Googleでたった9件…
めんどころ しょだい ひできや
【閉店】めん処 初代 英喜家

photo

SHOP DATA
住  所
電話番号
営業時間11:30~15:00(月~火・木~日)
17:30~21:00(月~火・木・日)
17:30~23:00(金~土)
定休日水曜
席数カウンター9 座敷8
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  34゚58'13.8''
E139゚05'48.1''
地図を見る
最寄駅伊東駅(JR伊東線)
伊東駅(伊豆急行線)
取材日2007/12/25その他の情報...

メニュー

濃厚とんこつ正油もりそば+味付玉子
800円
もりそば
670円
半麺もりそば
570円
とんこつ醤油ラーメン
700円
more...

この店の存在を知ったのはいつだったであろう。
いつものように某掲示板を見ている時のことだった。伊東市内に聞き覚えのない名前の店が出来たと書かれていた。
『おっ、新店か?』
場所は伊東駅前。伊東駅前と言って思い出すのは「福々亭」くらいであろうか。吉田家に行く際、伊東駅前を通って帰ってくる事もあるのだが、ラーメン屋と呼ばれるものが他にあったであろうか。
 
そして今日は天皇誕生日を含む3連休の最終日。朝からこの新店の取材に向かおうとしていた。まぁ、仮に店が見つからなかったとしても、吉田家でリカバリーが出来ると考えると気が楽である。とは言ったものの、事前調査も無しに出掛けることはあり得ない。朝からネットで店について調べてみることにした。
その店を「英喜家」と言う。「家」が付いているので家系かと思ってしまう悲しい性よ。Googleで調べてみると何と!9件しかヒットしない。完全にノーマークな店なのであろう。調べて判ったことであるがつけ麺がメインの店のようだ。タウンページを検索して住所も判ったので早速、取材を開始した。
自宅を出発して1時間ちょっとで現地付近に到着した。店はまだ発見出来ていないが数十メートルの所まで来ているので駅前のコインパーキングに入庫後。ブラブラと探し始めた。
目印になるのは三島信用金庫の店舗。大通り沿いに見つかった。そこから脇道に入ると店があった。簡単である。丁度私が入庫したパーキングの裏手に当たる。早速、店内へ。
入ると直ぐに座敷があり満席。奥にカウンターがあり7割程度の人の入り。昼時と言うのも重なって結構繁盛しているようである。特に「いらっしゃいませ」がある訳でもなく忙しそうに働く店員達。空いているカウンター席に陣取った。
「いらっしゃいませ」
ようやく私に気が付いた店員がお冷を持ってくる。オーダーは口頭。席に備え付けのメニューを見ると一番に「もりそば」が書いてある。やはりつけ麺メインの店らしい。つけそばをオーダーした。
厨房観察をする前にメニューを携帯に納め、目の前の壁際にあるメニューを見ていると「新メニュー」の文字が目に止まった。「濃厚とんこつ正油もりそば」と書かれたそれを見てオーダーを急遽変更した。ついでに味玉もオーダーした。すると…
「うちの新メニューですからね。楽しみにして下さい」
店主が話しかけてきた。髭面(ひげづら)にメガネをかけた人物。気さくな人柄が伝わってきた。
厨房には寸胴が3つほど並んでいる。スープを注ぐ際、何故か丼は高い位置にある。注ぎにくそうなのだが何故その位置なのかはわからない。
そして店主自らがつけ麺を持ってきた。そこで一言…
「お待ちどうさま。ヤバイよ、コレ」
何がヤバいのか判らないでもないが「美味すぎるぞ」って事なんだろう。スゴい自信である。日本人にしておくのは勿体無い。外人のノリである。私は生粋の日本人なので軽い作り笑いをして会釈した。
つけ汁の入った丼を食べ易い位置に移動しようとして丼を持った時のことだった。
『熱っ!』
丼がチンチンに熱い!どうやったらここまでチンチンに熱く出来るのであろうか。あの丼の位置が関係しているのであろうか?再びその位置に目をやるがやはり詳細が判らない。早速、つけ汁からすすってみた。
醤油ダレを結構キツめに効かせたそれは若干の甘み、そして濃厚なスープから滲み出る豚の油の甘みを有する。なかなか美味いつけ汁である。勿論、酸味は感じられない。昨日の「基」のつけ汁の濃厚さには及ばないが充分満足出来るクオリティである。続いて麺を潜らせてみた。
麺は中太の縮れ麺。かん水の量は多め。加水率は若干多めの印象を持った。麺量が200gと言うことだが意外と少なく感じる。つけ汁の絡みも良く好印象ながら個人的にはもう少しかん水の量を控えた麺の方が好みかもしれない。
具はチャーシュー、キャベツ、メンマ、なると、のり、ネギ。そして別注の味付玉子。チャーシューは豚バラ肉使用の煮豚。昨日の「基」のチャーシューに厚さ、大きさ共に似ているが、赤身の部分の柔らかさではこちらに軍配が上がる。柔らか仕上げである。味玉は黄身が溶け出さない程度の茹で加減。味付け自体も薄味でよい。そして何より麺の器にセットされていることが好印象である。生のキャベツは吉田家を彷彿とさせた。
麺を食べ終わり、スープ割りが出来るかを訊ねると出来ると言うのでお願いすることにした。割りスープは何故か2つの寸胴から入れられている。何故に2つからなのか?その詳細は結局判らなかった。
 
食中。店主が隣の客にラーメンを出している。
「メーラン、お待ちどうさまでしたぁ」
メーランって最近の若者はおろか、オヤジだって口にしないぞ。お客は常連さんと思しき人達だったので問題はないのだが、あまりにも変わった店主である。
 
食後。ご満悦な自分に気が付いた。適度な濃厚さと甘み。具材のラインアップなど個人的にはヒットする部分が多い一杯であった。普通にラーメンもあるので再食する機会があればラーメンを食べてみたいと思わせる今回のつけ麺であった。

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