| 味変も楽しみの一つ |
【閉店】静岡油そば本舗

| SHOP DATA | ||||
| 住 所 | ||||
| 電話番号 | ||||
| 営業時間 | 11:00~15:00(月~火・木~金) 11:00~22:30(土~日・祝) 17:00~22:30(月~火・木~金) | |||
| 定休日 | 水曜 | |||
| 席数 | カウンター12 テーブル12 | |||
| 駐車場 | あり | |||
| 緯度経度 (日本測地系) | N 34゚59'53.2'' E138゚26'48.3'' | 地図を見る | ||
| 最寄駅 | 草薙駅(静岡鉄道) 草薙駅(JR東海道本線) | |||
| 取材日 | 2018/01/26 | その他の情報... | ||
メニュー
- 油そば 大
- 750円
- 油そば 並
- 700円
- 油そば ダブル
- 900円
- 油そば トリプル
- 1100円
昨日のこと。
勤務先のN君がこんな事を言い出した。
「今夜、飲みに行きませんか?」
静岡市内に初出店した有名焼き鳥チェーン「鳥貴族」に一度行ってみようと前々から話していたのだが突然のお誘い。しかも夕刻。
流石に母親に夕飯のキャンセルをするには遅すぎる時間でもある。そこで明日、行く事を提言した。
話を戻して今日は金曜日。
そろそろ本日の仕事も終わる。母親に夕飯が要らない旨の連絡も済んでいる。心置きなく鳥貴族を堪能する準備が出来た。しかし…
「すみません。急にお客から作業を言われてしまって終了時間が判らないです」
まぁ、そんな事もあるよね。取りあえずまたの機会にする事にしたがハテ、自分の夕飯はどうしようか。
『まぁ、帰りがけに取材でもするか…』
実はそんな状況も既に織り込み済みである。シャア・アズナブルは言った。
「戦いとは、常に二手三手先を読んで行うものだ。」
私の人生、特に取材に関してはこの言葉を心の教訓としている。リカバリー能力が問われるのだ。
食べログで取材予定の店を調べてみる。そう言えば草薙駅近くに油そばの専門店が出来ているんだっけ。
勤務先を後にした私は早速現地に向かった。
30分後。
現地の最寄り駅である草薙駅に到着した。
草薙駅に降り立つのも久しぶりだ。目的地は国道407号線、通称「南幹線」沿いに店はあるためその方向に歩き出す。
『何だか焼き鳥屋が多いなぁ』
フランチャイズから個人店まで多くの居酒屋、しかも焼き鳥推しな店が多く、テイクアウト出来るようにディスプレイされた店もある。ちょっとした焼き鳥激戦区の様相を呈している。
そうこうする内に現地に到着。外観を撮影して早速、入店する。
店内に入ると直ぐ券売機が見えた。ボタンを眺めていると大別して基本の油そばとチャーシュー多めの油そばの2枚看板で後は麺量が並、大、ダブル、トリプルと4種類あるようだ。更にトッピングが10種類。少々の飯物のサイドオーダーと言った感じ。油そばをアテにライスとか唾液が持ってかれること必須だ(特にこの年になってくると)。オーダーは食券制。油そば大をオーダーした。
店内は厨房をL字に囲うカウンター席とテーブル席の構成。どの席からも厨房観察はし易そうなので空いている席に陣取った。女店員に食券を渡すとポイントカードの所有有無を聞かれた。持っていない事を告げると「BRONZE CARD」と描かれたカードを頂ける。一杯食べる毎にポイントが加算され、20杯で1杯無料になり、次のランクのカードに移行するらしい。次のランクからは頂ける油そばの盛りや内容が変わるという仕組みで最高位まで行くと油そば5杯無料、3ヶ月間トッピングが一つ無料になるらしい。
夕飯時の店内は6割程度の客の入り。昨年12月中旬にオープンした同店であるが既に1ヶ月経過した現在は行列の姿も見られない。
