湯河原のB級グルメって知ってる?
ちゅうかりょうり はるもと
中華料理 春本

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SHOP DATA
住  所神奈川県湯河原町中央1-1639
電話番号0465-62-2779
営業時間11:00~19:30(月~水・金~日)
定休日木曜
席数カウンター5 テーブル12
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚08'34.2''
E139゚06'56.6''
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最寄駅湯河原駅(JR東海道本線)
取材日2009/02/28その他の情報...

メニュー

ラーメン
500円
カレーラーメン
550円
タンメン
600円
野菜ラーメン
600円
more...

話は文頭から反れるが木曜日の事。
携帯がメールの着信を知らせた。内容を確認してみるとmixi経由の所謂メッセージが送られてきたようでmixiにログインしてみた。
メッセージの送り主は聞き覚えのない人からだった。メッセージの内容を見てみると私が地元で行きつけのワンショットバーのマスターから私がラーメン好きである事を知った送り主は以下のような内容を送ってきたのだった。
湯河原町の鍛冶屋と言う場所にラーメンの隠れた名店があると言うが知らないですか?と言う内容だった。湯河原と言えば思い出されるのは小田原系ラーメンの雄、味の大西や某ブログで有名な国見ラーメン。去年、湯河原に移転した元熱海の有名店、麺の蔵などが思い出されるが、これら全ての店が鍛冶屋と言う地域にはなく、駅から程近い中央と言う地域に点在していた。
インターネットタウンページで湯河原の鍛冶屋の飲食店を検索してみた。僅か5軒しかヒットしない中でラーメンを扱っていそうな店は僅かに食堂らしき1軒のみ。それら調査の中。ちょっと面白い情報を見つけた。
 
話は更に反れるが現在、全国には多くのB級グルメが存在する。県内で有名なのは今や全国区の認知度を誇る富士宮焼きそばや、テレビの影響で最近、その知名度を上げている富士市吉原のつけ富士リタン、すその餃子、三島コロッケ等々。東部だけでもこれだけのご当地B級グルメを挙げる事が出来る。神奈川県内では最近のB-1グランプリで優勝した厚木シロコロホルモンが有名ではないだろうか。
そんなB級グルメ花盛りの中で湯河原にもB級グルメがあると言う情報に辿りついた。その名も「坦々焼きそば」である。
湯河原の商工会を中心に町内の多くの飲食店でその「坦々焼きそば」を食す事が出来ると言う。
 
話を戻そう。
前述の鍛冶屋にある食堂にも坦々焼きそばがあると言う。住所なども掲載されているので行くこと自体は簡単だ。
そもそも、探しているのが隠れた名店だけにインターネットタウンページに未掲載の店かもしれないと言う状況も充分考えられる。
先ずは現地に行くことが先決であろう。
メッセージを頂いた方には現地に赴き、結果を報告する旨の返信を行った。
 
話を更に戻して今日は土曜日。
久しぶりに一日、他の用事がない。一日ゆっくりとラーメン取材である。とりあえず昼の取材先として湯河原町鍛冶屋にある食堂を目指した。出発前。今回の取材の結果をマルチエンディングで想像してみた。
 
1.鍛冶屋で行列を発見。やっぱりタウンページ未掲載の店だった。
2.目的の食堂にラーメンはあった。でも隠れた名店か?と言う内容だった。
3.目的の食堂にラーメンはなかったが、坦々焼きそばでリカバリー
4.目的の食堂は発見出来ず。リカバリーとして他店でラーメン。
5.目的の食堂は発見出来ず。リカバリーとして他店で坦々やきそば。
 
