| あの映画を思い出すのは私だけ? |
【閉店】五福星

| SHOP DATA | ||||
| 住 所 | ||||
| 電話番号 | ||||
| 営業時間 | 11:30~14:00(月~火・木~日) 17:00~21:30(月~火・木~日) | |||
| 定休日 | 水曜 | |||
| 席数 | カウンター11 座敷8 | |||
| 駐車場 | あり | |||
| 緯度経度 (日本測地系) | N 35゚06'46.1'' E138゚53'01.8'' | 地図を見る | ||
| 最寄駅 | 大岡駅(JR御殿場線) | |||
| 取材日 | 2020/04/18 | その他の情報... | ||
メニュー
- タンメン
- 750円
- ラーメン
- 500円
- チャーシュウメン
- 850円
- チャシュウワンタンメン
- 1000円
感染者の多い都府県に発令されていた緊急事態宣言が全国に対し発令されました。
それにより、人が密集するような商業施設、遊戯施設、フランチャイズ系の飲食店などは軒並み休業となっている。
そんな中、ニュースを見ていると東京や千葉のパチンカスが茨城県に越境していると言う。
この私でも流石に4月に入ってからはパチンコ店には入店していない。
先日、ラーメン紀行でも新コロナウイルスに対する行動指針をお伝えしたばかりであるが、心配なのはそういう個人店でさえ休業という選択をするのであれば、ラーメン紀行自体の更新も停止を余儀なくされる。
ただ、休業に関しては要請であり強制ではないので、こんな状況でも開けている店もあるだろう。まぁ、個人レベルで考えれば稼がなければおまんまの食い上げだ。
政府は全国民に漏れなく10万円を支給すると方向転換をした訳だが、10万円というお金で個人店が家賃や光熱費を払って残るお金っていくらあるんだろう。多分、焼け石に水である。
だからと言って私個人として見れば、店がやってるからといって感染リスクを高めるような行動は極力、避けなければいけないということも判っている。
昼飯を食べるためにラーメン屋に赴くことって「不要不急の外出」だよなぁ。
ラー紀更新の行動指針にももう少し厳しさが必要なのかと考えている今日この頃である。
管理人です。
今日は土曜日。
外出を拒むかのように朝から雨模様。しかも強風が吹いている。
こんな天気では自宅から半径5km圏内の移動が関の山だ。取材先について考えた。
沼津市内というのは意外と食堂が多いということに食べログを見て気がついていた。
しかも、「こんな場所に店があるのか?」というような場所にである。
人との接触をなるべく避けて行動すると考えた時、こういう店というのは重宝する。
後は営業しているかどうかが問題なのだが。
早速自宅を出発した。
最初に向かった食堂は沼津市大岡にある店。
Googleマップで地図を見たのだが半世紀以上この辺りで過ごしてきて行ったことのない道である。
ナビをセットして早速出発する。
20分後。
現地付近に到着した。案の定、店は営業していない。
緊急事態宣言に加えて朝からのこの雨だ。休業を選択するのも頷けた。
もちろん、リカバリー先も考えてある。もう一軒、沼津市の宮前町という場所にある食堂を考えていた。早速現地に向かった。
リカバリー先への道すがら、大岡駅前の交差点で信号待ちをしてる時のことだ。
『おっ、これから営業開始するのかな?』
時計を眺めると11時半ちょうど。その店を五福星と言った。
この店もかなり古く、私が車を乗り始めた20代の頃から営業していたので既に30年は経過している老舗店である。
しかし、当時の私はとんこつラーメン一本槍だったので全く眼中になかった店だ。
実は食べログに取材予定店として保存もしてある。
会社帰りに沼津から御殿場線に乗り換えて一駅目。大岡駅で下車してそのままビール、餃子、チャーシューと来て〆にラーメン…なんてことも考えていた。(実は昨日も考えていた)