厨房には店主と思しき若者と女店員2名の3名態勢で切り盛りする。コンクリート打ちっぱなしの壁や梁は白を基調に塗装され、暖色系の灯りが店内を照らす。BGMは若者らしいセレクトで若干ジャカジャカ系の音楽で騒がしい。
厨房観察。
丼は専用の湯せん機で加温されてから調理に移っている。麺茹では深ざるを使用したもの。久しぶりに見た自動麺上げ機能付きの麺茹で機なのでタイマーを見る必要がない。湯切りはシッカリとされていて好印象。流石にスープレスなので水分が多いと味がぼやける原因になるだろう。
そして、油そばがやってきた。デフォルトで温泉卵が乗っているが先ずはその黄身を割らないようにバーチカル・ロール。店は酢とラー油を垂らしてから食す事を推奨しているが先ずはタレの風味を味わいたい。底にあるタレをよく絡めてから麺を食してみた。
麺は中太麺で軽いウェーブを持つもの。かん水の量は標準的。加水率は若干高めの印象を持った。コシよりは食感を重視した感じでややモチモチとした歯応え。麺を楽しむ油そばに於いて番手も必要にして十分な太さを持っている。悪戯に太くても食べ難く、細いと食べ応えが弱い。
タレは醤油をベースに「太白ごま油」を使用しているという。煎ってから絞る通常のごま油とは違い、生絞りの製法を取っているため香りはそこまで胡麻胡麻しておらず、個人的には若干動物系油脂的な風味を感じた。
具はチャーシュー、温泉卵、メンマ、刻み海苔、ネギ。チャーシューは豚肩ロース使用の煮豚。温玉は黄身がネットリとして麺にコーティングされていくが、タレの味をスポイルする。
そこで席に備え付けの各種調味料を試してみる。先ずは酢とラー油。爽やかな酸味と若干の辛味を纏った麺はまた違った味わいを与えてくれる。次にニンニク・チップ。香ばしいニンニクの風味に襲われる。次にラー醤。若干豆板醤の香りを持つ調味料。最後にマヨネーズ。マヨを最後にしたのはマヨがそれほどの破壊力を持っているからだ。マヨ一辺倒になる。
油そばや和えそばと呼ばれる料理は一時期は名店「ジャンクガレッジ」にあるようなマヨネーズ、ベビースターなどでジャンクに仕上げる物が好まれたが、それだと個人が楽しむ余裕がなく退路が閉ざされてしまう。
以前取材した沼津市内にある「ぶら屋」の油そばなどもそうだが、今回の店も単体の味はかなり没個性な一杯ではあるものの、味変アイテムで一杯の油そばを色々な味で楽しむ「遊び心」というか「余裕」が残されているのが個人的には良いと思っている。
勤務先のN君がこんな事を言い出した。
「今夜、飲みに行きませんか?」
静岡市内に初出店した有名焼き鳥チェーン「鳥貴族」に一度行ってみようと前々から話していたのだが突然のお誘い。しかも夕刻。
流石に母親に夕飯のキャンセルをするには遅すぎる時間でもある。そこで明日、行く事を提言した。
話を戻して今日は金曜日。
そろそろ本日の仕事も終わる。母親に夕飯が要らない旨の連絡も済んでいる。心置きなく鳥貴族を堪能する準備が出来た。しかし…
「すみません。急にお客から作業を言われてしまって終了時間が判らないです」
まぁ、そんな事もあるよね。取りあえずまたの機会にする事にしたがハテ、自分の夕飯はどうしようか。
『まぁ、帰りがけに取材でもするか…』
実はそんな状況も既に織り込み済みである。シャア・アズナブルは言った。
「戦いとは、常に二手三手先を読んで行うものだ。」
私の人生、特に取材に関してはこの言葉を心の教訓としている。リカバリー能力が問われるのだ。
食べログで取材予定の店を調べてみる。そう言えば草薙駅近くに油そばの専門店が出来ているんだっけ。
勤務先を後にした私は早速現地に向かった。
30分後。
現地の最寄り駅である草薙駅に到着した。
草薙駅に降り立つのも久しぶりだ。目的地は国道407号線、通称「南幹線」沿いに店はあるためその方向に歩き出す。
『何だか焼き鳥屋が多いなぁ』
