灼熱地獄…
さっぽろらーめん きたみち
札幌ラーメン 北道

photo

SHOP DATA
住  所静岡県富士市本町6-5
電話番号0545-63-6866
営業時間11:30~16:00(月~火・木~日)
17:30~23:00(月~火・木~日)
定休日水曜
席数カウンター10
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚08'57.8''
E138゚39'11.7''
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最寄駅富士駅(JR東海道本線)
取材日2004/04/08その他の情報...

メニュー

みそラーメン
700円
塩ラーメン
700円
正油ラーメン
700円
みそチャーシューメン
900円
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私が初めてラー博へ行ったのは何時のことだろう。
ハッキリ覚えているのは既に吉田家は知ってたが、現在のように食べ歩きをするようなラヲタではなかったと言う事。実兄、義理の姉、実弟を含めた4人で出掛けたと言うこと。ラー博に行ったのだから当然、ラーメンを食べた訳だが、確か「すみれ」の味噌ラーメンを食べたように思う。その時の実弟の言葉が印象的だった。
「世の中の美味いと言われるラーメンは全部、コッテリしているのか?」
すみれの味噌ラーメンは表面が分厚いラードに覆われ、とてもコッテリとしたラーメンであると言う印象がある。とんこつ醤油をやっと知った頃でしかも、味噌ラーメンに大して造詣が深くない状況の中でその味を「美味い」とは感じなかったのも事実だ。
そんなラー博のすみれで働いていたと言う人が店主をする店を知ったのはつい最近の事であった。いつものようにネットで情報収集をしていると「北道」と言うその店を発見。場所も富士駅から遠くない立地だ。
ラー紀フリークの皆さんならご存知の通り、東海道線で三島から静岡へ勤務している私にとって、富士駅は正に「途中下車の旅」なのである。昼にカップラーメンとおにぎり2個と言う劣悪な昼食を採った私は帰りがけに無性に腹が空いていた。何の計画も無くただ何となく店へと向かったのだった。
店には夜7時過ぎに到着。平日の夕飯時。しかも駅前と言う立地でありながら店には客がいなかった。
「いらっしゃいませ」
ネットの情報によればここの店主は寡黙(かもく)な人だと聞いている。更に追い討ちをかけるように小さな音量で野球中継の流れるテレビが何とも寂しげだ。
メニュー構成は味噌、塩、醤油と一通り揃っている。そしてそれぞれのチャーシューメンがあるだけのシンプルな構成。餃子などのサイドオーダーはない。オーダーは口頭。味噌ラーメンをオーダーした。
店内はカウンターのみの構成。厨房を望むには少しだけカウンターが高く、少しだけ覗き込まないと見えない。客は私しか居ないため派手に動く事も出来ない。(小心者だから)仕方がないので黙ってラーメンを待つ事にした。
そして数分後、ラーメンがやって来た。正に前述のすみれのようなルックスを持つラーメンで、ラードの分厚い層が窺える。早速スープをすすった…
『熱っ!』
この手のスープで一番気を付けなければいけないのは、湯気の少なさに反してスープは灼熱地獄だと言う事だ。ネットで事前に判っていて、しかも注意してもこのザマである。口内の粘膜の薄皮が剥がれていく。この熱さでスープの味が良く判らない。更に注意しながらすすっていくと、香ばしい味噌ダレの香りが大量のラードでマイルドな印象だ。ラードの多いスープは味噌ダレ自体が舌に直接触る事が少ないためこのマイルド感に繋がる。事実、ラードが少なくなっていく後半は味噌ダレのアタック感が増してくる。
麺は太縮れ麺。多かん水の麺はコシが強く、長い時間スープの中に漬かっていてもダレると言う事を知らないらしい。加水率は高めの印象だ。かなり縮れが強いので「ツルツル」とすするのは難しい。
具はチャーシュー、メンマ、ネギ、豚挽き肉、もやし、玉ねぎ。チャーシューはブロック状に切られた豚肩ロース使用の煮豚。メンマも自家製を思わせる味付が付けられたもの。スープの底のほうに豚挽き肉、もやし、玉ねぎが仕込まれているのだが、シャキシャキ感がない。これは事前調理されたものだと思われる。ここからは推測の域を脱しないが多分、味噌ダレを作る際にこれらの食材が絡んでいるのでないかと感じた。あの短時間にここまでもやしのシャキシャキ感や玉ねぎの歯応えを殺す事は難しい。
コッテリ感に対する見解って人それぞれだと思います。私はラードでお手軽にコッテリ感を出す手法は基本的に好きではない。スープに脂分が溶け込んでいる感じのコッテリ感を好む傾向にあるのはむつみ屋の味噌を好きだと言うことから間違いないだろう。やっぱ基本的にはとんこつスープがベースにないとダメな人間らしいと言うことを再認識した一杯だった。

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