【閉店】TEATORU GOHAN AND BAR ( テアトル ごはん アンド バー )
文頭から話は反れるが私はバー紀行以外にラーメン紀行と言うラーメン屋を紹介するサイトを運営しているのは周知の事実だと思う。
今回、紹介するバーの事を話し始める前に、あるラーメン屋について語る事としよう。
6年前の8月。
静岡市内にあるラーメン屋がオープンした。店の名を「あかつき屋」と言った。当時の私はその店がオープンする事をオープン前の店先で知る事になる。その店の大きな特徴として挙げられるのは完全な独学でラーメン屋を始めたということだ。
ラーメン好きが高じてラーメン屋を始めたと言う話は良くある話であるが、そう言う店が自分の身近に出来ると言う期待感やどんなラーメンが出てくるのか?と言う興味は尽きなかった。
ラーメン屋なんてもんはオープン当初は行列を作るが、数ヵ月後にはその人気も衰え、衰退していくのは良くある話だ。
しかし、あかつき屋はその人気をそのまま持続する。レギュラーメニューも然ることながら限定メニューなども人気を博し、テレビや雑誌などメディアで取りあげられる事も多くなった。
そして、開店して1、2年で静岡市内でも勝ち組と呼ばれる人気店へと成長した。
しかし、今年3月。
惜しまれつつもその店は閉店の憂き目に会うことになる。
原因は店主の体調によるものであったが当時のラヲタ(ラーメンヲタクのこと)の間では残念がる言葉が多く聞かれた。
店先に掲げられた閉店の弁には別の業態になって生まれ変わるという一言が付け加えられていた。
と前置きが長くなったが今回、紹介する「テアトル」と言うバーはこの「あかつき屋」の店主が始めたバーなのである。
屋号のサブタイトルが「ご飯&バー」となっている事から判る通り、バースタイル的には「フードバー」と言う位置付けになり、食事をしながらお酒を楽しむスタイルを提案している。
煉瓦を多用した店先は落ち着きのあるもの。入口の扉には大きな窓が設置されており、中を窺い知ることの出来ない閉鎖感はなく、気軽に入店して欲しいと言う意思が伝わってくる。
店内は所々にワインレッドを配し、ちょっと洋風な印象である。
当時のラーメン屋と基本レイアウトは変わらないが、前の店を知らない人にはこの店が以前ラーメン屋だったとは想像もつかないであろう。
厨房を囲うL字のカウンター席とテーブル席と席構成も同じだが、ラーメン屋時代には無かったソファー席など長時間の滞在にも配慮した座り心地の良い椅子が準備されている。
カウンター内には昔はラーメン屋のオヤジ(失礼)だった店主がバーテンダーとして華麗なる変身を遂げている。
私はラーメン屋時代には全く話をしたことがなかったのだが、バーテンダーとなった今はかなり話をしている。
これも人と人とを繋ぐバーと言う場所になったからであり、個人的には本当に良かったなぁと思う時がある。
また、ラーメン屋時代に見事な麺捌きを見せていた奥様は今回は調理全般を担当しており、裏方として腕を振るっている。
カウンター席奥にあるバックバーにはモルトをはじめとするウィスキーやバーボン、ビール、焼酎、日本酒、ワインなど一通りが揃う。
また、種類は多くないがカクテルや梅酒、ソフトドリンクなどの用意もあるので、ウィスキーやビールが苦手と言う女性の方も楽しむ事が出来る。
ドリンク専用のメニュー表もシッカリ用意されているのでオーダーに困る事はないし、値段も全て記載されているのでその点でも安心である。
前述した通り、食事をしながらお酒を楽しむと言うスタイルなのでフードに関してはかなりの充実ぶりを見せる。
また、チャージは取っていないので自分の好きなものを好きなだけオーダーしてお酒を楽しみたいと言う御仁にはうってつけである。
席に備え付けのフード専用のメニュー表内はカテゴリー分けがされており、300円〜500円を中心とした「タパス(スペインの小皿料理)」を中心に価格的にもかなりリーズナブル。
勿論、本格的な肉料理、魚料理、ご飯もの。はたまた日本そばなどの用意もあってバリエーションはかなり豊富。
更にイギリス、ドイツ、スペイン、イタリア、韓国、日本など、ワールドワイドなメニュー構成が面白い。
良い意味での拘り感の無さが逆にこの店の個性となっており、聞いた事ないメニューもかなりあるのだが、メニューにはその料理の説明もキチンと書かれているのでオーダーしたは良いが、出てくるまで判らないという不安はない。
また、フードメニューも価格が全て記載されているのでそちらの方でも気軽にオーダーが出来る。
豊富なフードメニューや気軽な洋風居酒屋と言った趣を持った店内はちょっと飲み足りない時、ガッツリ食べたい時、皆でワイワイやりたい時など色々なシチュエーションにも対応出来る。
