ちょっと変わった担々麺
ぺきんだっく
北京ダック

photo

SHOP DATA
住  所静岡県三島市広小路町1-30 ヤオタメビル1階
電話番号055-981-8552
営業時間11:30~14:30(火~日)
17:30~0:00(火~土)
17:30~23:00(日)
定休日月曜
席数カウンター6 座敷22
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚06'58.6''
E138゚54'51.9''
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最寄駅三島広小路駅(伊豆箱根鉄道駿豆線)
取材日2016/11/26その他の情報...

メニュー

担々麺
750円
手打ラーメン
650円
ピリ辛ラーメン
700円
チャーシューメン
850円
more...

上手くいかない時って最近多いですが、今回もそんな書き出しになっています。管理人です。

今日は土曜日。
午前中に私が講師を務める会社の後輩に向けての勉強会がある。時間は毎度毎度1時間程度なので、その後はラーメン取材である。
今回はアテがあった。この情報を初めてもたらしたのは実兄からのメールだった。

何でも沼津市の島郷の方に新たなラーメン屋が出来たと言う話だった。最近の沼津は本当に新店ラッシュでネタに事欠かないのでありがたい。早速、取材を開始した。

25分後。
現地付近に到着した。若干入り難いのと反対車線側に店があるので一度店を通り過ぎ、Uターンをかましてから入庫する。
確かに実兄から聞いた屋号が看板に掲げられている。店先に駐車スペースがあるので入庫後、店に向かうと…
『あれ、やってない…』
店は新しいようで開店祝いの花なども見えたり、券売機も見えたがやっていない。まぁ、そもそも営業時間などの詳細情報は実兄も判らないと書かれていたし、どんなラーメンが出てくるかも不明だ。
最近、本当にリカバリーが多いのでタブレットを持参している。食べログで沼津市内のラーメン店を検索するも、あまりグッと来る店がない。そんな事を考えている時、ある店の事を思い出していた。

話は逸れて先日の事。
FBの知り合いがあるラーメンの画像を掲載していた。知り合いと言っても飲み屋のマスターなのだが、その飲み屋の隣に「北京ダック」という中華料理店がある。
その店は所謂中華居酒屋なので私はあまり入った事がないのだが、昼にラーメンを出し始めたようなのである。
ちなみにラー紀で以前取材した「北京ヌードル」はこの店の関連店にあたる店である。

話を戻そう。
まぁ自宅の近所だし、最終的には自宅に戻る訳で早速現地に向かった。

25分後。
既に時計は13時前。昼時を外し始めているので焦っている自分に気が付いている。最近の取材はこういう気持ちになる事が多い。世の中、上手くいかないものだ。
夜の街をブラブラと歩く事はあっても、こうお天道様が高い時間にこの辺を車で走るのはちょっと久しぶり。って言うか自宅に車を置いてくれば良かったと軽く後悔し始めている。
店の近くにコインパーキングがあるのだが「満車」の表示。仕方なく少し離れたコインパーキングに入庫して、現地までは徒歩で向かうことに。正直、この道のりをまた戻るのかと考えると若干萎えてくる。
店先に到着した。メニューの書かれた看板があったので見てみる。なるほど、マスターはこの手打ラーメンの画像をアップしていたのか。早速、入店する。
店内は厨房に面したカウンター席と座敷席の構成。2階席もあると聞いているがまさか行く訳にもいかないので席数確認は1階のみである。
カウンターに先客が2名と座敷に1組の家族連れがいる。空いているカウンター席に陣取った。
店主と思しき男性は見た目は60代に見える初老の方。そして70代に見える女店員の2名で切り盛りする。カウンターには色々なお酒の瓶が置かれているので座ってしまうと私の存在に気がつかないであろう。
「いらっしゃいませ。少しお待ち下さい。」
やっと気が付いたようなので着席してオーダーを待った。というかメニューがないなぁ。キョロキョロしていると店主がやってきて…
「お待たせしました。食券をお預かりします。」
えっ?食券ってどういうこと?券売機って何処にありましたっけ?
実は店外に小さな券売機があり、そこで食券を購入してから入店するようだ。メニューの看板に夢中になってすっかり券売機の存在に気が付かなかった。
「チャーシューが終わっちゃってるので、チャーシューメンとかは出来ないんですよ。」
昼時を外しているので仕方ない。それならまぁチャーシューが関係ないメニューでも頼みますか。オーダーは食券制。担々麺をオーダーした。ちなみにいつもの味玉はメニューにない。
店内に戻り、女店員に食券を渡すと「辛さはどうしますか?」と問う。普通でお願いする事にした。
厨房観察はあまり出来ないので店内を観察。未だ食べ始めていない客もいるので意外と待たされるかもしれない。そもそもラーメン屋ではないのでスープはオーダー毎に中華なべで加温しているようだ。麺茹では深ざるを使用したもの。
「サービスですのでどうぞ。」
もやしをオイルと一味で和えたような突き出しが出てきた。これを食べて待つ事も出来るが、それを食べてしまうとラーメンの味が判らなくなるのでここでは我慢。
先客の提供がまだまだという感じで結構待たされている。10分くらい経過したであろうか。

「お嫌いでしたら、お下げしましょうか?」
女店員が私の残してある突き出しについて聞いてくる。

「いえ、後で食べますので…」
今は食べれない理由とか話すのもおかしいので、やんわりとお断りした。すると…
「新しいのに変えましょうか?」と問う。

「いや、もうこのままで大丈夫ですので…」
親切で言ってくれているのはありがたいが、こちらの勝手な理由で後回しにしているのだから、気を遣う必要はない。

そうこうする内に担々麺がやってきた。おっと、これはサプライズ。味玉が標準装備じゃありませんか。彩りが綺麗で賑やかな表情の一杯である。先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープは多分、鶏ガラを軸にした清湯スープであろう。通常の担々麺とは違い、芝麻醤を使用した印象はない。その代わりと言ってはなんだが、溶き卵を使用したスープになっている。辛さの素はラー油や輪切りの唐辛子。そして山椒の香りが非常に良い。普通でお願いした辛さは美味しくいただけるレベル。ピリ辛程度で一安心だ。スープ表層はやや温いが、とろみを付けてある中心部は熱々である。
麺は中細麺で軽いウェーブを持つもの。かん水の量、加水率共に標準的な印象を持った。茹で加減も適度な弾性を持っているがコシがあるほどの番手ではない。
具はチャーシュー、味玉、豚ミンチ、もやし、白ゴマ、唐辛子、山椒、ネギ。チャーシューは豚バラ肉使用の煮豚。味付けがハッキリしたタイプで私好み。このチャーシューは美味い。チャーシューメンが食べたかったなぁ。味玉は黄身がトロトロのタイプで私好み。味付け自体は穏やか。この味玉も美味い。
ちょっと一般的な担々麺とは違う変わり種ではあるが、味はよく、爽快感が残る食後感である。

『そうだ、突き出しを忘れていた』

シャキシャキとした食感にオイリーな風味をまとったものだ。突き出しを食べながらスープを飲んで完食。サービスだからという訳じゃないけど、調子に乗って食べ過ぎたか。

パーキングまでの帰り道。舌が全焼している事に気が付いた。
担々麺は辛さ調製されているけど、突き出しは辛さ調製されてないという事実を忘れていた…。

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