ただ、今の状況では車の始末ができないのでリカバリー先に向かうことにした。
10分後。
リカバリー先の食堂に到着するも、やはり営業していなかった。
正直、「こんな場所に店があるのか?」という店は裏を返せば営業することに対して脆弱であるように思える。特にこういう状況下であれば尚更である。まさに諸刃の剣だ。
今の私には「確実に営業している」という保険のようなものが必要である。
そう考えた時、先ほどの五福星が頭に浮かんだのは言うまでもない。
ただ、車の始末をどうするのか?という部分でかなり悩んだ。
今、この状況下で考えられる方法としては沼津駅北口に車を入庫し、御殿場線に乗って現地に向かう方法である。しかし、今日は雨風が激し過ぎて歩いて現地に向かうのは憚られた。
一縷の望みを託して食べログを見直してみると…
『おっ、駐車場有るじゃん!んっ?1台?』
食べログの情報によれば駐車場はあるものの「1台?」という曖昧な記述がされている。
ただ、背に腹は代えられないので早速、現地に向かった。
10分後。
現地に到着した。
確かに店の横に1台、軽自動車が停まっているが隣に1台分のスペースがある。ここに入れちゃって良いのか?付け加えるなら軽自動車ならギリ大丈夫だが普通乗用車では入れないほど狭い。こういう時に軽自動車というのは便利だ。昔の車なら確実にアウトだっただろう。
外観撮影は後回しにして早速、入店する。
店内に入ると既に先客が1名、餃子をアテにビールをやっている。多分、常連さんであろう。昼からビール。昔取材した「姫の家」を思い出していた。
店内は厨房をL字に囲うカウンター席と座敷席の構成。ソーシャル・ディスタンスを意識して先客から5席あけて陣取った。
席に備え付けのメニューを見てみる。醤油、味噌とあるが塩はタンメン以外はなさそうだ。オーダーは口頭。タンメン、ギョウザをオーダーした。
店内は店主一人で切り盛りする。口髭を生やした年の頃は60代といった感じだ。
この店の屋号である「五福星」で私が頭に思い浮かべるのは香港映画の「五福星」という作品。(詳しくはコチラから)
サモ・ハン・キンポーが監督・出演した作品でジャッキー・チェンも出ていた1983年の作品。あの頃の香港映画って凄い勢いがあった時期でジャッキー・チェンをはじめとした映画スターが活躍していた時期だ。
厨房観察。
寸胴の数は小型のものが1器のみ。麺はステンレス製の引き出しに保管されている。中華なべに湯を張って茹でるのだが、茹でる前に手で揉んで縮れを付けている。麺茹では平ざるを使用したもの。湯切りは重力に任せる感じでざるを振ることは少ない。具材はスープを張った中華なべに豚こまと乾燥キクラゲを茹でて、時間差で白菜やもやしなどの野菜系を投入する調理で炒める事はしないスタイル。
そしてタンメンとギョウザが同時にやってきた。ギョウザは後回しにして先ずはタンメンのスープからすすってみた。
ベースのスープは鶏ガラ、豚ガラを軸にしたであろう清湯スープであるがタンメンに関して言えば結構濁りがある。これは具材の豚こまからの蛋白成分が溶け出しているからであろう。ゴマ油の風味が先行するそれは所謂「どこかで食べた事のある味」で安定感がある。塩味は穏やか。
麺は中細の平打ち麺。かん水の量は標準的。加水率は高めの印象を受けた。麺肌が滑らかで啜り心地が抜群である半面、コシは絶望的にない。汁があること、麺の太さから受ける印象はにゅうめんを食べているような錯覚に囚われる。
具は豚こま、白菜、もやし、キクラゲ、ピーマン。全て茹でて熱を入れてある。この界隈の食堂のタンメンではキャベツを使用する確率が高いが白菜の方が煮込んだ時に独特の旨味や風味をスープに与えてくれる。グルタミン酸効果である。勿論、化学の力も借りているが。
