軽食とは名ばかりの多国籍なメニュー
けいしょくのじゅん
軽食の潤

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SHOP DATA
住  所静岡県伊豆市修善寺287-3
電話番号0558-78-0628
営業時間11:00~20:00(水~日)
定休日月曜・火曜
席数カウンター3 テーブル12
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  34゚58'36.9''
E138゚57'03.6''
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最寄駅修善寺駅(伊豆箱根鉄道駿豆線)
取材日2026/06/06その他の情報...

メニュー

中華牛肉麺定食セット
1500円
中華牛肉麺単品一人前(麺180g)
1300円
豚骨汁ラーメン
900円
 
■サイドオーダー
  白ご飯
250円
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6月に入り、今年も前半戦終了まであと1か月。
先日は早々と台風6号が日本をかすめ、私も久しぶりのリモートワークでした。
私の住む静岡県東部は大した被害もなかったですが、線状降水帯の発生による被害も出たと聞いています。お見舞い申し上げます。管理人です。

今日は土曜日。
実は取材先が決まっていない。
昨夜、行きつけのバーのマスターに、「明日はどこに行くんですか?」と問われ、取材先について話をしていた。
取材用の特設ページである最近行った市町村を見ていると、伊豆の国市や伊豆市が久しぶりで、特に伊豆市への取材は昨年8月以来だ。

話が逸れた。
朝風呂からあがり、Googleマップで「伊豆市 ラーメン」で検索していると、聞き覚えのない屋号が見つかった。
その店はラーメン店ではないのだが、メニューを見るとラーメンがあるじゃないか。
早速、自宅を出発した。

50分後。
Googleマップで店の位置を表示するくらいの近所までやってきた。ずっと気になっていた事だが、店の近所にコインパーキング等の駐車スペースがないのは判っている。後は店が駐車スペースを確保しているか?という事だが、やはり店に期待するのは無理があった。
仕方なく、修善寺駅方面に舵を切り、この辺りに来た時はいつも駐車しているコインパーキングを目指す。
駐車スペースが空いていたので入庫後、店までは徒歩で向かうことにした。距離にして300mほど。あの赤い橋(修善寺橋)を渡れば店は直ぐそばだ。

今日はそこまで暑くないお散歩日和。橋から狩野川を眺めながら店の方角を見てみる。
修善寺温泉とか近く過ぎて泊ったことも観光したこともほぼないけど、他県や海外から来た観光客の見るこの風景は地元民とは違った風景に映るのであろう。

10分後。
店に到着した。その店を「軽食の潤」といった。店先に看板があるのだがそこには「潤」とだけ書いてあるが、Googleマップには「軽食の~」と接頭辞が付いている。
この件については後になって色々と判るのだが、それについては後述する。
外観を撮影して早速、店内へ。

店内に入ると目の前に厨房に面したカウンター席が見え、後はテーブル席が占める店内。
先客は2名で2人とも年の頃は私よりもお姉さんにあたる女性ばかり。それぞれピン客のようで別々のテーブル席に座っている。

厨房から女店員が顔を覗かせた。お一人様である事を告げ、カウンター席に陣取った。

席に備え付けのメニューを見てみる。喫茶店にありそうな重厚な表紙の本のようなメニューだ。前述した通り、事前に予習はしており、ラーメンメニューが多くないのは知っていた。その表紙をめくるとパウチされた1枚物の別メニューが挟まっていた。
「中華牛肉麺」と書かれたメニューは写真付きで何だか美味そうに見えた。メニューの写真撮影も兼ねて全ページを見てみると、ラーメンに関しては「豚骨汁ラーメン」しかない。
セットメニューでそのラーメンと餃子のセットもあったのだが、先ほどの牛肉麺が気になった。オーダーは口頭。中華牛肉麺の定食セット、餃子をオーダーした。すると…
「キムチをライスに変えることも出来ますが?」と問われたのでお願いした。

店主と思しき女性は年の頃は私と同年代か少しお姉さんであろうか。白髪交じりで日本語が少したどたどしいので中国の方かもしれない。後で知ったことだがこの店は2024年1月にオープンした店らしく、既に2年半も経過していることになる。
物腰が柔らかく、優しい接客で所謂一般的な中国人のイメージとは違う印象を受けた。少し癖のある日本語ではあるが、流暢な喋り方なので日本での生活が長いのであろうか。

