こんなに繁盛しているとは思いもよらず…
やすべえ えきなんしてん
【移転】安兵衛 駅南支店

photo

SHOP DATA
住  所
電話番号
営業時間11:00~14:00(火~日)
17:00~22:30(火~日)
定休日月曜
席数カウンター4 テーブル7 座敷12
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚08'44.9''
E138゚39'12.2''
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最寄駅富士駅(JR東海道本線)
富士駅(JR身延線)
取材日2017/07/28その他の情報...

メニュー

五目ラーメン
900円
ラーメン
600円
にんにくラーメン
650円
コーンラーメン
700円
more...

先日の事。

ラーメン紀行向けに読者の方からメールを頂いた。メールの内容は自身が気に入られている店の紹介であった。
富士駅の近くにある安兵衛という店だ。まぁ私もラヲタの端くれである。その店の屋号は勿論知っていたし、出てくるラーメンの内容も何となく理解している。

昔、食べログがなかった時代にラーメン店を探すのに良く使用していたのがラーメン本。ウェブと違い、一覧性があるラーメン本では、他の店の情報も嫌でも入ってくることになる。

安兵衛と聞いて思い出すのは淵が真っ赤に染まったチャーシュー。その製法が気になった時期もあった。
メールの方自身もブログを開設しているようで、URLの掲載許可は取っていないのでURLの公開こそしないが、安兵衛愛が感じられた。
そして、私へのオススメとされたのが五目ラーメンとチャーハンだ。
正直、ラーメンとチャーハンを同時に食べる自信はない。まぁ、ビール、餃子、ラーメンが定番であろうか。

話を戻そう。今日は金曜日。
勤務を終えた私はホームライナーで富士に出向いた。勿論、安兵衛に向うためだ。
富士市内には安兵衛を屋号とする店が2軒ある。今回、オススメされたのは富士駅の南口から近い店。
食べログで「富士市 安兵衛」で検索すると「分店」「駅南支店」が登録されている。どちらも本店ではないようだが、本店ってどこにあるのだろうか。
ちなみに我が街三島市にも安兵衛という店があるが、まぁ関係ないだろう。

