初めて出合った美味い熊本ラーメン!
きゅうしゅうらーめん ひのくに
【移転】九州ラーメン 火の国

photo

SHOP DATA
住  所
電話番号
営業時間11:30~14:30(月~火・木~日)
19:00~0:00(月~火・木~金)
19:00~2:00(土~日)
定休日水曜
席数カウンター9 テーブル4
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚32'56.0''
E139゚25'58.4''
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最寄駅
取材日2002/04/21その他の情報...

メニュー

ラーメン
600円
高菜ラーメン
800円
博多ねぎラーメン
800円
辛ねぎラーメン
800円
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折角の日曜日だと言うのに今日は朝からあいにくの雨模様である。
最近、どうも美味いラーメンに出会っていない私は、久しぶりにラーメン王、石神秀幸の力を借りる事とした。この本も買ってから早5ヶ月が過ぎた。確か、壱八家へ取材した帰りに購入したと記憶している。この石神ラーメン本からセレクトした店には「失敗」と言う文字が今のところない。ラーメン王石神と私の好みはかなり近いのであろう。本を読んで、前々から気になっている店があった。それが本日取材した「九州ラーメン 火の国」と言うラーメン屋である。そこに紹介されているラーメンは熊本ラーメンである。熊本ラーメンと言えば、なんつッ亭や富士ラーメンなど、イマイチ感動の少ない店が多かった。私と実兄の間では「熊本ラーメンは鬼門」とまで言われている。しかし!あえて「熊本ラーメンを食してみよう!」と考えたのは、純粋に美味い熊本ラーメンを食してみたいと言う願望からであった。箱根を越えるには厳しい天候ではあるが、意を決して出発した。
今日の箱根は超ガスっていた。箱根新道は所々で視界数メートルと言う厳しさだ。何とか箱根を越えた私は小田厚経由で厚木入り。そして一般道を通って町田市へ入った。
ラーメン本情報で判っていたことだが、店に駐車場はない。そこで現着した私は早速ナビを使って駐車場を検索した。しかし、かなり離れた場所にしか見つからない。店先には路駐の車も何台かあった。雨と言う事もあり、私も今回は路駐することとした。
店内に入ると店は激狭かった。入り口を入るとすぐカウンター席。右には1つだけテーブル席がある。カウンターに座った私は早速メニューを見た。オーダーは口頭。腹八セットをオーダーした。ちなみに腹八セットとは、ラーメンと明太子ご飯もしくは高菜ごはんのセットである。私は明太子ご飯とした。
改めて店内を観察する。昭和30年代を思わせ、どこか郷愁を誘う作りだ。定番の由美かおるのアース渦巻きの看板や振り子時計など、ノスタルジックな印象だ。お冷はやかんに入っていてセルフサービス。店の柱にはゼンマイ仕掛けのクワガタ虫のおもちゃが動いていた。不思議な空間だ。カウンター席のイスは木の切り株でやや硬めの仕上がり。お尻がイタい…。
ふと、入り口の方に目をやると、駐車場の案内があった。実は隣りに西山商事を言う会社があり、広い駐車場があるのだ。土日のみ、そこの駐車場へ入庫OKと言うことだった。私自身、「停めちゃおうかな?」と一瞬思ったほどであった。なんだ、路駐する必要ないじゃん。しかし後の祭りであった。
「先にラーメン、お待ちどう様でした。」
カウンター越しに受け取ったラーメンは、黒いマー油と白ゴマがスープ表面に浮かぶ。なんつッ亭の味が頭を過ぎった。石神よ!私を裏切らないでくれ!そしてスープをすすった。
うぉ!石神よ!お前は本当に私を裏切らない奴だ!白濁したとんこつスープは、コククリーミー感が絶妙。もちろん、獣臭などは感じることはなく、とんこつが苦手な人でも抵抗なくイケるであろう。そしてマー油が何とも言えなく良いのだ。香ばしいニンニクの香りが移ったそれは多少の塩加減とコク、そして芳醇な香りを提供している。その味に私は何度も何度もスープをすすった。この時点で麺はどうでも良かった。
麺は中太麺。俗に言う極細ストレート麺を想像していたのでビックリした。多少柔らか目の茹で加減。このワイルドなスープに負けない食べ応えがある。
具はチャーシュー、木くらげ、味玉子、のり、白ゴマ、ワケギ。チャーシューは豚バラ肉使用の煮豚。更なる味のインパクトを与える。そして特筆すべきは味玉子。トッピングメニューでは「玉子っち」と言うどこか懐かしいネーミングで提供されている。味の染み込んだ黄身は、さらに半熟状態をキープしている。白身も柔かく仕上がる逸品だ。
マー油のお陰でスープは常にアツアツをキープし、マー油を飲み切り始める後半戦は、とんこつ本来のクリーミー感が更に増してくる。スープの最後の一滴まで美味しい。いつもの私はレンゲで何度もすくってスープを飲みきるのだが、今回の私は器を傾けて飲みきった。
「プッハー!」と言う声こそ出なかったが、これほどまでに完食感を与えてくれる一杯は、私のこれまでの食べ歩きの中でもそう多くはない。
ラーメン王石神の力をまざまざと見せつけられた一杯であった。

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