沼津と言えば!のあの懐かしいつけ麺に出会える
つけめんいざかや よしおか
【閉店】つけ麺居酒屋 よしおか

photo

SHOP DATA
住  所
電話番号
営業時間19:00~3:00(月~木)
19:00~4:00(金~土)
定休日日曜
席数カウンター8 テーブル18
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚05'50.2''
E138゚51'39.2''
地図を見る
最寄駅沼津駅(JR東海道本線)
沼津駅(JR御殿場)
取材日2020/02/28その他の情報...

メニュー

味玉つけ麺+バター
980円
よしおかスペシャル
1280円
つけ麺
780円
バターつけ麺
880円
more...

文頭から話は逸れるが新型コロナウイルスの感染者数はとどまるところを知らず、我が静岡県でも初めての感染者が出たと言う。人が多く集まるイベント、マラソン大会を含む各種スポーツ競技やコンサートなども中止を決定しているところが多い。
今年はオリンピックイヤーということで、四年に一度の閏年の年。そして、56年ぶりの東京での開催である。
この取材記を書いている今日が正に2月の29日で四年に一度しかやって来ない日である。
全世界的にも終息の陰りを見せない今回の新型肺炎。東京オリンピックはどうなってしまうのだろうか。
また、今年の5月で20周年となるラーメン紀行最大のイベント、実兄と行くラーメンツアーは開催できるのであろうか。
色々と心配の尽きない2020年である。管理人です。

話は更に逸れて先日のこと。
以前、取材した沼津市内にある「極」というラーメン店を教えていただいた読者からまたメールを頂いた。
その内容は沼津市大手町に居酒屋ができるという情報なのだが、その屋号に「つけ麺居酒屋」と冠しており何ともネタっぽい響きを持っていたのだった。
読者曰く、この情報は人伝(ひとづて)に聞いた話らしく、本人自身もその店自体を見たことがないという。
その読者にはメールでも返信して謝辞を伝えてはあるが、この場を借りて改めて謝辞を伝えたいと思います。本当にありがとうございました。

話を戻して今日は金曜日。
前述の居酒屋へ行くために勤務先を後にした私は静岡駅を午後6時に出発する「ホームライナー沼津」に乗車し沼津を目指した。
メールにも場所が書かれていたのだが最近、ちょっと話題になっている「やっぱりステーキ」と言う「いきなりステーキ」のパクリとも思える店の2階にあると言う。
ステーキには全く惹かれない私ではあるが、そのステーキ屋の存在は既に知っていたので場所のイメージは出来た。

40分後。
定刻通りに沼津駅に到着した電車を降り、仲見世通り方面に向かって歩き出す。
週末金曜日の夜7時前。新型コロナウイルスの影響なのか、人通りはあまり多いようには見えない。メールに書かれていたのだが、この店のオープンは2月の24日の月曜日。本日2月28日なので5営業日目のお店に行く訳である。
やっぱりステーキが見えてきた。ステーキ屋の前には数名の待ち客が見えたが私の目はその店の横に立つ、「美味しい居酒屋です 2F」と書かれた人の身長以上もあるぽってりとした白いバルーン式の看板に目がいった。
やっぱりステーキの真横に上に向かう階段が見えた。事前に判っていた事だが店は2階にあって、前は焼肉屋だったようだ。
ステーキ屋の賑わいを横目に階段を上がる。大きな看板が頭上に見えた。
「つけ麺居酒屋 よしおか」。本日の取材先である。
階段の狭い通路の中での外観撮影はなかなか難しい。撮影後、早速店内へ。

店内はL字のカウンター席とテーブル席の構成。若い店員に一人客であることを告げるとカウンター席に通された。先客はテーブル席に2組、13名の宴会客とカウンター席に2名。
カウンターの先客は如何にもラーメン目当てで来ているといった感じか。
夜の取材だし折角の居酒屋なので先ずは一杯やっちゃいますか。席に備え付けのメニューを見てみる。
つけ麺の写真が写っているのだがなるほど。場所柄、この辺りでつけ麺といえば今は無き「くっちゃいな」のつけ麺を彷彿とさせるルックス。まぁ、つけ麺は後回しだ。
居酒屋と言え個人店なのでフランチャイズ系居酒屋ほどの酒の肴のメニューはないが、それなりに一通りを揃えている感じだ。オーダーは口頭。ブラックニッカクリアハイボール、噂の無限ピーマン、チャーシュー盛り、富士山餃子をオーダーした。
私が見ているYouTubeのチャンネルでこの「無限ピーマン」と言うメニューは見たことがある(詳しくはコチラからどうぞ)のだが、作って食べたことはない。レシピを見ているので何となく味の想像は出来るのだが。
カウンター席に陣取ってはいるものの、カウンターの中はドリンクメニューを作る場所で料理を作っている厨房は店の奥にあるため厨房観察は絶望的。仕方ないので店内を観察。
店員は男性ばかり4名で切り盛りする。ドリンクを作り続けている若い店員と厨房に3名の布陣。但し、たまに厨房から一人、ホール係として動いている店員もいて、柔軟に対応してる感じが見て取れる。