フランチャイズから個人店まで多くの居酒屋、しかも焼き鳥推しな店が多く、テイクアウト出来るようにディスプレイされた店もある。ちょっとした焼き鳥激戦区の様相を呈している。
そうこうする内に現地に到着。外観を撮影して早速、入店する。
店内に入ると直ぐ券売機が見えた。ボタンを眺めていると大別して基本の油そばとチャーシュー多めの油そばの2枚看板で後は麺量が並、大、ダブル、トリプルと4種類あるようだ。更にトッピングが10種類。少々の飯物のサイドオーダーと言った感じ。油そばをアテにライスとか唾液が持ってかれること必須だ(特にこの年になってくると)。オーダーは食券制。油そば大をオーダーした。
店内は厨房をL字に囲うカウンター席とテーブル席の構成。どの席からも厨房観察はし易そうなので空いている席に陣取った。女店員に食券を渡すとポイントカードの所有有無を聞かれた。持っていない事を告げると「BRONZE CARD」と描かれたカードを頂ける。一杯食べる毎にポイントが加算され、20杯で1杯無料になり、次のランクのカードに移行するらしい。次のランクからは頂ける油そばの盛りや内容が変わるという仕組みで最高位まで行くと油そば5杯無料、3ヶ月間トッピングが一つ無料になるらしい。
夕飯時の店内は6割程度の客の入り。昨年12月中旬にオープンした同店であるが既に1ヶ月経過した現在は行列の姿も見られない。
厨房には店主と思しき若者と女店員2名の3名態勢で切り盛りする。コンクリート打ちっぱなしの壁や梁は白を基調に塗装され、暖色系の灯りが店内を照らす。BGMは若者らしいセレクトで若干ジャカジャカ系の音楽で騒がしい。
厨房観察。
丼は専用の湯せん機で加温されてから調理に移っている。麺茹では深ざるを使用したもの。久しぶりに見た自動麺上げ機能付きの麺茹で機なのでタイマーを見る必要がない。湯切りはシッカリとされていて好印象。流石にスープレスなので水分が多いと味がぼやける原因になるだろう。
そして、油そばがやってきた。デフォルトで温泉卵が乗っているが先ずはその黄身を割らないようにバーチカル・ロール。店は酢とラー油を垂らしてから食す事を推奨しているが先ずはタレの風味を味わいたい。底にあるタレをよく絡めてから麺を食してみた。
麺は中太麺で軽いウェーブを持つもの。かん水の量は標準的。加水率は若干高めの印象を持った。コシよりは食感を重視した感じでややモチモチとした歯応え。麺を楽しむ油そばに於いて番手も必要にして十分な太さを持っている。悪戯に太くても食べ難く、細いと食べ応えが弱い。
タレは醤油をベースに「太白ごま油」を使用しているという。煎ってから絞る通常のごま油とは違い、生絞りの製法を取っているため香りはそこまで胡麻胡麻しておらず、個人的には若干動物系油脂的な風味を感じた。
具はチャーシュー、温泉卵、メンマ、刻み海苔、ネギ。チャーシューは豚肩ロース使用の煮豚。温玉は黄身がネットリとして麺にコーティングされていくが、タレの味をスポイルする。
そこで席に備え付けの各種調味料を試してみる。先ずは酢とラー油。爽やかな酸味と若干の辛味を纏った麺はまた違った味わいを与えてくれる。次にニンニク・チップ。香ばしいニンニクの風味に襲われる。次にラー醤。若干豆板醤の香りを持つ調味料。最後にマヨネーズ。マヨを最後にしたのはマヨがそれほどの破壊力を持っているからだ。マヨ一辺倒になる。
油そばや和えそばと呼ばれる料理は一時期は名店「ジャンクガレッジ」にあるようなマヨネーズ、ベビースターなどでジャンクに仕上げる物が好まれたが、それだと個人が楽しむ余裕がなく退路が閉ざされてしまう。
以前取材した沼津市内にある「ぶら屋」の油そばなどもそうだが、今回の店も単体の味はかなり没個性な一杯ではあるものの、味変アイテムで一杯の油そばを色々な味で楽しむ「遊び心」というか「余裕」が残されているのが個人的には良いと思っている。
