七転八倒ではない
めんどころ ななころびやおき
麺処 七転八起

photo

SHOP DATA
住  所静岡県三島市柳郷地6-1
電話番号055-960-8777
営業時間
定休日月曜・第3日曜
席数カウンター8 座敷8
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚06'42.9''
E138゚56'33.2''
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最寄駅
取材日2019/03/02その他の情報...

メニュー

焦がしネギ醤油ラーメン(並)+味玉
900円
焦がしネギ醤油ラーメン(並)
800円
焦がしネギ醤油ラーメン(中)
900円
焦がしネギ醤油ラーメン(大)
1000円
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冷たい雨が降る毎に温かい日が増えていく毎日。
3月に入り、春の兆しを感じる今日この頃。温かい日も多くなってきましたね。
また、春は別れの季節。そして来月には新しい環境に進む方も多いかと思います。
老婆心ながら応援しております。管理人です。

今日は土曜日。
私としては珍しく、取材先が先週から決まっていた。

話は逸れるが先月初旬のこと。
Facebook上の知り合いからラーメン店情報がもたらされた。
その店は三島市の柳郷地という場所に出来るという。柳郷地にあるラーメン店と言えば真っ先に思い出すのが「古口家」という家系ラーメンを出している店。もしかして潰れたのか?
食べログで調べてみると確かに閉店になっている。
その店を「七転八起」といった。

『えっ、七転八倒って屋号なの?』

一瞬思ったが、よくよく見ると七転八起(ななころびやおき)だった。
何とも紛らわしい…。

その後、実弟がどこから聞きつけたかLINEを通して同店を教えてくれた。
添付された画像をみるとどうも御殿場にある、らーめんRに貼ってあったものと思われる。

更に先日、行きつけのバーでそのラーメン店の話になった時の事だ。
そのバーテンダーが聞いた話では元々ある酒屋の配達員をしていた方がラーメン屋になるためにとらばーゆ。(死語?)
2、3年くらい前の話らしいが、その酒屋経由でそのラーメン屋がいよいよオープンすると聞きつけたようだ。

その話を聞いて、色々と話が繋がった。
らーめんRにはその酒屋が酒を卸している事を開店時に飾られた花輪から知っている。
そんな繋がりでらーめんRにその店のオープンを告げるフライヤーが貼られていた訳だ。

話を戻そう。
と言う訳で今回は柳郷地の新店を取材する。オープンは2日前の2月27日。出来立てホヤホヤである。
場所も古口家跡地なので迷うこともない。

20分後。
現地に到着した。店先の駐車場がギリギリ空いていたので入庫する。ちなみに店先以外にも駐車場があるようで、駐車場案内が貼ってあった。
店の引き戸は開いているが暖簾がかかっていない。これはやっているのであろうか?営業時間などの事前情報も判らない状況なので開店時間を11時から11時半と予想してきた訳だが、現在11時15分。
取り合えず中に入って聞いてみると営業しているということなので入店する。

店内に入ると直ぐ右手に券売機が見えた。どんなラーメンがあるのかも事前情報がないので券売機を眺めてみる。
大別して焦がしネギ醤油、焦がしネギ塩、魚介系醤油、魚介系塩、油そばなどがある。今回は左上の法則に従い、焦がしネギ醤油ラーメンの並盛り、味玉をオーダーした。
店内は古口家と全く変わらず、居抜きで使用しているようだ。カウンター席は厨房を緩く囲う全8席中、4席づつ別れているような構造だ。先客が2名。端席に座っているので2席開けてカウンター席の中央に陣取った。
食券を女店員に渡す。店主と思しき男性との2名態勢。この二人の関係は判らないがどちらも指輪が見えたのでご夫婦にも見える。前述の画像の方とこの店主が同一人物には見えない。髪の色も金髪だし。ただ、年齢的には同年代に見える若者である。
店内にはお祝いの花が置かれているが、沼津市内にある「らーめん 銕」からの花も見えた。妄想全開だが修行先だろうか。

ラーメンを待っている間、後客が3名やってきた。私の左側に2席、右側に3席空いているが、その内の2名が左側に座り始めた。何でだよ。仕方なく、右に1席ズレてやることにした。何だか嫌な予感だ。

厨房観察。
寸胴の数は小型の物が2器。その内、営業用の寸胴は1器。注がれるスープは透明度の高い清湯スープである。
麺茹では深ざるを使用したもの。湯切りは遠心力を利用した力強いものだ。

「油そば大盛り、お待ちどうさまでした」

女店員が私の前に差し出した。

「あの、焦がしネギ醤油ラーメンなんですけど…」

席を動いた関係で何だかおかしいことになっている。その油そばは後客のオーダーしたもの。オーダー順もおかしくなっているようだ。
私もオープン仕立てのラーメン店に出向くことが多いので、この手のミスに遭遇する機会が多いのだが、食券の順番に作っていくだけの簡単な作業をどう間違えるのだろうか。作る順番は席が変わったことと関係ないと思うのだが…。

「すみません。直ぐに作りますので」

店主が言う。まぁ、私も妙に慣れっ子なので構わないのだが…。


「大変お待たせしました」の言葉と共にラーメンがやってきた。先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープは鶏ガラを軸にした印象の清湯スープ。そして、このラーメンのキャラを決定的にしている表層の焦がしネギ油。若干、揚げ過ぎ感があり、ジャリジャリしている。マー油などもそうだが、食材を油で揚げ焦がして作る香味油は加減が難しいと思う。揚げなさ過ぎだと香ばしい香りがないし、揚げ過ぎると苦味も増える。醤油ダレの塩梅は悪くない。とにかくオイリーなスープなので、醤油ダレは多少キツ目でも大丈夫だろう。
麺は中太の縮れ麺。かん水の量は多め。加水率は高めの印象を持った。麺箱を確認した訳ではないが、花輪から市内にある秋山製麺所謹製と思われる。弾性を持っており、味噌ラーメンとかに合わせそうな番手と食感を持っている。オイリーなスープなので麺が勝っている印象はなく、バランスは良い。
具はチャーシュー、メンマ、なると、ネギ。そして別注の味玉。チャーシューは豚バラ肉使用の煮豚渦巻きチャーシュー。味付けはシッカリとしている。味玉はハードボイルド一歩手前の茹で加減。味付けは風味も含めて殆ど感じられない。

前述した4本柱と二郎っぽいメニューを合わせた5種類のメニュー構成であるが、普通のラーメンというものがメニュー自体にない。ベーシックなラーメンがオイリーなものなので、油っこいのが苦手という方にはちょっと厳しいかもしれない。
また、スタートが800円からという強気な値段にも若干の抵抗感を感じる。私の場合、味玉を乗せて900円である。
700円台の手軽なラーメンがメニューの中にあっても良いように思うのだがどうだろうか。
ラーメンはもっと気軽な食べ物であってほしい。

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