吉田家とは懸け離れた一杯
らくや
楽家

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SHOP DATA
住  所長野県松本市神田1-31-2
電話番号
営業時間11:00~22:00(火~日)
定休日月曜・第3水曜
席数カウンター9 テーブル8
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  36゚12'58.1''
E137゚59'24.0''
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最寄駅
取材日2006/07/16その他の情報...

メニュー

こってりとんこつラーメン 小+のり+玉子
850円
こってりとんこつラーメン 小
650円
こってりとんこつラーメン 中
750円
こってりとんこつラーメン 大
850円
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海の日を含めた3連休を利用して長野県塩尻市までラーメンを食べに来ているラーメンバカ兄弟である私と実兄。真の目的は吉田家塩尻店にてラーメンを食すというものであったが勿論、夕飯もラーメンだと決めていたのは言うまでもない。
事前調査としてたまたまググって見つけたとあるHPを見て、内容をプリントアウトしたものを当日持参することにした。
 
当日。そのプリントを実兄に見せた。何店舗分をプリントアウトして持参した訳である。
「このHP、俺も昨日見たよ」
実兄もたまたま同じHPを見ていたと言う。そのHPはやはり管理人が食べ歩いた感想を述べている内容であるが、どの店を食した時にも「美味しかった」で締め括られている。主観的なことなのでケチを付けるつもりは毛頭ないが全ての店が自分の好みの味であったのであれば、この人は相当味覚のストライクゾーンの広い人なんだなぁと思う。私はとんこつ好きの偏食ラヲタだし、変化球もあまり好きではない。好き、嫌いはかなりハッキリしている方なので…
前述のHPの中に昔、吉田家塩尻店で働いていた人が始めた店というのが紹介されていて私自身、非常に興味を持った。そして実兄にもその旨を伝え、夕飯はこの店にしようと具申した。その店の名を楽家と言う。何処かで聞いた名前。そう。藤枝市にある家系とは名ばかりのラーメンを出す店が同じ名前だったのを今でも覚えている。少し嫌な予感。
 
夕刻。
吉田家を出た私達に大して行きたい場所もなく、松本市内のパチンコ屋で少しばかりの散財をした後、店へ向う事にした。
実はこの段階で二人ともこの店にかなり過大な期待をしていたのはお互いの会話から判る。実兄も同じ気持ちを持っていたに違いない。昼に食べた塩尻店がかなり美味かったのがその要因であることは言うまでもない。
店先に駐車場があるので入庫。店に着いたのが17時。夕飯時としてはかなり早い。
店内に入ると先客として若者が2名、ラーメンを待っているようである。カウンターとテーブル席の構成。調理台が望めるカウンター席へ陣取った。オーダーは口頭。こってりとんこつラーメン、のり、玉子をオーダーした。
当初、伊東時代からの吉田家の元店員であるスポーツ刈りの兄ちゃんが店を開いたのかと思ったのだが、店主と思しき人物は寡黙な印象の人物。吉田家で仕事をしていたのであればもう少し違った印象もありそうなものだが性格だから仕方ないのであろうか。
厨房観察をする。大きな寸胴が2つあり、その一つから鶏油をすくって添加している。そしてもう一つの寸胴からスープを注ぐ。麺は平ざるを使用した湯切りでオペレーション自体は吉田家ソックリである。期待がグングン高まっている自分がそこにはいた。
そして、ラーメンがやって来た。具材だけを見ると多少吉田家とは違う。早速、スープをすすった。
んっ?何だ、このオイリーな感じは?スープ表面に浮かぶ鶏油は甘味が全くないまるでラードのような印象。その下のスープの何だかガラからでる動物系の出汁感がない。灰汁(あく)のある野菜を灰汁抜きをしないまま食した時に感じるエグ味と言うか苦味にも似たく風味にもかなりガッカリさせられた。醤油ダレ自体は穏やかに効かせてあるが、出汁感の無さに多少塩気の角が立っている。
麺は中太の縮れ麺。かん水の量は若干多め。加水率は標準的な印象を持った。デフォルトでかなり硬茹でであるがゴワゴワとした食感に多めの鶏油が絡まる。かなりの独立感を感じる。
具はチャーシュー、チンゲン菜、のり、ネギ。そして別注の玉子。チャーシューは豚肩ロース使用の煮豚。シッカリとした味付けで美味。チンゲン菜は鶏油にまみれてオイリーな印象を残す。玉子は黄身が溶け出さない程度の茹で加減。味付けは多少塩っぱい。
吉田家とはかけ離れた印象が随所に残る一杯である。長野と言う遠方まで来て、一日の最後に食すラーメンとしてはかなりのため息系ラーメンである。
それが証拠に帰りの車中はかなり静まり返っていたのだった。

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