餃子はニラが多めので肉と野菜系の割合は野菜が多い印象。餡自体に積極的な味付けは施されていないのでいつものように酢胡椒で頂くことに。大きさも丁度良く、個数も6個入り400円と手頃感がある。ラーメンのお供に丁度いい。
この年になって全世界規模の困難に直面している今、若かりし頃の記憶を交えて取材記を書いていると「あの頃は良い時代だった」とちょっとおセンチになることがある。
人はいつでも時代に翻弄されて生きているのだが、この困難が普通の状況に戻る日は何時なのだろうか。
先の見えない未来は不安しかないが、精一杯生きるしかない。
それにより、人が密集するような商業施設、遊戯施設、フランチャイズ系の飲食店などは軒並み休業となっている。
そんな中、ニュースを見ていると東京や千葉のパチンカスが茨城県に越境していると言う。
この私でも流石に4月に入ってからはパチンコ店には入店していない。
先日、ラーメン紀行でも新コロナウイルスに対する行動指針をお伝えしたばかりであるが、心配なのはそういう個人店でさえ休業という選択をするのであれば、ラーメン紀行自体の更新も停止を余儀なくされる。
ただ、休業に関しては要請であり強制ではないので、こんな状況でも開けている店もあるだろう。まぁ、個人レベルで考えれば稼がなければおまんまの食い上げだ。
政府は全国民に漏れなく10万円を支給すると方向転換をした訳だが、10万円というお金で個人店が家賃や光熱費を払って残るお金っていくらあるんだろう。多分、焼け石に水である。
だからと言って私個人として見れば、店がやってるからといって感染リスクを高めるような行動は極力、避けなければいけないということも判っている。
昼飯を食べるためにラーメン屋に赴くことって「不要不急の外出」だよなぁ。
ラー紀更新の行動指針にももう少し厳しさが必要なのかと考えている今日この頃である。
管理人です。
今日は土曜日。
外出を拒むかのように朝から雨模様。しかも強風が吹いている。
こんな天気では自宅から半径5km圏内の移動が関の山だ。取材先について考えた。
沼津市内というのは意外と食堂が多いということに食べログを見て気がついていた。
しかも、「こんな場所に店があるのか?」というような場所にである。
人との接触をなるべく避けて行動すると考えた時、こういう店というのは重宝する。
後は営業しているかどうかが問題なのだが。
早速自宅を出発した。
最初に向かった食堂は沼津市大岡にある店。
Googleマップで地図を見たのだが半世紀以上この辺りで過ごしてきて行ったことのない道である。
ナビをセットして早速出発する。
20分後。
現地付近に到着した。案の定、店は営業していない。
緊急事態宣言に加えて朝からのこの雨だ。休業を選択するのも頷けた。
もちろん、リカバリー先も考えてある。もう一軒、沼津市の宮前町という場所にある食堂を考えていた。早速現地に向かった。
リカバリー先への道すがら、大岡駅前の交差点で信号待ちをしてる時のことだ。
『おっ、これから営業開始するのかな?』
時計を眺めると11時半ちょうど。その店を五福星と言った。
この店もかなり古く、私が車を乗り始めた20代の頃から営業していたので既に30年は経過している老舗店である。
しかし、当時の私はとんこつラーメン一本槍だったので全く眼中になかった店だ。
実は食べログに取材予定店として保存もしてある。
会社帰りに沼津から御殿場線に乗り換えて一駅目。大岡駅で下車してそのままビール、餃子、チャーシューと来て〆にラーメン…なんてことも考えていた。(実は昨日も考えていた)
ただ、今の状況では車の始末ができないのでリカバリー先に向かうことにした。
10分後。
リカバリー先の食堂に到着するも、やはり営業していなかった。
正直、「こんな場所に店があるのか?」という店は裏を返せば営業することに対して脆弱であるように思える。特にこういう状況下であれば尚更である。まさに諸刃の剣だ。
今の私には「確実に営業している」という保険のようなものが必要である。
