとは言ったものの結構汁が入っている。と言うか「これって本当に汁なしなの?」って言うくらいに普通にスープが入っている。
麺は太ストレート麺。かん水の量は多少少なめ。加水率は高めの印象を持った。強烈なコシがあり食べ応え充分である。麺量は並でも200g程度ある。底の方からザックリと混ぜ込むと下の方から大きな背脂を含んだ汁が出てきた。
汁は豚ガラを軸にした印象でサラッとしたもの。醤油ダレは甘めで背脂がその甘みを更に加速させる。
200gと言う麺量よりも一緒に混ぜ込んだヤサイや背脂でかなりヤラれている感がある。こうなると後は「気合い」「根性」で食べるしかない。二郎系を食べる時はいつも感じることだが、何故40歳を超えたおっさんが「気合い」「根性」を振り絞ってラーメン食べなきゃならんのだ!でも、残せないんだよねぇ、ラーメンって奴は。
やっぱ真性ラヲタなんだなぁ、私は。

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