人のいない熱海でシングルベル
いちばんけん
一番軒

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SHOP DATA
住  所静岡県熱海市銀座町1-19
電話番号0557-81-5607
営業時間17:00~1:00(月~水・金~日)
定休日木曜
席数カウンター4 テーブル10
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚05'38.1''
E139゚04'33.3''
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最寄駅来宮駅(JR伊東線)
熱海駅(JR東海道本線)
取材日2020/12/25その他の情報...

メニュー

ワンタンメン
850円
ラーメン
650円
タンメン
850円
みそラーメン
850円
more...

クリスマスも終わっていよいよ年末モードに入りましたね。
とは言っても、「大型連休=Stay Home」と言う状況は変わらない昨今。
今年の年末年始は引きこもり確定です。管理人です。

今日は金曜日。
来週の月曜日が仕事納めの会社も多いと思いますが、我が社は「有給取得推奨日」に指定されている関係から、来週の月曜日は有給休暇を取ることにした。
という訳で個人的には今日で仕事納め。一年間お疲れ様でした>俺。
今年は本当にコロナに振り回された1年だった。ゴールデンウィークは緊急事態宣言による自粛要請、休業要請でほぼ引きこもり。
毎年のことだが特定の夏休みがない私にとって、夏に有給休暇を使って休みを取ろうと言う気力がない。
そんなこんなが相まって会社から「お前はあと2日半休め」と言われているのだ。
最近は「働き方改革」の名のもとに年間、最低5日の有給休暇を消費しなければならない決まりになっているらしい。

話が逸れた。
勤務先を後にした私は静岡駅を午後5時34分に出発する熱海行の電車に乗車した。
何故、このタイミングで熱海に行こうかと思ったのかと言えば、ずっと行きたくても行けないラーメン屋があったからだ。
その店は今年の1月にオープンした新店で、食べログで私のフォロワーさんが口コミを書いたのが3月のこと。緊急事態宣言発令間近という感じで外出自体が危うい状況の中で知った店だ。
緊急事態宣言が解除された5月以降。熱海市は関東圏からの観光客が押し寄せ、クラスターも発生し、どう考えても熱海に行くのはリスクが高すぎると考えて躊躇していた。
しかし、ここ最近の感染者数を見てみれば、三島沼津の方がよっぽど感染者の累計者数が多い状況。しかも、市中感染が蔓延してるとは考えにくい状況である。
そんな風に考えた時、今年最後はその店の取材で終わりたいと思ったのだった。
ちなみに当日の昼に判ったことなのだが、12月23日~25日にかけて花火が上がるという。たった5分間だけなのだがそこはクリスマスナイトである。人がどれだけ出てるのか気になった。

1時間半後。
静岡からの長い乗車時間を終え、熱海駅に到着した。
人の出は杞憂に終わったようで、大して人が出ている気配がない。目的地に向かって歩き出した。
熱海駅から繁華街に向かう時は坂道を下るだけなので苦労がない。熱海といえば観光客、特に宿泊客を相手にした町中華やラーメン屋が多い印象だが、流石にこのご時世なのでどの店も閑古鳥が鳴いている。リカバリー先を全く考えていなかったので、リカバれそうな店をピックアップしながら現地に向かった。

10分後。
店に到着した。しかし、何か様子がおかしい。シャッターが半開きになって中に人の気配も感じられるのだが営業している感じではない。
改めて食べログを見直すと…

『営業時間20時からかぁ~』

実はこの取材の後。行きつけのバーに顔を出そうと思っている。
そのバーは海沿いにあって、花火を見ながら酒が飲めるという素晴らしいバーだ。
しかも、人混みで見るわけではないので感染リスクも限りなく抑えられ、店舗内なので寒くもない。
最低でもバーには20時20分には入らないと花火の時間に間に合わない。そんな風に後の行動を考えると無理ゲーである。一瞬、先にバーに行って花火を見ながら飲んで、帰りがけにラーメン取材というのも考えたが、それでは流石にあべこべな感じだ。
仕方ないので踵を返し、ピックアップしていた店の中で一番近い店に向かうことにした。

5分後。
店に到着した。その店を「一番軒」と言った。場所は熱海銀座商店街がはじまる交差点の角地にある。お店自体の存在は知っていたが勿論、初入店である。外観を撮影して早速、店内へ。

