真実は底にある!
きたぐちしょくどう
【閉店】北口食堂

photo

SHOP DATA
住  所
電話番号
営業時間
定休日不定期
席数カウンター3 テーブル11
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚06'08.7''
E138゚51'45.3''
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最寄駅沼津駅(JR東海道本線)
沼津駅(JR御殿場線)
取材日2017/11/24その他の情報...

メニュー

焼ラーメン
600円
辛口ネギラーメン
680円
 
■サイドオーダー
  冷やっこ
280円
  もろきゅう
350円
more...

今日は金曜日。
勤務先を退社した私は沼津に向かっていた。
数ヶ月前の話だが行き着けのバーの近所にある食堂がオープンした。バーテンダーにその店について聞いてみるとその店の横にある立ち飲みのワイン・バルの関係の方が始めた食堂らしい。
それだけならそんなに気にもならなかったのだが、その店の看板には「ラーメン」の文字が。それが私の琴線に触れたのだった。その店を「北口食堂」と言いその名の通り、店は沼津駅の北口側にある。

沼津駅に降りたった私は店へと向う。
最近、急に冬らしくなって気温が下がっている。あまつさえ風まで吹いているのでその寒さを加速させた。
店は入り口前面にサッシが使われており中を窺うことが出来る。外観撮影は後回しに早速、入店する。
店内は厨房に面したカウンター席とテーブルの構成。先客が一人、カウンターに座っている。かと言ってカウンターに陣取っても厨房観察は絶望的な構造なので空いているテーブル席に陣取った。
壁に無造作に貼られた短冊上のメニューを眺めてみる。夜の徒歩取材である。先ずは一杯頂きますか。オーダーは口頭。ハイボール、肉じゃが、ポテトフライをオーダーした。すると…。
「すみません。肉じゃががまだ味が染みてなくて。」
あまり出したくないような口ぶりなので水餃子に変更した。
店内は老夫婦が切り盛りしている。厨房の女将は調理を担当。店主がホール係をしており、前述の先客と何やら話をしている。聞いているとその客も業界の方のようで店に出勤する前のようだ。
先ずはハイボールと共にお通しがやってきた。グラスから見てジンビームのハイボールだと思うが個人的にはあまりジンビームは飲まないので良く判らない。まぁバーボンであるのは間違いないだろうが。
そして水餃子がやってきた。普通の餃子とは違い、皮がモチモチとした餃子。業務スーパーとかで買って食べた覚えがある。まぁ、こんな時代なので全てが手作りというのは期待していないが。
「そのスープも味が付いてて飲めますので」
冷えた身体に温かいスープを啜ると芯から身体が温まる。
遅れてポテトフライも到着。お一人様には丁度良い量ではあるが、値段に比べて量が少ない印象だ。

それらをアテにやりながら取材の事を考えた。メニューを見直すとラーメンメニューは2つある。
『焼ラーメンって何よ?』
その一つに焼ラーメンなるものがあった。焼ラーメンと言って個人的に思いだすのは福岡に行った際に食べた屋台の焼ラーメン。
とんこつスープと共に焼いているそれはどちらかと言えば焼そばに近い食べ物だった。(少量のスープがある、まぜそばっぽいスタイルもあるらしい)
もう気になって仕方ない。オーダーは口頭。追加で焼ラーメンをオーダーした。
前述通り、厨房観察は出来ないので音だけを頼りに観察。キッチンタイマーの音の後、確かに「ジュー」と焼いている音が聞こえる。まぁ、先客のオーダーかもしれないけど…。

そしてラーメンがやってきた…あれ?
普通のシンプルな醤油ラーメンが出てきた。まぁ多分、何かが焼かれているのは事実なので先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープは鶏ガラを軸にした印象ながら香味野菜を使用した形跡はない。勿論、焦げた印象もない。
『判った!麺を焼いてあるんだな、多分』
期待を持って麺に移行する。
麺は細麺で軽いウェーブを持つもの。かん水の量、加水率共に標準的な印象を受けた。こちらにも焼いた形跡は見当たらない。
『判った!チャーシューやメンマを焼いているんだな、多分』
僅かな期待を持って具に移行する。
具はチャーシュー、メンマ、なると、ネギ。チャーシューは豚肩ロース使用の煮豚。具材を含めて焼いた形跡は見当たらない。
『いや、真実は全てを食べ切るまで判らない!』
持論ではあるが丼の底には色々な真実が沈殿していることが多い。麺と具を粗方食べ終わり、スープを飲んでいる時だ。
表層に盛られたネギとは別のネギの白い部分に若干の焦げ目を確認出来た。あくまで推測の域を超えないがネギを炒め、スープを張ってスープ自体をフライパンで温めているのではないだろうか。それが証拠に提供時のスープは若干熱いのを思い出した。
営業時間の類が表記されていないので定かではないが、同業者や酔っ払いを相手に〆の一杯を提供するスタイルなのだろう。
私は〆の一杯は殆ど食べないのだが、宴会料理に満足出来ない腹を満たすためにちょっと一杯寄るには重宝する店ではないだろうか。

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