30年という時の流れに…
よしとみしょくどう
【閉店】よし富食堂

photo

SHOP DATA
住  所
電話番号
営業時間11:00~14:00(月・水~日)
16:30~21:00(月・水~日)
定休日火曜
席数カウンター10 座敷12
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚10'57.4''
E138゚41'09.0''
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最寄駅
取材日2020/06/13その他の情報...

メニュー

タンメン
630円
ラーメン
550円
五目ラーメン
730円
札幌みそラーメン
650円
more...

静岡県も梅雨に入り、今朝は朝から小雨まじりの曇り空。
時計を見ると10時半。なんだか少し頭が痛い。

話は逸れて昨晩のこと。
西富士宮駅前の居酒屋で一杯やり、その足で駅前のバーに寄り、更には沼津に戻ってタクシーを使って大岡のバーに立ち寄る。
自宅に戻ったのは午前3時で、ソッコーで着替えてバタンキューしたのを覚えている。

『完全に飲み過ぎだな…』

もう年齢的に一晩で3軒をハシゴするというのは無謀なのかもしれない。
ただ、昨今のコロナ騒動から自粛に入っていたバーで唯一寄っていなかったのが大岡のバーだったこともあった。
久しぶりにマスターの顔も見たいと思ったのだった。

朝風呂に浸かり、酒を抜きながら取材先を考えた。
そういえば、自分の会社に所用もあったことを思い出す。定期券の更新時期で会社で購入してくれた定期券を取りに行かなければならない。
先ずは会社に寄って定期券でも取りに行きますか。
自宅を出発した。

無事に定期券も手に入れ、会社の駐車場で取材先を考えた。
食べログに保存してある「行きたい店」の一覧を見てみる。すると、富士市内にある食堂が目に飛び込んできた。
自分に残したコメントには「タンメンが美味そうに見える」と書いてある。沼津ICも目の前なのでそのまま乗線して富士市を目指した。

20分後。
富士ICを下線して目的の店を目指した。吉原高校の近くにあるらしい。

10分後。
店の近所に到着した。すると…

「あっちゃ~、やってないじゃん…」

理由はよく判らないけど店は閉まっていた。仕方なく食べログを開いてリカバリー先を調べているとある光景が思い浮かんだ。

話はそれるが30年ぐらい前のこと。私もまだ20代前半で会社に入って1年目くらいのことだ。
当時お付き合いしていた女性が住んでいたのが富士市内で毎週のように富士市に通っていた時期があった。
大渕街道を北上した所に彼女が借りていたアパートがあって、毎週のように会いに行っていた。高々30km程度の距離ではあるが、お互い仕事もしていたので毎日会うことは叶わず、週末はとにかく彼女と二人で過ごすことが多かった。
吉原高校も彼女のアパートへ行く際に通っていた道だった。

『30年も経つと大渕街道も様変わりしているんだろうなぁ』

そんな思い出を抱きつつ、当時の彼女のアパートの方へ車を走らせてみた。

大渕街道を北上し、広見公園へ続く交差点を超えて直ぐ、古い食堂を見つけた。
当時、この場所にこの食堂があったかは記憶にない。というか、当時の私達の食事は一番亭で「なんちゃらコンビ」みたいなラーメンと丼がセットになったものが多く、安価でお腹いっぱいになれることが主命題だった関係もあって、食堂に行った記憶はない。
リカバリー先も決まってないし、時計は13時をまわったし、そろそろ決めないといけない。
店先に駐車スペースがあり、空いていたので早速入庫。外観撮影をして早速入店する。
店内に入ると食堂というよりは和食店のような印象。先客の姿はない。適当なカウンター席に陣取った。
席に備え付けのメニューを見てみる。麺類の他に定食や丼ものなどがある。オーダーは口頭。タンメン、餃子をオーダーした。
店内は厨房に面したストレートのカウンター席と座敷席の構成。
前述したように食堂というよりは和食店のように見えるのはこの広い座敷の存在が大きい。
店主と女将のご夫婦で営まれているお店のようだ。

厨房観察。
寸胴の数は小型の物が1器のみ。注がれるスープは透き通った黄金色をした清湯スープだ。雪平鍋に豚肉や野菜を投入してスープで煮込んでいる。炒める工程がないタンメンのようだ。麺茹では平ざるを使用したもの。湯切りは申し分ない。

そしてタンメンと餃子が同時に出てきた。先ずはタンメンのスープからすすってみた。
ベースのスープは鶏ガラを軸にした印象で、具材と共に煮込んでいる関係で出来上がりはやや濁っている。香りはごま油が支配的で塩味で調味されたスープである。
麺は細縮れ麺。かん水の量は若干多め。加水率は標準的な印象を持った。茹で加減はデフォルトでやや硬めに仕上げている。
具は豚こま、キャベツ、もやし、人参、筍、椎茸。チャーシューの類は乗らない。煮ることで熱を入れてあるので香ばしさはない。筍がシャキシャキとして良いアクセントになっている。

餃子は焼き面がシッカリと焼いてあってパリパリとしたクリスピーな食感。逆に中の餡はトロリとした食感をもっており、具材の切り方もかなり細かく切られている。肉汁が多いという感じではなく、水分量が多いという印象を持った。

彼女のアパートに行く間。マイホームセンターがあった記憶と、その近くに行ったことはないのだがラーメン屋もあった記憶もあるのだが、どちらもなくなっていた。
30年という年月は人ばかりでなく、街並みも大きく姿を変えるだけの時間のようだ。
フッ、私も無駄に年を取ったものだ。

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