店内に入ると直ぐ厨房に面したカウンター席が見えた。店内に先客の姿はないのでカウンター席に陣取った。
まぁ、ラーメンだけ食べて帰っても良いんだけど、仕事納めの夜だしクリスマスだしと勝手な理由をつけて飲んじゃいますか。オーダーは口頭。ビール、餃子、野菜炒めをオーダーした。

店内は年の頃は60代後半といった男性と30代に見える若い男性の2名体制。親子にも見えなくはないがどういう関係かは知る由もない。

先ずはビールが到着した。本当にお疲れ様でした>俺。
いつものハイボールはメニューにないのでビールにしたが、ビールって腹にたまるので本当に最近は飲まなくなった。
ビールを飲みながら餃子や野菜炒めを調理している姿を見てボーっとする時間。こういう何気ない時間が今年一年を思い返すには丁度良い時間なのかもしれない。

そして野菜炒めがやってきた。イメージに反して醤油を使用したようなちょっと色の濃い仕上がり。そして特徴的なのは焼きそばでもないのに紅生姜が添えられていることだ。
この野菜炒め、どこかで見た覚えがある。そうだ。Gotoトラベルを利用して熱海に宿泊したというFacebookの友達がこんな野菜炒めを食べていたような気がする。後で確認してみよう。
モヤシ、キャベツ、人参、ニラ、筍、キクラゲなどから構成されるそれは醤油をベースとしたタレで味付けがされている。

そして餃子もやってきた。焼き目の部分はオイリーな印象がなく、「油を敷き忘れたのかしら?」と思うような仕上がり。中の餡は肉と野菜が半々といった感じでバランスが良い。漬けダレが既に用意されてしまっているのでいつもの酢胡椒で食べるのは諦めた。

やっぱビールが良くないのか、結構腹が一杯になってきたが改めてメニューを見直してみる。

『おっ、タンメンあるじゃん』などと一瞬思ったが、野菜炒めを頼んじゃってるのでモロ被りである。
ラーメンじゃツマらないし、みそラーメンっていうのも悪くないけど変化球だし、ネギはあまり好きじゃないし、もやしは野菜炒めと被るし。ましてやジャンボラーメンなんて食べれる気がしない。
そうやって消去法でメニューから消していくと残ったメニューはワンタンメン、チャーシューメン、チャーシューワンタンメンの三つに絞られることとなった。オーダーは口頭。ワンタンメンをオーダーした。

改めて厨房観察。
麺を茹でるためのお湯はオーダーが入り次第、中華鍋に水を張って準備する。この中華鍋。先ほど野菜炒めを作った鍋で、この鍋ひとつで加熱する調理のすべてを担っているようだ。ちなみに餃子は餃子専用の焼き台がある。寸胴の数は小型のものが1器のみ。スープを注ぐ際は最初、スープ表層のオイルを添加した後に本体となるスープを注ぐ二段階注入方式。茹でられる麺はかなり細い麺で平ざるを使って湯切りが行われる。その麺の中にワンタンの姿は存在しなかった。

『ワンタンはいつ茹でるのだろう?』

そんな風に考えていると一人がラーメンの盛り付けをしている間にもう一人がワンタンを別に茹ではじめた。麺とワンタンを一緒に茹でちゃう店もあるが、茹で時間の関係もあるのだろう。そんな調理方法をとっていた。

そしてラーメンがやってきた。先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープは鶏ガラを軸にした清湯スープ。醤油ダレの塩梅は穏やかで香りの奥底に香味野菜系の生姜の香りを抱いている。街中華のよくある中華スープといった感じか。
麺は細ストレート麺。かん水の量、加水率共に標準的な印象を受けた。茹で加減は固めに仕上がっている。これは先ほどの調理方法の関係で茹で上がった麺を少しの間、放置しなければならない時間を考慮した茹で加減なのであろう。
具はチャーシュー、ワンタン、メンマ、のり、ネギ、白ごま。チャーシューは豚バラ肉使用の茹で豚。積極的な味付けは施されていない。ワンタンは8、9粒入っており意外とボリューミー。通常のワンタンとは違い、餡の量は多め。ネギは斜め切りと小口切りの2種類が入っている。

今年最後の店がリカバリー店と言う、何をやってもうまくいかない一年に相応しい締めくくりである。

来年はどんな年になるんだろう。で、オリンピックって本当にやるの?

この状況じゃあ無理ゲーだよなぁ。

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