また、ラーメンに関する話もかなり聞けるので、ラーメン好きな方は寄ってみると面白い話が聞けるかもしれませんよ。
住 所 | ||||
電話番号 | ||||
営業時間 | 17:00〜2:00(月〜土) | |||
定休日 | 日曜 | |||
席数 | カウンター10 テーブル12 | |||
駐車場 | なし | |||
緯度経度 (日本測地系) | N 34゚58'15.6'' E138゚23'02.7'' | 地図を見る | ||
最寄駅 | 新静岡駅(静岡鉄道) 静岡駅(JR東海道本線) 静岡駅(JR東海道新幹線) | |||
取材日 | 2012/10/16 | その他の情報... |
![店内](./image2/23/店内.jpg)
今回、紹介するバーの事を話し始める前に、あるラーメン屋について語る事としよう。
6年前の8月。
静岡市内にあるラーメン屋がオープンした。店の名を「あかつき屋」と言った。当時の私はその店がオープンする事をオープン前の店先で知る事になる。その店の大きな特徴として挙げられるのは完全な独学でラーメン屋を始めたということだ。
![バックバー](./image2/23/バックバー.jpg)
ラーメン屋なんてもんはオープン当初は行列を作るが、数ヵ月後にはその人気も衰え、衰退していくのは良くある話だ。
しかし、あかつき屋はその人気をそのまま持続する。レギュラーメニューも然ることながら限定メニューなども人気を博し、テレビや雑誌などメディアで取りあげられる事も多くなった。
そして、開店して1、2年で静岡市内でも勝ち組と呼ばれる人気店へと成長した。
![プレミアムモルツ](./image2/23/プレモル.jpg)
惜しまれつつもその店は閉店の憂き目に会うことになる。
原因は店主の体調によるものであったが当時のラヲタ(ラーメンヲタクのこと)の間では残念がる言葉が多く聞かれた。
店先に掲げられた閉店の弁には別の業態になって生まれ変わるという一言が付け加えられていた。
と前置きが長くなったが今回、紹介する「テアトル」と言うバーはこの「あかつき屋」の店主が始めたバーなのである。
屋号のサブタイトルが「ご飯&バー」となっている事から判る通り、バースタイル的には「フードバー」と言う位置付けになり、食事をしながらお酒を楽しむスタイルを提案している。
![タパス300](./image2/23/タパス300.jpg)
店内は所々にワインレッドを配し、ちょっと洋風な印象である。
当時のラーメン屋と基本レイアウトは変わらないが、前の店を知らない人にはこの店が以前ラーメン屋だったとは想像もつかないであろう。
厨房を囲うL字のカウンター席とテーブル席と席構成も同じだが、ラーメン屋時代には無かったソファー席など長時間の滞在にも配慮した座り心地の良い椅子が準備されている。
![ワイン](./image2/23/ワイン.jpg)
私はラーメン屋時代には全く話をしたことがなかったのだが、バーテンダーとなった今はかなり話をしている。
これも人と人とを繋ぐバーと言う場所になったからであり、個人的には本当に良かったなぁと思う時がある。
また、ラーメン屋時代に見事な麺捌きを見せていた奥様は今回は調理全般を担当しており、裏方として腕を振るっている。
![お料理](./image2/23/お料理1.jpg)
また、種類は多くないがカクテルや梅酒、ソフトドリンクなどの用意もあるので、ウィスキーやビールが苦手と言う女性の方も楽しむ事が出来る。
ドリンク専用のメニュー表もシッカリ用意されているのでオーダーに困る事はないし、値段も全て記載されているのでその点でも安心である。
![日本酒](./image2/23/日本酒.jpg)
また、チャージは取っていないので自分の好きなものを好きなだけオーダーしてお酒を楽しみたいと言う御仁にはうってつけである。
席に備え付けのフード専用のメニュー表内はカテゴリー分けがされており、300円〜500円を中心とした「タパス(スペインの小皿料理)」を中心に価格的にもかなりリーズナブル。
勿論、本格的な肉料理、魚料理、ご飯もの。はたまた日本そばなどの用意もあってバリエーションはかなり豊富。
更にイギリス、ドイツ、スペイン、イタリア、韓国、日本など、ワールドワイドなメニュー構成が面白い。
![お料理](./image2/23/お料理2.jpg)
また、フードメニューも価格が全て記載されているのでそちらの方でも気軽にオーダーが出来る。
豊富なフードメニューや気軽な洋風居酒屋と言った趣を持った店内はちょっと飲み足りない時、ガッツリ食べたい時、皆でワイワイやりたい時など色々なシチュエーションにも対応出来る。
また、ラーメンに関する話もかなり聞けるので、ラーメン好きな方は寄ってみると面白い話が聞けるかもしれませんよ。