隠密取材なのだよ
ちゅうかりょうり ちゃんげん
中華料理 ちゃん源

photo

SHOP DATA
住  所静岡県静岡市清水区蒲原3-7-18
電話番号054-385-2511
営業時間11:00~14:30(火~日)
16:30~20:00(火~日)
定休日月曜
席数カウンター6 テーブル10 座敷25
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚06'53.2''
E138゚36'24.9''
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最寄駅新蒲原駅(JR東海道本線)
取材日2025/01/31その他の情報...

メニュー

Bセット(半ラーメン半チャーハン)
800円
半ラーメン
450円
ラーメン
650円
もやしラーメン
750円
more...

今日は金曜日。
いつもなら静岡駅を18時発のホームライナーに乗車するのだが、今日に限っては17時51分発の熱海行に乗車している。帰りの電車で鈍行に乗車するのも久しぶりだ。
これから取材に向かおうと考えているのだが、最寄り駅が新蒲原駅なので、ホームライナーに乗車してしまうと富士駅まで降りられない。富士駅から踵を返して下り列車に乗るよりも、鈍行列車に揺られていった方が時間的に早い到着となるので、今回は鈍行列車なのである。

30分後。
新蒲原駅に到着した。新蒲原駅に降り立つのって久しぶり。以前、取材した「支那忠本町店」を取材した際に降り立った記憶がある。Googleマップを起動して駅から徒歩で現地に向かった。

前回は線路の北側にある県道396号線である富士由比線を歩いたのだが、今回は線路の南側の路地を歩いている。店自体が線路沿いにあり、電車の中から見た記憶もある。
途中、道の間に水路が走っている場所を通る。水路の欄干には照明がついており、何か幻想的である。こんな場所があるのは知らなかった。

そして線路を越えてすぐに店はあった。その店を「ちゃん源」といった。店の看板を照らしているであろう灯りが点いていないが、暖簾はかかっているし軒先の蛍光灯は点いているので営業しているのであろう。外観を撮影して早速、店内へ。

店内に入ると店はそこそこ混んでいた。厨房に面したストレート形状のカウンター席とテーブル席の構成。後から知ったのだが、座敷席もあるらしい。入口に一番近いカウンター席に陣取った。
席に備え付けのメニューを見てみる。今回、ちょっとお目当てのメニューがある。まぁ、ラーメンじゃないんだけど。「ショーロー」と呼ばれる焼肉が美味そうに見えたので、それをアテに一杯やって、〆にラーメンといこう。しかし、お酒に関するメニューがない。店内を見回すと「キリン一番搾り」と書かれたプレートが見えたので、生ビールはあるようだ。値段は判らないけど。オーダーは口頭。ショーロー、生ビールをオーダーした。

店内は男性2名で切り盛りしている。一人は年の頃は70代といった感じ。もう一人は40代といった感じだろうか。
午後6時半を回った店内は結構混んでいる。2組のテーブル席は満席で、近所の常連客であろうか、現役を引退したであろう年代の男性客達が中華料理をアテに焼酎を煽っている。
ふと、そちらの方を見てみると、もう一組のテーブル席の客が一眼レフのカメラに指向性マイクを付けた機材(こんな感じ)を構え、撮影をしていた。常連客に向かって色々と話をしたり、何だか指示をしているようにみえた。

『YouTuberか?』

テレビの取材であれば、カメラを肩に乗せた感じで撮影しているというイメージ(こんな感じ)なのだが、片手でカメラを構える姿はYouTube程度の撮影に思えた。まぁ、最近のテレビ取材の機材がどの程度なのかを知っている訳ではないが。
その取材クルーがカウンター席の客にも色々と話しかけている。私も一応、取材の体ではあるが、隠密取材なので顔バレはしたくない。関わらないのが一番だ。

そうこうする内に生ビールがやってきた。一緒にメンマも付いてきた。お疲れチャン>俺。
生ビール飲むのって久しぶり。美味いは美味いのだが、腹に溜まるのが玉にキズ。昔はビールを水のように飲めたのだが、年とともにビールが苦しくなってきている。やっぱハイボールが飲みたい…

そして、ショーローがやってきた。写真撮影を終え、さて食べようかと思っていると、前述のクルーが話しかけてきた。

「静岡朝日テレビですが今、ショーローを頼まれているのを見て、声をかけさせて貰いました」

あちゃ~、YouTuberじゃなくてガチのテレビ取材じゃん。こんなもんに関わっていたら完全に顔バレしてしまう。

「悪いんだけど、静かに食事をさせていただけませんか?」

そういって丁重にお断りした。
で、ショーローなのだが、厚手に切った豚バラ肉、ニラ、キクラゲをニンニク醤油のタレを絡めて炒めたもの。直上には生卵(全卵)が乗っている。先ずはそのまま頂くと、甘さの無いタレにニンニクの風味。黄身を崩して肉に絡めて頂くとちょっとぼやけた印象の味付けになる。ニラが歯間に入ってしまうので爪楊枝が必要だ。キクラゲのコリコリとした食感がアクセントになっている。

ショーローをアテにビールをやりながら改めてメニューを見直す。ビールで腹パンに近いので半ラーメンとかないかと探していると、半ラーメンがメニューにあった。おぉ、半チャーハンとのセットもあるじゃん。オーダーは口頭。Bセットをオーダーした。

厨房観察。
寸胴の姿は私の座っている場所からは窺い知ることが出来ない。私の目の前にはコンロがあって、若い方の店員がチャーハンの調理を行っている。ラーメンの調理は年配の店員が行っているが、チャーハンと出来上がりを連携しているかといえばそんなことはない。ただ、麺茹でに大して時間がかからないのでチャーハンが冷めてしまうことはないのだが。

そして、半ラーメンと半チャーハンがやってきた。チャーハンは後回しにして、先ずはスープからすすってみた。

ベースのスープは豚ガラ、鶏ガラを軸にした印象の清湯スープ。どちらかといえばより豚ガラが強めの印象で、表層にはオイルの層が確認できる。生姜をはじめとした香味野菜の存在も感じられる。醤油ダレの塩梅はやや強め。

麺は中細の縮れ麺。かん水の量、加水率共に標準的な印象を受けた。茹で加減は申し分ない。半ラーメンなので麺量はそこまで多くない。

具はチャーシュー、メンマ、ナルト、のり、ネギ。いつもの味玉はメニューにない。チャーシューは豚バラ肉使用の茹で豚渦巻きチャーシュー。積極的な味付けは施されていない。

チャーハンはチャーシュー、玉ねぎ、人参、ナルト、炒り卵、ネギ、グリーンピースからなるシンプルチャーハン。味付けはやや濃いめで、ややシットリ系のチャーハンだ。グリーンピース先輩が超久しぶりで、直上に鎮座している。王道チャーハンの設えだ。


私もこれまで四半世紀にわたり、多くのラーメン店を取材してきたのだが、別の取材と被ったのはこれが初めてだった。
個人がYouTubeでの取材をしている昨今、こういう場面に遭遇する機会も多くなるのかなぁと思うのであった。

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