そう考えた時、先ほどの五福星が頭に浮かんだのは言うまでもない。
ただ、車の始末をどうするのか?という部分でかなり悩んだ。
今、この状況下で考えられる方法としては沼津駅北口に車を入庫し、御殿場線に乗って現地に向かう方法である。しかし、今日は雨風が激し過ぎて歩いて現地に向かうのは憚られた。
一縷の望みを託して食べログを見直してみると…
『おっ、駐車場有るじゃん!んっ?1台?』
食べログの情報によれば駐車場はあるものの「1台?」という曖昧な記述がされている。
ただ、背に腹は代えられないので早速、現地に向かった。
10分後。
現地に到着した。
確かに店の横に1台、軽自動車が停まっているが隣に1台分のスペースがある。ここに入れちゃって良いのか?付け加えるなら軽自動車ならギリ大丈夫だが普通乗用車では入れないほど狭い。こういう時に軽自動車というのは便利だ。昔の車なら確実にアウトだっただろう。
外観撮影は後回しにして早速、入店する。
店内に入ると既に先客が1名、餃子をアテにビールをやっている。多分、常連さんであろう。昼からビール。昔取材した「姫の家」を思い出していた。
店内は厨房をL字に囲うカウンター席と座敷席の構成。ソーシャル・ディスタンスを意識して先客から5席あけて陣取った。
席に備え付けのメニューを見てみる。醤油、味噌とあるが塩はタンメン以外はなさそうだ。オーダーは口頭。タンメン、ギョウザをオーダーした。
店内は店主一人で切り盛りする。口髭を生やした年の頃は60代といった感じだ。
この店の屋号である「五福星」で私が頭に思い浮かべるのは香港映画の「五福星」という作品。(詳しくはコチラから)
サモ・ハン・キンポーが監督・出演した作品でジャッキー・チェンも出ていた1983年の作品。あの頃の香港映画って凄い勢いがあった時期でジャッキー・チェンをはじめとした映画スターが活躍していた時期だ。
厨房観察。
寸胴の数は小型のものが1器のみ。麺はステンレス製の引き出しに保管されている。中華なべに湯を張って茹でるのだが、茹でる前に手で揉んで縮れを付けている。麺茹では平ざるを使用したもの。湯切りは重力に任せる感じでざるを振ることは少ない。具材はスープを張った中華なべに豚こまと乾燥キクラゲを茹でて、時間差で白菜やもやしなどの野菜系を投入する調理で炒める事はしないスタイル。
そしてタンメンとギョウザが同時にやってきた。ギョウザは後回しにして先ずはタンメンのスープからすすってみた。
ベースのスープは鶏ガラ、豚ガラを軸にしたであろう清湯スープであるがタンメンに関して言えば結構濁りがある。これは具材の豚こまからの蛋白成分が溶け出しているからであろう。ゴマ油の風味が先行するそれは所謂「どこかで食べた事のある味」で安定感がある。塩味は穏やか。
麺は中細の平打ち麺。かん水の量は標準的。加水率は高めの印象を受けた。麺肌が滑らかで啜り心地が抜群である半面、コシは絶望的にない。汁があること、麺の太さから受ける印象はにゅうめんを食べているような錯覚に囚われる。
具は豚こま、白菜、もやし、キクラゲ、ピーマン。全て茹でて熱を入れてある。この界隈の食堂のタンメンではキャベツを使用する確率が高いが白菜の方が煮込んだ時に独特の旨味や風味をスープに与えてくれる。グルタミン酸効果である。勿論、化学の力も借りているが。
餃子はニラが多めので肉と野菜系の割合は野菜が多い印象。餡自体に積極的な味付けは施されていないのでいつものように酢胡椒で頂くことに。大きさも丁度良く、個数も6個入り400円と手頃感がある。ラーメンのお供に丁度いい。
この年になって全世界規模の困難に直面している今、若かりし頃の記憶を交えて取材記を書いていると「あの頃は良い時代だった」とちょっとおセンチになることがある。
人はいつでも時代に翻弄されて生きているのだが、この困難が普通の状況に戻る日は何時なのだろうか。
先の見えない未来は不安しかないが、精一杯生きるしかない。
