チャーシューが美味いらしいが…
しなちゅうぶんてん
支那忠分店

photo

SHOP DATA
住  所静岡県富士市天間731-2
電話番号0545-71-3915
営業時間11:00~14:00(火~日)
定休日月曜
席数テーブル13
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚12'08.0''
E138゚38'12.6''
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最寄駅富士根駅(JR身延線)
取材日2020/05/09その他の情報...

メニュー

チャーシューメン
700円
ラーメン
550円
大ラーメン
600円
ワンタンメン
650円
more...

政府が発表した緊急事態宣言の終了日である5月6日を前に、政府は期間の延長を5月末までと発表した。
しかし、経済に与える影響は大きく、特定警戒都道府県である13都道府県を除いては休業要請が一部解除になっている。
その中には私が愛して止まないバーは依然として含まれているが、ラーメン店を含む一般の飲食店は休業要請は解除されつつある。
静岡県に関して言えば新たな感染者の情報は5月1日を最後にあがっていない。今までの感染経路を見ていれば分かる通り、県外者の帰省や県外に出張った人、この時期に海外旅行に行った者など、外的要因が県内の感染者の特徴である。
自粛に明け暮れたGWも終わり、初めての土日がやってくる。
前述通り、一般の飲食店は休業要請が解除された訳であるが、どれだけの店が営業を再開しているだろうか。
この調子だと、ウイルスと共生する期間が長くなるだろう。管理人です。

という訳でGW明け初めての土日。
朝から食べログを見ながら取材先を考えた。
最近、ちょっと思うのは富士宮市というのが意外と町中華や食堂が多いということ。
候補地として保存した店が3軒ほどある。富士宮と言う場所は私自身はあまり明るい土地ではなく、富士宮バイパス周辺が私の知っている富士宮である。そこから外れるとまぁ判らない場所だらけだ。
正直、GWは殆ど外出しなかったのでドライブがてら、富士宮方面に向かうことにした。
ただ、富士宮市って県内で2番目に感染者数が多い場所だ。まぁ、感染者数が多いとはいえ、その殆どが感染経路が判っているので、市中感染が広がっているとは考え難いのだが。
早速、取材を開始した。

自宅を出発し、東名沼津ICを目指す。
目的の店は富士宮市内にある町中華で、メニューの中にちょっと聞き慣れないラーメンがあったので、その何たるかを探るための取材である。
東名富士ICで下線し、西富士道路を経由して富士宮を目指す。
途中、富士宮バイパス沿いの飲食店を見てみるが、マックや幸楽苑などのフランチャイズ系飲食店は営業しているようだ。流石に全国展開しているフランチャイズ店が全国的に休業してしまうと売上損失も相当なものだろう。解除された地域で営業を再開するのはやむを得ないと思うし、それを待っている客も大勢いると思われる。勿論、他県から来たバカ者に飲食の機会を与えるという意味では考える部分も多いが、最終的にはそういうバカ者個人個人のモラルや判断に委ねられてしまうのは仕方ないのかもしれない。

そうこうする内に目的の店が見えてきた。しかし…

『うぁ、やってねー!』

古い店なので休業しているのか潰れたのか、判断に困るところではあるが営業していない。
仕方ないので郵便局の駐車場に入庫して、次のリカバリー店を食べログから探す。
今回の取材先は3軒が確保できているので、まだまだ元気だ。
目的地を再設定し、車を走らせた。

10分後。
次の目的地に到着した。通りから外れた場所にあるその店には張り紙がしてあった。

来月6日以降は感染状況を見て決めます

まぁそうなるよね。覚悟はしていたものの、2回もフラれると心が折れそうだ。
仕方なく、最後のリカバリー店を再々設定し、車を走らせる。
今度の店は街中華ではなく食堂だが、富士宮バイパス沿いにあるので多分営業してるんじゃないだろうか、という淡い期待を持っていた。しかし…