仮に4番なら前述の麺の蔵でリカバリーも悪くない。5番は最もバッドエンドに近いが坦々焼きそばにも興味があった。
 
1時間半後。
箱根の頂上を経由して湯河原パークウェイを通り湯河原へ入る。強烈な急勾配と細かなカーブ、そして緩やかなアップダウンが車の姿勢を上下左右に大きく乱し、コーナ中の姿勢を作り出すのに苦労するすテクニカルなコース。料金は570円とちょっと高めである。
数分後。
段々と温泉街特有の情緒ある風景に変わっていく。そして駅に通ずる県道に出る頃には中途半端に開けた田舎町の風景に変わっていく。
ナビは湯河原駅前を経由して目的の鍛冶屋と言う地区を目指す。そろそろ鍛冶屋と言う所まで来て思った事は、この海沿いから大きく外れた地区に飲食店の数は異様に少ないと言うことだ。目的の食堂があるであろう近所まで来ているが見つからない。休憩も兼ねて7ー11(セブンイレブン)の駐車場に入った時のことだ。
敷地の外れに目的の店の屋号を発見した。しかし、屋号の書かれたそれは看板のみで地図が書かれていた。7ー11のある通りから更に奥に入った所に店はあると言う。地図を記憶して早速、その場所に向かったのだが、どう考えても車は入れないような細い路地で、しかも、人も通らないであろう場所である。
『これは無理だ!』
段々と萎えていく気持ち。隠れた名店も見つからない。目的の食堂もその存在さえ確認出来ない。しかし、腹は空いている…
前述のエンディングリストの1~3は消えた。残るは4と5になる訳である。仮に4を選ぶなら麺の蔵と言う有名店に決定する訳でであるが折角、B級グルメの情報もゲットした訳だし、坦々焼きそばも食べてみたい。しかしだ。ラーメン紀行はラーメン店を紹介するサイトである。食堂でもラーメンがある店ならともかく、そば屋に坦々焼きそばがあったから…と言う理由で取材にはならない。あくまでラーメン屋に坦々焼きそばがあると言う条件だけはクリアしたい。
事前に携帯端末にコピーしておいた坦々やきそばの提供店のリストを見てみる。ラーメン屋と思しき店を見繕(みつくろ)い、ある店を目指すことにした。
その店を春本と言う。らーナビにもその存在がない、隠れた店である。現地に到着。店先に駐車場があるのだが満車のため近くの大型複合施設の駐車場に入庫後。店までは徒歩で向かった。
木彫りの看板が印象的な店構え。比較的新しい店であろうか。早速店内へ。
店内はカウンタとテーブルの構成。カウンター席に陣取った。オーダーは口頭。ラーメン屋なのでラーメンもあるのだが、今回はお目当ての坦々焼きそばをオーダーした。
店主と女将は共に若い。店の外観からの想像通り、比較的若い店なのであろう。13時過ぎの店内に先客はが2組。一組は若い家族連れのようで乳幼児を抱えている。
厨房観察。
調理自体は通常の焼きそばのそれと酷似しているが、豚肉の下準備に一手間あるようだ。中華なべに肉、キャベツ、もやしなどを投入して炒め、粗方炒めた後に麺を投入する。この麺は特にラーメンの麺と言う訳ではなく、通常の焼きそばで使用される蒸し麺である。そして寸胴から少しばかりのスープを加えて麺を解し、最後にソースを中心とする調味料で味付けが施される。
そして焼きそばがやってきた。ラーメン屋らしく、小さな器に入ったスープも付いていた。早速、食してみた。
味の輪郭はソース味ではあるのだが、その奥に豆板醤系の香りがする。辛さ自体は程々で辛くてたまらないと言う訳ではない。「坦々」と言うキーワードから芝麻醤も使用されているのかと考えたが、それはないようだ。
麺は前述通り、焼きそば用として作られたであろう蒸し麺を使用している。
具は豚こま肉、キャベツ、もやし、ニラ、糸唐辛子。豚こま肉は片栗粉をまぶした所に辛味系の調味料を加えたような感じの下処理がされているようで、肉表面にややネットリした衣と味付けがされている。
別添えのスープもすすってみる。ベースのスープは鶏ガラ、野菜を軸にした印象のアッサリしたもの。醤油ダレの塩味、酸味が意外とシッカリ効いていて後味にキレのあるスープである。具はネギのみ。
今回の坦々焼きそばであるが市内のラーメン店、食堂、そば・うどん屋、居酒屋、果てはスナックでも提供している。非常に力を入れている様子が窺えた。各店が工夫を懲らし、味も店毎に違う場合もあるという。
温泉がある町、湯河原である。ゆっくり温泉に浸かりながら食事時はもとより夜、一杯飲みながら坦々焼きそばを堪能してみるのも意外と面白いかもしれない。

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