ウリがどんどん劣化していく…
てのべらーめん たけとら
【閉店】手延べらーめん 竹虎

photo

SHOP DATA
住  所
電話番号
営業時間11:30~14:30(月~日)
17:00~22:00(月~日)
定休日不定期
席数カウンター3 テーブル14
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  34゚58'11.2''
E138゚23'02.9''
地図を見る
最寄駅静岡駅(JR東海道本線)
静岡駅(JR東海道新幹線)
新静岡駅(静岡鉄道)
取材日2018/04/24その他の情報...

メニュー

牛肉醤油ラーメン
880円
醤油ラーメン
750円
塩ラーメン
750円
豚骨ラーメン
750円
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今日は火曜日。
週末の取材と昼食を兼ねようと街に繰り出している。
何で平日の取材を行おうと考えているかと言えば、今週末は皆さんお待ちかねのGWだからである。
GWと言えばコアなラー紀フリークの皆さまにはお馴染みの「ラーメンツアー」が開催される。今回も泊りで県外に繰り出す予定だ。
今年のGWは土曜スタート、月曜エンドの前半と木曜スタート、日曜エンドの後半の2つに分かれている。
今回のラーメンツアーは前半の土日で行う予定で月曜日に記事を書くつもりだ。
しかし2日間、4軒程度の取材記とツアー記。そしてバー紀行のコラムとどう考えても日曜日にアップするのは不可能だ。
かと言って、このツアーの様子を来週の土日にアップすると一週休刊ということになってしまう。
なので、今週の掲載分を平日に取材して平日に記事にしている訳だ。ちなみにこの取材記を書いているのは4月26日。
29日の午前0時(要は土曜の深夜)に自動アップ機能を使用してこの取材記をアップする予定だが、この取材記がアップされている頃には私はどこかの街のバーでバー紀行の取材のために飲んでいることであろう。

前置きが過ぎた。
でだ。こんな時のために取っておいた静岡市内の店へと向っている。
この店、今年の1月末にオープンした新店で県内では珍しい手延べのラーメンを食わせる店である。
実は取材とは関係なく、味見で昼飯として店に行った事がある。その時はチャーハンが食べたくてウロウロしている時に「ラーメン炒飯セット」があると店先の看板に書いてあったのを見て立ち寄った。
セットを注文すると醤油、塩、とんこつからラーメンの味が選べ、なおかつ細麺、太麺、三角麺、平麺の4種類からめんの打ち方が選べるという。細麺でお願いしたそれはツルツルとした滑らかな麺肌を持った麺だったと記憶している。
今回、取材するにあたり、マイレビュアーさんの口コミを見てみることにした。すると現在は少しお高い「牛肉ラーメン系」しか手延べ麺が選べないという事が書いてあった。
私自身は実は過去に東京の「麺食堂X」という店で手延べ麺を食した経験がある。しかし、折角なので読者にその手延べ麺がどのようなものなのかをお知らせしたく、メニューも既に決めていた。

店先に到着。外観撮影は後回しにして取りあえず店内へ。
厨房を望める席はないのでテーブル席に陣取った。席に備え付けのメニューを見てみる、前述の牛肉ラーメン系には「麻辣牛肉ラーメン」「牛肉醤油ラーメン」がある。メニューにも確かにそのメニューのみ、手延べを選ぶ事が出来る旨が書かれていた。私は辛いのが苦手なのでもう選択の余地はない。オーダーは口頭。牛肉醤油ラーメンをオーダーした。すると…。
「固い麺ですがよろしいですか?」と問う。
「手延べは出来ないのですか?」との問に「今、手延べは予約でしかやっていないんですよ」との答え。
えっ、手延べがウリの店が手延べのハードルをそこまで上げたら意味無くないですか?前述のレビュアーさんの口コミは3月の物だがオープンから3ヶ月でウリと呼ばれる部分がどんどん劣化している印象である。
しかし、その何たるかはこの後、何となく理解出来る(いや、納得はしてないけど)ようになる。
厨房観察は出来ないので店内を観察。
オープンから3ヶ月が経過し、お客もそこそこ付いている印象がある。市役所を中心とした街場からは若干離れた場所にあるので一番乗りをした私の後からお客が5名入ってきた。
そして、その5名のお客の全てが「ラーメン炒飯セット」をオーダーしているのだ。前述通り、私も初来店はラーメン炒飯セットだった訳だが炒飯とラーメンの調理の同時進行が実は難しい。通常のラーメンの調理行程よりも手間がかかるのだ。なので、炒飯が出てきて、後でラーメンが出てきたと記憶している。手延べ麺は麺上げも深ざるは使用出来ないと思われるので技術が必要な平ざるを使用するのも余計に手間がかかるのだ。
そんな状況でラーメン炒飯セットが出てしまうと回転が悪くなるのも事実。っていうか手延べ麺が手間がかかるのはやる前から判っていたと思うのだが…。

そしてラーメンがやってきた。先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープは鶏ガラを軸にした印象の清湯スープ。醤油ダレの塩味や酸味の奥に八角に似た香辛料系の香りを感じる事が出来る。塩梅自体は穏やか。
麺は平打ち麺。かん水の量は多め、加水率は高めの印象を受けた。茹で加減は硬めに仕上がっており、やや硬質な印象を受ける。麺肌は滑らかで啜り心地は悪くないが平打ち麺であるため麺が勝っている印象が否めない。
具は牛肉、貝割れ大根、ネギ。牛肉は茹でて熱を入れてある。積極的な味付けは施されていない。赤身の部分が多い部位で全体的にサッパリした印象である。
牛肉を使用した充実感があまり感じられず、麺自体ももう一方の麻辣牛肉ラーメンを意識した感じで「取りあえず辛いのが苦手な人のために」という冠詞が付いているような出来である。
屋号に「手延べ」とありながらその手延べを気楽には楽しめないという、ネタ好きなラヲタには少し残念な劣化を遂げている同店。
しかし、商売という観点から見ると、そこまで手延べを求めて来ないお客と炒飯セットに人気が集中している事に対する店側の答えがそこかしこに見え隠れする印象を受けながら店を後にした。

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