味玉に縁のある店
よこはまいえけいらーめん ぶっちぎりや
【閉店】横浜家系ラーメン ぶっちぎり家

photo

SHOP DATA
住  所
電話番号
営業時間11:00~14:00(火~日)
18:00~20:30(火~日)
定休日月曜
席数カウンター14
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  34゚56'48.9''
E138゚21'50.1''
地図を見る
最寄駅
取材日2017/03/30その他の情報...

メニュー

海苔ラーメン
780円
味玉ラーメン
780円
ラーメン
680円
海苔ダブルラーメン
890円
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4月に入り新年度、新学期を迎えられ新しいスタートを切られる方が多い季節ですね。
入学、就職をされた新人の皆さん、おめでとうございます。管理人です。

話は逸れて今日は木曜日。
久しぶりに島田市への出張に朝から向っている。
この時期、私達旧人も別れの季節。お世話になったお客様が異動などで離れていく場合がある。
異動される方々にご挨拶をし、午前中の作業を終えて出張先を後にした。
時計は12時前を指している。どこかで取材が出来ないだろうか。食べログで候補を探しているとある店がエントリーされていた。

話は逸れて2年前のこと。
その時期は前述の島田市のお客様のシステム稼動に向けての作業中で殺人的な忙しさだった。
休日出勤を強いられた私は勤務先へ車で行き、帰りがけにあるラーメン店に寄った。
その店はスープを強烈に炊き出した店で、静岡市内でも屈指の濃度を誇る店。その名をつけ麺 大雅といった。
その店でのエピソードとして思い出されるのは、味玉が売り切れで仕込中の茹で玉子をトッピングしてもらったこと。
その店が掲示板の情報に寄れば、経営者はそのままに家系ラーメン店として業態変更をしたという。
当時はまたおま系のつけ麺を前面に押し出した店だったが、別メニューで家系っぽいラーメンも提供している旨で取材記を〆ている。

話を戻そう。
その業態変更した店へと向おうと考えた。最寄り駅は安倍川駅になるのだが、直線距離で1kmを若干超える関係からラー紀では最寄り駅の表記としていない。しかし、歩けない距離でもない。GoogleMapが試算した時間は16分。何とかなる距離である。
安倍川駅で下車した私はタブレット上の地図を頼りに店を目指した。途中、狭い路地なども通るので車で行くよりは距離は短い。まぁ、時間は倍近くかかるが…。
程なくして店に到着。現地の場所が事前に判るので迷う事はない。
外観を撮影しながら思うことがあった。最近、全国的に多く見受けられるようになった業務用スープを使った家系ラーメン店にありがちな特徴的な書体やラーメンの写真で飾った店の外観。これを見るだけで何だか萎えてしまう自分がいる。
前述した通り、前の店は濃厚なスープを使ったラーメンだっただけに業態変更を期に業務用に切り替える…という可能性が捨てきれない。そんな思いを胸に入店する。
店内は前の店を居抜きで使用している。当時と大きく違う点はライスバーなるコーナーが設置されていることぐらいであろうか。前の来店時と同じ、入口に近い末席に陣取った。勿論、厨房観察が一番し易いベストポジションだからだ。
席に備え付けのメニューを見てみる。メニューの左上には「味玉ラーメン」が映っている。推しの一杯なのだろう。女店員がオーダーを取りに来た。オーダーは口頭。味玉ラーメン、海苔増しをオーダーした。すると…。
「海苔増しでしたら、海苔ラーメンでよろしいですか?」
どうも勘違いしているという話が噛み合ってない。
「海苔ラーメンに味玉でも良いですが」と言ってみる。理解出来ただろうか…。何だか嫌な予感がする。私の嫌な予感は的中率8割を誇る。
前述のライスバーは平日のランチタイムは無料で供され、しかもお替り自由という大判振る舞い。夜の営業時間や休日は100円となるが、お替り自由は変わらない。
市街地からは大きく外れた場所にも関わらず、昼時の店内は多くのお客で賑わっている。静岡市は電車と言えば東海道線か静鉄程度で交通の便が良い場所ではないので車が必要になる土地柄。そう考えた時、味さえ良ければ辺鄙な立地なんて関係ないのかもしれない。
厨房観察。
前の店にもあった業務用の圧力鍋は未だ健在であるが使っているのであろうか。丼を最初にお湯で温めることから調理は始まる。スープは雪平鍋で加温する小鍋系。チャーシューはバーナーで炙っている。また、ほうれん草もレンチンして温めている。色々と気を遣っているのが判る。麺茹では深ざるを使用したもの。湯切りもシッカリとして好印象だ。
そして、ラーメンがやってきた。丼の半分を覆う海苔で味玉の存在を確認出来ない。まぁ入ってなかったら請求すれば良いだけのことだ。先ずはスープからすすってみた。
いやぁ、これは美味い!心の中でガッツポーズ。ベースのベースはげん骨、豚ガラを軸にした印象。高いブリックス濃度も健在で丼の底をレンゲでなぞるとザラついた感触を感じる事が出来る。これだけフルボディーなスープはちょっと久しぶりで50を前にするオッサンの腹を直撃しないか心配になってくる。醤油ダレの塩梅もやや強めに効かせてあり飲み飽きることがない。
麺は太ストレート麺。かん水の量は多め。加水率は高めの印象を持った。麺の長さが短く、すすり易い。家系ラーメンには良くある長さの麺だがこの辺りも家系を意識しているのであろうか。
麺を一頻り食べた所でライスバーから頂いたライスで海苔巻きご飯タイム。高濃度なスープが海苔に纏わりつき若干食べ辛い。海苔巻きご飯には通常のスープの方が合うかもしれない。私の中での海苔巻きご飯は鶏油をまとった海苔を味わう行為である事を再認識した。そして海苔を食べ続ける事で味玉がない事に気が付いた。
具はチャーシュー、ほうれん草、海苔。そして、別注の味玉。チャーシューは豚肩ロースを使用した煮豚。前述通り、提供前にバーナーで炙って供される。味玉は黄身がトロトロのタイプで私好み。味付けは穏やか。この味玉は乗せて損はない。
スープを飲みきった後、丼の底に残る骨髄の跡は業務用でないこと、そしてシッカリと炊き出された証として現れる。
業務用が浸透し、こういう本格的なスープを真面目に作っている店が少なくなった昨今。
貴重な店として末永く店が続いていく事を願って止まない。

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