先ずはハイボールとお通しがやってきた。
前述した通り、2組の宴会客がいるので休む暇もなくドリンクのオーダーが続いていて忙しそうだ。
カウンターの中、バーで言えばバックバーのある部分には扉付きの収納が備わっており、一見してスナックに見えないこともない。Googleマップのストリートビューの古い映像から前の店が焼肉屋だったことが判ったのだが、その前はスナックやキャバクラだったのかもしれない。まぁ、水商売系の店舗だったことは間違いないだろう。

ハイボールが来てから10分程度経ったであろうか。ハイボールも半分以上が終わったところでチャーシュー盛りが行ってきた。
チャーシュー3枚にメンマとネギが添えられている。このチャーシューがかなり厚く切られており、しかも箸で崩れるほどホロホロと柔らかい。味付けは穏やかに塩味っぽい。チャーシュー自体もしっかり暖められていて良い。

そして気になっていた噂の無限ピーマンがやってきた。映像で見た無限ピーマンは種も取らず丸ごとを使用していたが、流石に一品料理として提供する場合はそんな手抜きもできずちゃんと千切りになっている。シーチキンと塩、うまみ調味料、ごま油で調味されたものなので味自体の想像も容易い。一口食べてみると…

『ウホッ、これは美味いぞ』

さすがにTwitterでバズった料理だけのことはある。動画でも語られていたことだがハイボールのアテとしては最高である。そして本当に無限に食えそうだ。(まぁ、冗談だが…)

そして間を開けずに餃子も行ってきた。肉と野菜のバランスが良く、適当な肉肉しさを残した餡である。ただ、価格を考えるとチャーシュー盛りや無限ピーマンの方がコスパが高いように思える。
今回もまた料理を3品も頼んでハイボール一杯ではやっつけきれずハイボールを追加オーダー。最近、思うのだがもうハイボール2杯は自分の中でデフォルトになっており、それを見越して無意識に料理をオーダーしているのか?とも思う節がある。

そうこうする内に男性が1名入店してきた。どうも店の関係者らしいのだが、よくよく聞いていると彼がこの店のオーナーらしい。
宴会客に挨拶をしている様子からこの宴会客たちはオーナーの知り合いのようだ。

カウンター席の先客がつけ麺をオーダーして15分程度待たされている様子を見て、未だ料理もハイボールも残っているが事前にオーダーを通しておくことにした。
改めてメニューを見てみる。くっちゃいなのつけ麺と言えば、言わずと知れた人気メニューは「バターざる」である。私は当初、「つけざる」というオーソドックスなメニューを食べたのだがその後、掲示板で「バターざるが美味い」と聞いてからはこの手のつけ麺に出会った時はバターざるにしている。オーダーは口頭。味玉つけ麺、トッピングでバターをお願いした。
前述した通り、厨房観察は出来ないので残っている料理をアテにハイボールでやっつける作業を続ける。後、書いておくがこの店は喫煙が出来る店なのでタバコ嫌いなラヲタは注意が必要だ。酒、タバコ、ラーメン(つけ麺)が揃った店は私には天国である。

予想していたよりも早くつけ麺がやってきた。このルックス。正にくっちゃいなのつけ麺である。先ずは麺から食してみた。
麺は中細の縮れ麺。かん水の量は若干多め。加水率は標準的な印象を受けた。麺だけにフォーカスした時、くっちゃいな感を出しているのがこの海苔の存在。細かい刻み海苔ではなく、大きめに切られたこの海苔が当時食べた記憶を甦らせる。
そして、つけ汁へ移行する。
つけ汁のベースは鶏ガラを軸にした印象の清湯スープ。若干、魚介系の香りと酸味も感じられる。バターの効果で厚みのある味わいで酸味とのバランスも悪くない。
具は麺の器に味玉。つけ汁の器にチャーシュー、メンマ、ネギ。チャーシューは豚肩ロースを使用した煮豚。あまり盛大には入っていない。というかつけ汁の中でその形が崩壊している。味玉はハードボイルド一歩手前の茹で加減。味付けは穏やか。

カウンターの中の若い店員に「スープ割りはできますか?」と問うと「はい、出来ます」とのこと。実は自分の座った席の目の前にステンレス製のポットがあったのでそうかな?とは思っていたがビンゴだった。
レンゲがないのでスープ自体を味わうことは叶わなかったが相当量入れてやっと良い塩梅になった。スープまで完飲する頃には腹一杯である。

くっちゃいなが無くなって結構な時間が経過しているが、私が初めてくっちゃいなを取材したのが2003年なので17年前。小田原の支店(現在も営業中)に行ったのが2010年なので10年前だ。
一番、直近でくっちゃいなっぽいつけ麺を食べたのが昨年の1月。静岡駅近くにあった「餃子のハシモト」(現在は改名)でバターざるを食べた記憶がある。

今、静岡県東部でくっちゃいなのつけ麺を食べるには富士市内にある支店(ラー紀では未食)で食べるしか術がないのだが、発祥の地沼津でその味に出会えるのは古いラヲタには嬉しいことだろう。
つけ麺の認知度が低い黎明期につけ麺で人気を博した同店の味に久しぶりに舌鼓を打つのもナカナカ乙なものである。

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