<ruby>誘<rt>いざな</rt></ruby>われるように…
らーめん とんき
ラーメン 豚喜

photo

SHOP DATA
住  所静岡県三島市徳倉2-8-10
電話番号055-987-0234
営業時間11:00~21:00(火~日)
定休日月曜
席数テーブル9 座敷10
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚08'05.7''
E138゚55'23.7''
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最寄駅
取材日2017/05/20その他の情報...

メニュー

排骨麺
800円
ラーメン
500円
チャーシューメン
700円
ネギラーメン
700円
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今月で17年目に入るラー紀であるが、長年同じ用な事をやっているとたまに神懸(かみがか)ったような事が起きる場合がある。
例えば当時、取材した店が残念ながら閉店した後、同じ経営者が場所を変えて新店として開業する例がある。
まぁ、そういう事は良くある事なのだが、その店主夫妻が何故か私の事を覚えていて声をかけて頂いた事があった。前の店は一度きりしか行った事がないのに何で判ったのだろう?と不思議に思ったものだ。

今回、取材した「豚喜」という店を食べログで見つけた時、私は当時の記憶が甦った。現在、「三色」という店がある場所で経営をしていた店だ。
『場所を変えて復活したんだぁ』
そんな事を思いながら今回、店に出向いたのだが、その不思議な感覚は取材後に自宅に戻ってから気が付いたのだが…

話を戻して今日は土曜日。
朝から会社のレクレーション。午後からは会議が予定されている。レクレーションはソフトバレーという大きめのスポンジの玉を使用したバレーボールでケガをしないようにと配慮された競技である。昔は普通にバレーボールや、ドッチボールだったのだが、ある時期からソフトバレーとか、ドッチビー(スポンジで出来たフリスビーでドッチボールをやる競技)に変わっている。このレクレーションも歴史が長く、競技内容の変遷が見て取れる。
そんな訳で昼の取材は絶望的な状況。しかも未だに取材先が決まっていない。
『どうするかなぁ…』
食べログを見て候補は3つほどに絞られた。ひとつは二日町駅近くにある両国という店。市内に4店舗あるのだがコンプリートしてみたいと考えていた店だ。
そして、超近所のラーメン店。既に老舗の店でテレビにも出た事があるらしく、ブログでも見た事がある。しかし、近所過ぎて取材するのにかなり勇気のいる店だ。
そして前述の豚喜。当時、この店を何故選んだのか?よく判らないが、サッパリラーメンだった記憶だけは残っている。
夜7時を過ぎ、自宅を出発した。超近所の店を除き、残りの2店は自宅からの方向が違う。両国には駐車場がないと思っていたが最近になって駐車場がある事を知ったので最初は両国に行こうかと思っていた。しかし…
『う~ん、何となく豚喜だなぁ』
途中で方向を変えて豚喜へ向かったのだった。

店は徳倉という地区にある。ナビに住所を打ち込んで向かっているのだが、どう考えても近所の人じゃないと判らないんじゃない?というくらい入り込んだ場所にある。前に取材した両国の徳倉店の時もそうだが、徳倉地区って普段はあまり通らないので行った事がない道が多いのだ。
現地に到着。確かに店はあった。これは判らないな。三島は山を切り開いて住宅地にした場所が多いのだが、駅が徒歩圏内の街っ子の私には縁遠い場所だ。店先に駐車スペースがあるので頭から突っ込むのだがケツが道路に出ちゃってる。まぁ、車通りが非常に少ない場所なので大丈夫かな?早速、入店する。
夕飯時の店内には先客が1名のみ。既に食事中である。テーブル席が2組あるので空いているテーブル席に陣取った。テーブル席以外に座敷席もある。
厨房が奥にあるので見辛いのだが何とか観察出来る場所に陣取った。店主は厨房で調理中のため私の来店に気付いていない。声をかけるとやっと私の存在に気付いたようだ。
座敷席のある壁一面にメニューの短冊が貼ってある。過去の取材記のメニューを見たのだが当時は排骨麺を食べている。こんな時はオーダーを変える場合もあるが同じメニューを頼んでみるのも面白いかもしれない。オーダーは口頭。排骨麺をオーダーした。
厨房入口に陣取った関係で少しだけ厨房が見えるので厨房観察。
寸胴の姿はなく、炊き出しなどに使われるような大鍋でスープが仕込まれている。五徳の位置が低くて大変そうだ。麺茹では大きなボウルを使用しており、火にかかり真っ黒な外側とステンレス本来の輝きを残す内側のコントラストが面白い。ボウルを鍋代わりに使用する例は意外と多い。揚げ物は見えない場所で調理され確認出来ないがコチラは中華なべで行われているのだろう。推測の域を出ないが炒め物などもメニューにあるので適正な高さに五徳があると思われる。
そして、ラーメンがやってきた。先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープは豚ガラ、鶏ガラを軸にしたであろう清湯スープ。表層に背脂が窺えるが積極的に入れたものではなく、コク出しのためにスープと一緒に煮込んだ物だと思われる。なのでオイルを別で添加した印象が見受けられない。醤油ダレの塩梅も良く化学の力も使用されているであろうそれは古臭い味わいだが懐かしい味がする。
麺は細ストレート麺。かん水の量、加水率共に標準的な印象を受けた。茹で加減は若干柔らかくコシは期待出来ない。スープを吸っているのか若干茶色味を帯びている。
具は排骨、ほうれん草、ネギ。チャーシューの類は乗らない。排骨は醤油、酒などに漬けたロース肉に片栗粉をまぶして揚げたもの。カレー粉のような風味も感じる事が出来る。いつもの味玉はメニューにない。

帰宅後、編集作業をしながら気が付いたのだが、この店をはじめて取材したのがちょうど15年前の5月第3週の土曜日である2002年5月18日。取材記を読み返すとその日もレクレーションがあったとされ、その時の競技はバレーボールだったとの記載が残っている。
で、今回の取材は15年後の5月第3週の土曜日。競技はソフトバレー。
当時は平社員だったので午後からの会議はなかったのだが、15年という歳月は競技の内容、私の役職、そしてラーメン店の場所を変えさせた。
しかし、それでも変わらなかったのはラーメンの味と私の取材活動だけだったのだと感じずにはいられなかった。

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