老舗の味
ひがしいけぶくろたいしょうけん
東池袋大勝軒

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SHOP DATA
住  所東京都豊島区南池袋2-42-8
電話番号03-3981-9360
営業時間11:00~18:00(月~火・木~日)
定休日水曜
席数カウンター11 テーブル18
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚43'21.9''
E139゚43'19.0''
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最寄駅東池袋駅(東京メトロ有楽町線)
取材日2008/10/18その他の情報...

メニュー

もりそば
700円
ゆでもり(ゆで玉子)
750円
もりチャーシュー
1000円
もりメンマ
950円
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今日は金曜日。
9月まで忙しく仕事をしていたシステムも大分落ち着きを見せ、そろそろ打ち上げでもやろうという雰囲気になってきたようだ。 東京が中心だった今回のシステム開発ではあるが、今日は単身赴任から帰ってきたT氏と久しぶりに東京の出張先に赴いた。
もちろん、昼間は仕事をするのであるが、夜は大打ち上げ大会で大いに盛り上がった。結局、3次会まで行われた打ち上げは深夜2時過ぎに終宴を迎えた。 
 
遠くで中島美嘉の歌声が聞こえる。よくよく聞くと携帯の着信音のようだ…
ハッと我に返りベッドから飛び起き携帯に出る。受話器の先からT氏の声が聞こえた。
昨夜の大打ち上げ大会の後。私とT氏は同じホテルに宿泊していた。今日は土曜日。折角の週末の東京だ。昼にどこかのラーメン屋でも行こうという話しになっていたのだ。
時間は10時。ホテルのチェックアウトの時間である。
「すいません…15分で何とかします!」
大急ぎでシャワーを浴び、下着と服を着替え1階のフロントへ急いだ。フロントのソファーでチェックアウトを終えたT氏が待っていた。
 
さて、どこに行こうか?前日から色々と候補は考えていた。何店かの候補をT氏に告げ、選んでもらう形をとった。T氏が選んだのは「くにがみ屋」という店。ラヲタの皆さんはご存知の方も多いと思うが蒙古タンメン中本のセカンドブランドで焼きラーメンのようなラーメンを出す店である。場所は池袋。早速、現地に向かった。
 
池袋駅の西口から携帯の地図を見ながら進む。駅のスタート位置の設定をミスった関係で若干迷いながらも目的地に近づいていた。ようやく見つけた店ではあるがそこには驚愕の事実が…
何と店舗リニューアルを目的に当分の間、休業だと言う。何ともついていない。
「さすが、本厄の二人が動くとロクなことにならないね」
シャッターの閉まった店先は半地下になっている。私はその半地下な感じに妙な覚えがあった。記憶を頼りに数軒先の店へ向かうと昔、取材した「麺屋 ごとう」の2軒隣の店舗であった。確か、麺屋ごとうの隣には当時、ラーメン王石神秀幸氏がプロデュースした魚のアラで出汁を取ったラーメンを提供している店があったように記憶していたが今は既になかった。また当時、2階には「あ・うん」と言うラーメン店があったと記憶しているが当時、「あ・うん」の店主がワイセツ行為か何かで逮捕されたと言う記憶も浮かんできた。
リカバリーはどうしますか?」
ちょうど、麺屋ごとうを目の前にしている。この店の修行先は言わずと知れた東池袋大勝軒であるが私自身、大勝軒の支店には何軒か行った事があるが、その源流には行ったことがなかった。
東池袋大勝軒と言えば再開発の関係で惜しまれつつ閉店した旧店舗は有名で当時はニュースにもなった。それからファンの熱い期待に応える形で店主山岸氏から2代目店主の下で復活を遂げた店である。場所は池袋の反対側になる。早速現地へ向かった2人であった。
最寄り駅は東池袋駅。旧店舗からもそれほど離れていはいない場所にある。地下鉄の駅を出てすぐ、首都高の高架の下に店はあった。昼過ぎの店舗は10名程の行列ができている。行列に並ぶ前に食券を購入するスタイルのようだ。オーダーは食券制。もりそばをオーダーした。券売機のところにはラーメン界の神様、旧店主の山岸氏もいらっしゃってお客に「いらっしゃいませ」と挨拶をされている。初めてお会いしました。
それから数分で店内へ。カウンター席に通されたがそこは厨房観察がまったく出来ない一番奥である。この時点で厨房観察は諦めた。仕方ないので店内を観察。
店内はカウンター、テーブル席の構成。店舗の間口が大きく、テーブル席の一部はオープンカフェのように屋外にテーブルがある。私たちが腰掛けたカウンター席の壁には旧店舗の開店当時の写真や厨房の様子などの写真が飾られていて、よき昭和の時代を色濃く残している。店内も木材を多様した落ち着いた雰囲気である。
そしてつけ麺がやってきた。早速、麺から食してみた。
麺は太 ストレート麺。かん水の量は控えめ。加水率は高めの印象を持った。茹で加減は意外と柔らかい。所謂硬茹でではない。また、コシと言うものもあまりない。今時(いまどき)のつけ麺の麺とは一線を画す印象が盛り沢山ではあるが、これが開店当時から多くの人に愛される大勝軒の茹で加減であり、食感なのであろう。
つけ汁はげん骨、鶏ガラを軸に魚介系の出汁をブレンドしたような印象。味の輪郭は甘み、醤油の塩味、一味唐辛子由来の多少の辛味、弱い酸味で形成される。当初、もっと甘みと酸味が強い、「甘酸っぱい」感じをイメージしていたが、酸味が弱いのには正直、驚いた。やっぱ何でも実食するのって大切であると改めて思わせる内容である。
具はチャーシュー、半身のゆで卵、メンマ、なると、のり、ネギ。チャーシューは豚バラ肉使用の煮豚。しっかりと味付けされていて美味。ゆで卵はハードボイルドタイプである。
今では当たり前になった豚を中心にした出汁と魚介系出汁をブレンドしたつけ汁に冷やした麺を漬けて食すと言うこのスタイル。このスタイルを既に40年も前に考案した山岸氏。
最近、日本人が多数ノーベル賞を受賞して話題になった。
もしラーメン業界にノーベル賞があったなら、ラーメン業界に残したその偉大なる功績は間違いなくノーベル賞に値するのであろう。

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