富士駅も北口方面の繁華街、特に飲み屋を中心とした歓楽街は良く出向くが南口を歩くのって初めてかもしれない。
スーパーホテルなどの宿泊施設もあるが、基本的に何もない感じの街並。特に飲食店は皆無に等しいこの場所に店があるのであろうか。
あ、あった。事前に食べログで店舗外観などは見ていたので一度見つければ迷う事はない。外観を撮影して早速、入店する。
店内に入ると先客が1名、ラーメンをすすっている。店主と思しき男性はカレンダーを注視して考え事をしているのか、私の入店に気付いていない。まぁ席はガラガラなので先ずは着席しますか。カウンターの端っこに陣取った。この位置に陣取った理由はスープ用寸胴の前だという事と調理用コンロが近く、厨房観察がし易いということに他ならない。
「あぁ、いらっしゃいませ」
やっと店主が私の存在に気付いたようだ。俳優の故 横山あきおさんに似ている。他人に安心感を与える風貌だ。
オーダーは口頭。先ずはビールと餃子をオーダーした。ビールはアサヒかキリンが選べる。アサヒとした。
値段が750円と言う事で予想はしていたがやはり大瓶だ。ラーメンの前なので中瓶くらいが丁度良いサイズなのだが、大瓶の容量は633ml。缶ビール2本弱である。まぁ、何だかんだで飲んじゃうんだけど(笑)
ちなみにポテサラもお通しで付いてくるようだ。
グビッ、グビッ!クゥ~、美味い!
ポテサラはマヨ控えめ。ジャガイモの食感を残したタイプで若干ポソポソしている。
店内は前述の店主と女将の二人で切り盛りする。ご夫婦で営む昔ながらのラーメン屋と言った感じだ。最近、この手のラーメン屋の取材が多いので慣れてきた感がある。
そして、餃子がやってきた。マイブームの酢コショウで頂いてみる。うん、良いねぇ。ニンニク臭はあまり感じられず、肉、キャベツ、ニラなどのオーソドックスなタイプだ。
何個か餃子を食べていると、あることに気が付いた。
「やけに剥がれてるなぁ」
食べかけの餃子を全て裏返してみると、全ての餃子が片側だけくっ付いて、もう一方は全て剥がれているのだ。これってデフォルトの握り方なのであろうか。これでは肉汁が出てしまうように思えるのだが不思議な握り方である。
時計は7時を回り、お客の数が多くなってきた。この店って普通に繁盛店なのであろう。そして、そのお客の多くが五目ラーメンかチャーハンの大盛りをオーダーしているのにも驚いた。そう考えると読者の方がオススメしてくれたメニューはやっぱこの店の2大看板なのかもしれない。
そろそろ取材モードに入るか。カウンター上部の短冊のメニューを見ながら暫し考えた。
隣では五目ラーメンを食べている客がいる。値段も900円とナカナカ高額だが意外と大盛りで器も大きい。後ろのテーブル席ではにんにくラーメンをオーダーした客がいるが器の大きさが小さく、今の私の腹加減に丁度良い。正直、ビールが多過ぎて腹がパンパンになってきている。いつもの通りの「本末転倒モード」に突入しているのだ。
しかし、折角の来店だし他の客のオーダーも見ているとここは五目ラーメンは外せないだろうか。オーダーは口頭。五目ラーメンをオーダーした。
厨房観察。
食べログなどで事前に調査して気になっていたのが、この店で使用されている麺の色と縮れ、そして密度感である。
かん水を多く使用したような黄色味がかった麺は最近はあまり見ないタイプ。麺茹では深ざるを使用したものだ。麺箱があるのだが製麺所は確認出来ない。
スープ用の寸胴は静かに炊き出されている。入っている具材は見えないが茶濁しており、表層には油の層が確認出来る。背脂なども一緒に煮込まれているのであろうか。
女将が麺を茹でている間、店主が中華なべで具材を炒めている。そしてスープと共に煮込み、塩や化学の力を使用して調味しているようだ。麺が茹で上がり、丼に開けられるのを待っているかのように中華なべの中身を丼に移し、残りの具材をトッピングして完成である。
そして、ラーメンがやってきた。先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープは豚ガラ、鶏ガラを軸にした印象。グルタミン酸系の旨みを感じるのは白菜などの具材の影響もあるのだろうか。塩味なので単調かと思えば具材からの炒め油のコクや具材からの旨みを携えており、複雑な味を形成している。調理法としてはタンメンに近いか。しかし、「たんめん」という別メニューがあるので、どんな差別化がされているのか逆に気になった。
麺は中細の縮れ麺。かん水の量は多め、加水率は若干高めの印象を受けた。麺量は結構あって200gくらいはあるだろうか。意外と多くて苦戦する。強烈な縮れは啜り心地をスポイルするが、スープは良く拾ってくる。前半はコシがあって硬めのイメージがあるが、後半になって適正な硬さになっていく。
具はチャーシュー、半身の茹で卵、なると、豚肉、白菜、キャベツ、人参、タケノコ、小松菜、キクラゲ。チャーシューは豚モモ肉使用の煮豚。淵が赤くなっている。野菜を食べた時のオイル感がこのラーメン全体の方向性を決定しているように思える。具が主役の一杯である。
後客がタンメンをオーダーしたので見てみると、白菜を中心に五目ラーメンとは明らかに切り方を変えているのが判る。調理行程自体は五目ラーメンと変わらないように見えるが味付けまでは判らない。
読者の方もメールで書いていたがランチ時はかなり混雑するのもこの時間帯にほぼ満席の店内を見て判る気がする。
これだけの客がこの時間帯にやってくる姿を見ると、地元に愛される老舗店であり、読者の方からすればたまおま系のラーメンになるのであろう。

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