パスタ屋さんが業態変更
らあめんや あじと
【閉店】らあめんや AZZITO

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SHOP DATA
住  所
電話番号
営業時間11:00~14:00(月~日)
定休日不定期
席数カウンター5 テーブル4 座敷6
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  34゚49'55.9''
E138゚10'47.4''
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最寄駅島田駅(JR東海道本線)
取材日2019/04/12その他の情報...

メニュー

2号らーめん
780円
1号らーめん
780円
V3ブイスリー
780円
味噌らーめん
500円
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今日は金曜日。
久しぶりの島田市への出張である。
最近は島田市への出張もかなり回数が減っているが、年度の切り替わり時期でもあり、来月には元号も変わる関係でおとといに引き続き今日も島田市に向かっている。

話は逸れるが先日のこと。
掲示板を見ているとあるラーメン屋のことが書いてあった。
その店は島田市役所からかなり近い場所にあると言う。
島田市役所の近くでラーメン屋として居抜きで使える店舗としては、ラー紀でも取材したことのある「やまひで」と言う台湾まぜそばがウリだった場所が思い出されるが、掲示板に書かれた内容では少し違う場所が書かれていた。

話は更に逸れておとといのこと。
島田市への出張の際にその掲示板に書かれたであろう場所を歩いてみることにした。

『こんな場所にラーメンが提供できるような店があったであろうか』

歩いていると「ラーメン」と書かれた幟が見て取れた。
その店は昔、パスタ屋だったと記憶しているが、業態変更したのであろうか。
ちょうど昼時ではあったが店先の扉には「臨時休業」の文字が。
仕方なくその日の取材は諦めたのであった。

話を戻そう。
当時パスタ屋だったその店は昔一度だけ行ったことがある。
店主の方は悪い人ではないのだが、話が多いタイプの方。特に料理にはかなりの自信があるらしく、そのパスタについて色々と語ってくる方だった。

話は逸れるが昔、静岡市内のとあるお好み焼き屋で同じようなタイプの店主に出会ったことがある。
こちらも食べてる最中に「このお好み焼きは○○を使用している」など、食べている物の説明をしてくれるのだが、その会話に付き合ったり相槌をしたりしていると「昼食をゆっくり食べる」という感じではなくなってくるのである。

話が逸れた。
今回は店先に暖簾がかかっているので営業しているようだ。外観を撮影し早速店内へ。
前述した通り、一度は入ったことがある店なので店内レイアウトに変わった様子はないことが窺える。雨が降っていることもあり昼時だというのに先客の姿はない。厨房が望めるカウンターの端席に陣取った。
店主の方も見覚えのある方だった。それはこんな人だったっけなぁ。

「メニューはこんな感じです」と壁に貼ってあるメニューを指し示してくれた。
そこには1号ラーメン、2号ラーメン、V3ブイスリーという3つのラーメンが書かれている。
1号ラーメンは淡麗系清湯スープサッパリラーメン。2号ラーメンは白湯スープコッテリラーメン。V3は前述の2つのスープを合わせた中間に位置するラーメンらしい。

「じゃあ、一番コッテリしたやつで」とお願いすると「実は一番コッテリって言われると裏メニューで一番濃いのもあるんですが」との回答。初来店なので流石に裏メニューとかナイわということで2号ラーメン、味付玉子をオーダーした。すると…
「すいません。味玉は浸かり過ぎちゃっててお出しできないのですが」との答え。なので味玉は諦めた。

前述した通り、店内は以前のパスタ屋と変わらない構造でカウンター席と少しばかりのテーブル席。そして一組の座敷席を有する。
店内はかなり和風チックなイメージでパスタ屋として使用するには若干違和感があったが、ラーメン店のそれと言われればまだ違和感がない。酒瓶などもちらほら見えるので夜の営業はお酒も出しているのかもしれない。ただ公式に発表されている内容としては現在は夜営業はされていないという。

席にはラーメンの提供スタイルについてのことや食べ方の指南が書かれた物が置かれているのだが、ラーメン本体と具材が別皿で提供されるらしい。
また、メニューの名前を聞いて気付いた方も多いと思うが、多分店主は仮面ライダーが好きなのであろう。
後にこの店のことを調べるためにネットを漁っていると、この店のブログに辿り着いたのだが、そのブログを書いている店主のハンドルネームは「首領様」となっている。
仮面ライダーを知らない若い読者のために補足するが、首領とはショッカーと言う悪の秘密組織の一番偉い人である。

厨房観察。
先ずは具材の準備をしているようでフライパンでもやしを炒めることから調理が始まっている。スープは冷凍保存されているようで電子レンジで解凍後、鍋に移して温めている。麺茹では深ざるを使用したもの。調理工程の一番最後が麺茹でになるのだが、その工程手順を見ただけでも通常のラーメン店とは作り方が異なり面白い。

そしてラーメンがやってきた。先ずはスープからすすってみた。
メニューの説明によればベースのスープは鶏ガラとんこつ、昆布のみで作られているという。実際の味わいとしては鶏白湯に近い印象で、補強としてげん骨を使用している感じであろうか。一般的なラーメン屋は鶏白湯を提供するにあたり、げん骨を使用することはよくあることである。ここからは推測の域を超えないが多分鶏ガラから得られる骨髄量では乳化を促進させるには量が足りないのであろう。これら2つのガラから抽出されるイノシン酸と、昆布から抽出されるグルタミン酸の相乗効果を狙ったのだということが判る。塩味はかなり穏やかに仕上げられているがこれには理由があるのでそれについては後述しよう。
麺は中太麺で軽いウェーブを持つもの。かん水の量、加水率共に標準的な印象を受けた。こちらも推測の域を超えないが前のパスタ屋の時も麺は自家製だったことから多分この麺も自家製麺ではないだろうか。麺量も200g近くあってボリューム満点だ。
具はチャーシュー、もやし、メンマ、ほうれん草、スプラウト。チャーシューは豚肩ロース使用で低温調理されたもの。もやしはにんにく醤油で味付けされている。
ここで店主の話を聞きながら食べることになるのだが、前述した食べ方指南に写っているチャーシューは厚みのあるものが3枚乗っているのだが、今回はローストビーフのように薄切りになったものがかなりの枚数乗っている。厚切りから薄切りにした理由としては低温調理された肉というのはかなり肉々しさと言うか歯ごたえを残しているので噛み切れないという理由から薄切りにしたようだ。また、スープの塩味が穏やかにつけられている理由はこの炒めたもやしをスープに足すことによって醤油味に味変させることを狙った「一粒で二度おいしいアーモンドグリコ効果」を狙っているのだという。また、画像には掲載しなかったが「浸かり過ぎた味玉」も出してくれた。確かに浸かり過ぎてて特に白身の食感がよろしくない。でも、こういう浸かり過ぎの味玉を出している店も世の中にはあるのだが。

個人的にはこういう店主自身が味の事、客の事を考えている姿勢が非常に好感が持てる。
そして、スープ、麺量、具材のラインナップを見ても、この内容で780円ならかなり満足できるのではないだろうか。
後はこの店主の話を聞きながらラーメンをすするのが嫌いじゃなければ良いのだが…

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