「臨時休業」

ぐはっ!この店は大型店なのでイケるんじゃないかと考えていたが甘かった。
どうしようかと考えていた時、ある店のことが思い出された。

話は逸れるが3月の連休中のこと。
ラー紀読者でもある知り合いからLINEがやってきた。
見てみると、富士市内にある「支那忠」という店を勧める内容だった。
ラーメンはともかく、チャーシューが絶品だという。また、半チャーハンも勧めていた。
当時、食べログを調べてみると確かにチャーシューを褒めている口コミが多かった。
そんなこんなで保存した店なのである。

話を戻そう。
その店が富士市内とは言いながらも結構富士宮よりだったと記憶していた私は最後の賭けに出た。これでダメなら富士宮バイパス沿いにある適当なラーメン店でリカばるしか術はない。目的地を再々々設定して車を走らせた。

10分後。
店の近所に到着した。遠くから確認できる「ラーメン」と書かれた幟。
そして、駐車場には数台の車の姿が確認できた。

『やった!やってるか?』

そうは思ったが暖簾を見るまでは安心できない。今日はそういう日だ。
店先に到着。暖簾も確認でき、やっと営業している店を見つけることができた。
店の真ん前と横に駐車スペースがあるので入庫後。外観を撮影して早速店内へ。
店内はほぼ満席で、しかも狭い…。ソーシャル・ディスタンスなんてどこ吹く風。席あらば相席推奨だという。店員の姿が見えないことと、相席以外に席がないことから先ずは店先で待機。このご時世にこの店内に突入するのは流石に(はばか)られた。

数分後。
店員が給仕している姿が見えたタイミングで入店。一人であることを告げると入口から一番奥に位置するテーブル席に通された。パッと見では判らなかったがその席は一人用のテーブル席。ソーシャル・ディスタンスが確保できない状況では一番ましな席に当たった。

壁に掲げられた短冊状のメニューを見てみる。タンメンもあったが、今回はチャーシューが目当てなのでチャーシューを堪能してみたい。オーダーは口頭。チャーシューメン、半チャーハンをオーダーした。

厨房は奥にあって観察自体は出来そうにない。仕方なく店内を観察。
全13席ある席の11席が埋まっている店内。自粛疲れの反動か、それともこの店はいつもこんな感じなのだろうか。身延線の富士根駅から近い立地とはいえ、決して好立地とは言い難い。
常連さんと思しき男性2名が相席をしているが、客の入りによって席を移動する様は流石常連といった感じで、私もバーではよく移動をお願いされる。付き合いが長いからお願いできる相手、それが常連客である。

意外と早くラーメン、同時に半チャーハンもやってきた。
先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープは鶏ガラを軸にした清湯スープ。動物系の出汁感はあまりなく、表層に浮かぶオイルの量も極めて少ない。醤油ダレのダイレクト感とグルタミン酸系の旨味成分が主軸を成し、生姜などの香味野菜系の香りが脇支えする。後半、テーブル胡椒を振り入れると若干、酸味が立った味わいに変化した。
麺は極細ストレート麺。かん水の量はやや少なめ。加水率は若干低めの印象を受けた。デフォルトの茹で加減は堅茹でに仕上がっており、パツパツとした食感が印象的。その印象は後半になっても持続する。店の中に書かれていた内容を引用すれば、自家製のたまご麺だという。
具はチャーシュー、メンマ、ナルト、ネギ。チャーシューは豚バラ肉使用の煮豚。3~5㎜厚と厚く、5枚入っている。そして大きい。メンマも自家製を思わせる味付けが施されている。

半チャーハンはチャーシュー、ナルト、ネギから構成されたもので、醤油のシッカリとした色目に反して塩味はそれほど強くない。添えられた紅生姜が良いアクセントになっている。先日の新東食堂は塩胡椒ベースだったが、この醤油の焦げた香りも安心感があって良い。

東京都の1日の感染者数が100人を下回り、ここ数日は50人を下回ってきた。
自粛は経済的にも生活的にも色々と大変だが、シッカリとした効果が数値として現れているのは良い事だ。
残り3週間となった今回の緊急事態宣言の延長であるが、良い形で解除されることを願うばかりだ。

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