たまたま通りかかったら…
よりどころ みち
【閉店】拠り所 Michi

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SHOP DATA
住  所
電話番号
営業時間17:00~23:00(木~日)
定休日月曜・火曜・水曜
席数カウンター4 テーブル12
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚04'42.5''
E138゚55'25.9''
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最寄駅
取材日2021/02/23その他の情報...

メニュー

自家製豚骨ラーメン(塩)+味玉
850円
自家製豚骨ラーメン(塩)
750円
自家製豚骨ラーメン(醤油)
750円
 
麺大盛
100円
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今日は火曜日。
令和になって3年目ではあるが、天皇誕生日が2月に移ってからこの祝日を迎えるのは2回目だ。
昨年の今頃はダイヤモンドプリンセス号船内で新型コロナウイルスが感染していた時期だったがまだ危機感がなくて祝日を利用して箱根を越えて小田原市に取材をしていた。
しかし一年が経って神奈川県内は緊急事態宣言が発令されている。静岡県内の感染も少し納まってきた感はあるが、ここは気を引き締めないといけない。
偶数月なのでとりあえず朝から髪を切りに行く。昨年の暮れに切って以来なのでサッパリした。時計を見ると12時少し前だ。
この後、別に予定もないしパチスロでもしようかな。その前に昼飯でも食べようか。
最近の行きつけである国道136号線の付け根にある新甲子園でガルパンのスロを打つのだが、最近負け越しているのでホールを変えたい気分。
同じ甲子園グループだけど松本にも甲子園があって、そこにもガルパンの5スロがある。という訳で松本方面に向かって走り出した。

さて、どこで昼飯を食べようかと車を流している。

『たまには家系も良いなぁ』

久しぶりに捲り家でも行くか。あれ?定休日なの?店は閉まっていた。
この通り沿いに他にラーメン屋ってあるかしら。Googleマップを調べると函南町にあるはっせんが出てきた。はっせんも久しぶりだよなぁ。

はっせんまでの道すがら。「ラーメン」と書かれた幟を見つけた。その店は食べログで行きたい店として保存してあった居酒屋だ。マイレビュアーさんが既に行っていて、とんこつラーメンがあると言う。
ただ、今回は取材用のデジカメを持っていないので華麗にスルー。初志貫徹してはっせんに向かう。

5分後。

『えーっ、店先に待ってる人いるじゃん!』

はっせんって人気店なのは判っていたけど、これほどとは思わなかった。感染リスクを考えるとあまり混んでいる店には行きたくない。仕方がない。さっきの店に向かうか。踵を返して車をUターンした。

店先に到着。
その店を「拠り所 Michi」といった。食べログ上のカテゴリーとしては「ダイニングバー、居酒屋」となっており、夜の営業が主体の店である。
ただ、このご時世である。ランチでラーメンを出しているようなのだ。店先に駐車スペースがあるので入庫後。外観を撮影して早速店内へ。

店内に入ると奥にバックバーを有したカウンター席とあとはテーブル席の構成。先客として1組の親子連れがテーブル席に座っている。店の人間が見当たらないのでとりあえず立っていると、厨房から若者が出てきたのでお一人様であることを伝えるとカウンター席に座って待つように指示された。厨房が一番見やすいであろうカウンターの端席に陣取った。
席に備え付けのメニューを見てみるとランチ時は本当にラーメンしかないらしく、後は数種のトッピングと小ライスがあるくらいだ。

数分後。先客が注文したラーメンを両手に持って配膳が終わると、カウンター内に入ってオーダーを聞いてくれた。

「塩と醤油がありますが、塩の方が他店とは違って面白いと思いますよ」

まぁ、オススメは塩ってことで良いのかな。オーダーは口頭。自家製とんこつラーメンの塩、味玉をオーダーした。すると…
「他にも丼などもありますがいかがですか?」とマクドナルドの店員のようなことを言いながら丼物のメニューを差し出した。チャーシュー丼と高菜丼。折角なのでチャーシュー丼を追加オーダーした。

夜は居酒屋になるということでバックバーを眺めてみる。
居酒屋なので焼酎も多いけどジンやウォッカ、そしてウイスキーもそこそこ置いてある。
高い位置にはボトルキープであろうか、ネームタグの付いた大量の角瓶が置かれていた。

厨房は奥にあり観察は難しいが、暖簾越しに観察。
麺茹でもスープの加温も片手鍋で行われているのが判る。麺茹では深ざるを使用したもの。湯切りは未確認。スープ関連の寸胴等は見えない。

そしてラーメンとチャーシュー丼が同時にやってきた。チャーシュー丼は後回しにして先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープはげん骨を軸にした印象の白湯スープ。乳化は進んでいるがオイリーな印象はなくサッパリしたスープだ。これは店主の受け売りであるが、出来上がったスープを一度冷蔵保存するらしい。冷蔵保存すると表面に油の層が固まるので油分を除くのは簡単だ。昔、取材した町田市にある「胡心房」が同じような手法を取っていると昔テレビで見た記憶がある。ニンニクチップも浮いていてニンニクの香りがするがほんのり香る程度だ。これ以上だとスープ自体の味が判りにくくなる。
麺は中太の縮れ麺。かん水の量は標準的、加水率はやや高めの印象を受けた。若干ではあるが麺が勝っている印象を受けた。スープ自体の塩味に対して若干麺が太いのだ。まぁ、とんこつ醤油もあるのでそちらに合わせたという可能性も否定出来ない。
具は豚バラ肉、キャベツ、スライスオニオン、白髪ネギ。そして別注の味玉。チャーシューの類は乗らない。豚バラ以外の具材は加熱されていないのでスープに浸してから食べる必要がある。味玉は半身で100円。最初、乗せ忘れたのかと思ったが、食べログで他のレビュアーの方の画像を見ていると何故か皆さん味玉を頼んでいて半身で乗っているので間違いないだろう。半身で100円というのは単純に一般的なラーメン屋の倍の値段である。黄身が溶け出さない程度の茹で加減。味付けは穏やか。

チャーシュー丼はご飯の上にコロチャー、白髪ネギ、刻み海苔。タレは穏やかな甘さを持ったものだが、ご飯が勝っている印象を受けた。ラーメンにチャーシューが乗っていないのにチャーシュー丼を出しているのが不思議。夜のメニューにもチャーシューを使用したメニューはない。

先客も帰って店内が店主と私の二人だけになったので帰り際に少し話をした。
チャーシューは丼用に作っているようで、ラーメンにトッピングしてしまうとスープの味わいを邪魔する関係で乗せないのだという。全体的に味付けが薄味なので判らないではない。後は夜のお通しとして提供する場合もあるようだ。
聞けば彼は海外での修行経験があるらしく、居酒屋としてメニューも作ってはあるものの、材料さえあればお客の好みで料理を提供してくれるという。
これが普通の飲食店ならいいのだが、酒が入る居酒屋となってくると行くのも大変だし帰るのも大変な立地だ。
ただ、周りに飲み屋がない立地なのでボトルキープの瓶の数を見る限り、ニッチな客を捕まえることは出来ているようだ。そういう意味では近隣住民には貴重な店なのかもしれない。
私も移動手段の都合がつくのであれば一度は飲みに来てみたいものである。

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