店内は新しく、女性店主らしく花なども飾られている。前述の先客の2名の女性は実は知り合い同士だったらしく、別々の席に座っていたが相席で座り直している。近所に住んでいる方達のようで、ここまでチャリで来たという。
店内にBGMがなく無音なので、調理の音や他の客の話し声が嫌でも聞こえてくる。

厨房観察。
厨房観察とは言ったものの、どちらかと言えば台所といった趣き。ホシザキの業務用冷凍庫が厨房であることを雄弁に語るが、食器棚とか家庭にあってもおかしくないもので何だかほっこりする。ちなみに観察自体は絶望的。

改めてメニューを見ていると、表紙を開いた1ページ目からコーヒーやソフトドリンクのページとなっており、「喫茶をメインとしてはいるが、軽食も出せます」という立ち位置のコンセプトの店なのだろうか。
ただ、軽食とは名ばかりで麻婆豆腐や青椒肉絲などの中華料理。トッポギ、ビビンバ、チゲ鍋、チヂミなどの韓国料理。ピザトースト、オムライス、パスタなどの洋食。更にうどん、そばといった和風料理と多国籍なメニュー構成。軽食の枠は超えているのである。

厨房観察は絶望的と書いたが、先客の麻婆豆腐やビビンパ定食の出来上がりスピードを見ていると判る通り、コンロの口数が圧倒的に少ないのが判る。要はオーダーを同時進行で進める事が出来ないのであろう。
先客の料理の提供が終わり、私のオーダーの調理がはじまったようだ。

「パクチーは大丈夫ですか?紫蘇に変えることも出来ますが?」と問われる。本当はパクチーはあまり得意じゃないけど、なるべくオリジナルな状態の画を押さえたいので敢えて「大丈夫です!」とお願いした。
また、「辛いのは大丈夫ですか?」とも聞かれた。辛いのは正直、得意じゃないけど、「激辛じゃなければ大丈夫です!」と強がりを言ってみた。色んな所で気を遣ってくれる接客に安心感が生まれる。
更に「ライスは大盛りにしますか?」と問われたのでこちらは丁重にお断りした。

先ずは餃子がやってきた。やや強めの焼き加減。正直、スープの味なんて辛くて判らないラーメンが出てくるので、今回は餃子を先に頂く事にした。というか、30分近く待っているので腹ペコだ。
餃子の餡は肉が多めで、八角や五香粉のような香りがうっすらと感じられる。焼き目はカリカリとしたクリスピーな食感。焼きたてなので肉汁も含めてアツアツで歯を入れたが熱すぎて思わず口から出ちゃった(笑)
いつもの酢胡椒でいただいた。

餃子の完食と同時にラーメンがやってきた。先ずはスープからすすってみた。

ベースのスープは豚ガラを軸にした清湯スープでベースは塩味。表層にラー油をベースとしたオイルが浮いている。心配された辛さはピリ辛程度に収まっているが、ジワジワと頭頂部から汗が噴出してくる様は、初夏の炎天下でスポーツをした後の爽快感に似ている。

麺は太ストレート麺。かん水の量は標準的。加水率は高めの印象を受けた。コシというよりはモチモチした食感が印象的。やや、スープとの独立感を感じる。麺量はそこそこ多めで食べ応えがある。

具は牛肉、パクチー、ネギ、辛味噌。いつもの味玉はメニューにない。牛肉の上に辛味の元となるペーストが乗っており、これで辛さを調整している。牛肉は部位は判らないが筋に近い部位かもしれない。そこそこの肉感がある。パクチーは久しぶり。辛いスープと一緒に食べれば成りを潜めるので大丈夫。中国山椒の香りもする。

帰宅後。この店について調べてみたのだが実は民泊もしているようで、そちらを「潤の宿」というらしい。なので食事処の方は「軽食の潤」というのだろう。
ちなみに外国人向けだろう民泊サイトでの評価も高く、特に「ホストのお母さんは本当に親切 」「ホストの方もとても親切 」と店主の女性のホスピタリティの高さに口コミの意見が集中していた。
今回も30分程度待たされて料理がやってくるという、通常のラーメン店ではありえない状況ではあったが、気持ちよく退店することが出来たのは偏にこの店主の人柄や気遣いがそうさせるのではないだろうか。

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