山椒の香りが心地よい
しるなしたんたんめん らーてる
汁なし担々麺 ラーテル

photo

SHOP DATA
住  所静岡県沼津市下香貫370-1
電話番号
営業時間11:00~14:00(月~火・木~日)
17:30~21:00(月~火・木~日)
定休日水曜
席数カウンター7
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚04'53.7''
E138゚52'20.2''
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最寄駅
取材日2016/10/29その他の情報...

メニュー

汁なし担々麺+煮たまご
900円
汁なし担々麺
800円
特製汁なし担々麺(煮たまご、チャーシュー)
1050円
ラーメン
700円
more...

文頭から話は逸れるが先日の事。
体育の日を含む3連休。実弟からメールがやって来た。
「珍しく祝日が休みなのでラーメンでもどうですか?」
既に取材も終え、今週分のアップも終了しているが、まぁ来週分の取材だと考えれば良い訳で了承した。
しかし、近所に行きたいラーメン店がある訳でもない。小田原辺りまで出張るか?
実弟が自宅に着き、取材先を考えていると、ある店の事を話し始めた。
その店は担々麺の専門店らしいのだが、いつ出来たのか判らないと言う。屋号もあまり聞いた事がない。
「取り合えず、店先まで行ってみるか!」
という訳で早速、店へと向った。
店は八間道路から少し脇に入った場所にあった。その店を「ラーテル」と言った。
確かに看板がかかっており、見た目は新しそうに見える。しかし、店の中はガランとしており、やっている気配がない。新店が出来るときって看板は結構最後で内装を先に作り出すことが多いと個人的には思う。
「知らない内に潰れたんだろうか…」
食べログを見ても、ネットを調べてもその店の事が書かれた情報は得られなかった。

話を少し戻して今週のこと。
実兄からラーメン情報がもたらされた。
その内容は正に前述した「ラーテル」という店の情報だった。更にオープンが木曜日である事も判った。

話を戻そう。
今日は土曜日。本来なら会社のソフトボール大会がある予定だったが雨で中止になった。
早速、そのラーテルという店に向かう事にした。でも、前回店を見た時から20日あまり。あのガランとした店内がどう変わったのか。いや、たった10日で大した内装なんて出来るはずもない。そんな事を考えながら店へと向った。

現地に到着した。店先に駐車場があるので入庫。店先には花が飾られている。早速、店内へ。
店内は以前と全く変わってなかった。広い店内ではあるが席はカウンター席のみ。見た目ちょっと中年に見える若者?が一人で切り盛りしているようだ。先客は3名で既に食べ終わったようで話をしている男女3名。どうも、店主と知り合いのようだ。厨房が奥にありそうな気配だったので一番端の奥が望めそうな末席へ陣取った。
席に備え付けのメニューを見てみる。看板商品であろう汁なし担々麺とラーメンの2枚看板のようだ。迷う事もない。オーダーは口頭。汁なし担々麺、煮たまごをオーダーした。
前述のメニューの裏には汁なし担々麺の食べ方と題した内容が書かれている。よく混ぜるのは当然であるが、気になるのはもう一方の内容だ。
「汁なし担々麺はスープ割りが出来ます。」
マジか。台湾まぜそばなどは「追い飯」というのをよくやるが、まぜそばで「スープ割り」は初耳である。これは試してみよう。
厨房観察。
寸胴の数はこの場所からは判らない。麺茹では深ざるを使用したもの。茹で加減はキッチンタイマー管理である。基本的に麺が茹であがるまではやる事も少ないので手持不沙汰な動きだ。でも、奥に入っているので新しいお客の入店とか判らないだろうなぁ。しかし、カウンター内で調理は出来そうもないくらい狭い。麺が茹で上がると一気に忙しくなる。麺を丼にあけ、具材をトッピングしていく。麺が伸びてしまうので手際よく仕上げるのがカギだろう。
そして、汁なし担々麺がやってきた。提供時、前述の「食べ方」に書かれた内容がアナウンスされた。先ずは全体をザックリとかき混ぜて…味玉が邪魔だな。先に食べちゃうか。味玉は黄身が溶け出さない程度の茹で加減。味付けは穏やか。
麺は太麺で軽いウェーブを持つもの。茹で加減は若干柔らかめで提供される。かん水の量は標準的。加水率は若干高めの印象を持った。モッチリとした食感が印象的な麺である。
具は肉味噌、ピーナッツの砕いたもの、天かす、ネギ。そして別注の煮たまご。チャーシューの類は乗らない。辛味は肉味噌から来ているのだろうか。一味系のパウダーも確認出来る。また食中は花山椒の香りが鼻腔を抜けていき、爽やかな心地よさ。辛味はそれなりにあるが私が耐えられるレベル。天かすはほぼ成りを潜め、ピーナッツがかなり主張する。
3割程度麺を残した所でスープ割りをお願いする。プーンとかつをの香りがする出汁である事が判る。これをベースにラーメンを提供しているのであれば、ラーメンの方向性も何となく理解できた。「汁なし」から「汁あり」へのあまりに劇的なメタモルフォーゼ。面白い食べ方である。熱が加わる分、口中は更に辛さを感じる結果となり、一気に汗が出てくる。秋の日の清々しい中でのスポーツした後の爽快感のようである。
先客の3名のうち、1名は店主の父親のようで、他の2人を送り出した後で洗い物を少し手伝っていた。
汁なし担々麺を目玉に添えるという県東部ではちょっと珍しい店である。
末永く続くことを願って止まない。

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