| あの店が中華料理屋になって帰って来た |
【閉店】極味本店

| SHOP DATA | ||||
| 住 所 | ||||
| 電話番号 | ||||
| 営業時間 | 11:00~5:00(月~日) | |||
| 定休日 | 無休 | |||
| 席数 | テーブル41 | |||
| 駐車場 | なし | |||
| 緯度経度 (日本測地系) | N 35゚06'07.4'' E138゚51'40.6'' | 地図を見る | ||
| 最寄駅 | 沼津駅(JR東海道本線) 沼津駅(JR御殿場線) | |||
| 取材日 | 2016/05/27 | その他の情報... | ||
メニュー
- バターつけ麺
- 900円
- みそらーめん
- 800円
- 辛口みそらーめん
- 900円
- みそバターらーめん
- 900円
今日は金曜日。
平日に静岡市内の新店の取材を終えている私であったが、どうも不完全燃焼なラーメンだったため、勤務先を後にした私は富士の吉原を目指していた。
昔、富士駅前にあったラーメン屋が吉原の近くに移転した事をキャッチした。その店は夜営業しかしていない店だ。
夜の取材なら吉原の夜の街でも一緒に散策するか?などと考えていた。
吉原駅から岳南鉄道に乗り換える。
昔、「Butch!」という店を取材した時に乗って以来の岳鉄である。最寄り駅の吉原本町駅までは2駅で210円。硬券と呼ばれる自動改札機がなかった時代の厚みのある切符が懐かしい。
5分後。
吉原駅に到着すると目的の店に向かって歩き出した。店は昔取材した「麺屋ごとう」の跡地にあることも知っていた。
結構距離があるが歩けない距離ではない。前述のButch!取材時、「オニ~サ~ン、マッサ~ジ、マッサ~ジ!」と声を掛けられた通りから一本南側を走る道を西進するようにタブレットの地図アプリが示している。あの頃は携帯の地図画面を眺めながら店を探していたのが僅か4年前の話。便利になったものだ。
駅を出発して15分後。店に到着した。嫌な予感がした。看板に明かりが点いていない…。食べログの情報を見直すと定休日の欄に「不定期 ブログにて告知」と書かれている。「ホームページ」と書かれた欄にはURLが記載されている。クリックしてみると
店のブログが表示され、「5.27 金 休みです 御免!」と書かれていた…
なんだ、この店は!前日の木曜も休み。水曜も仕込みで休み。火曜日は営業。月曜日も休み。先週土日は営業と、一週間で営業した日は僅かに3日間という体たらくぶり。これほどハードルが高い店なのか!
近くにリカバリー出来る店のアテもネタもないのですごすごと吉原駅に向って戻り始めた。しかし、折角ここまで来たのだ。ラーメン取材は一軒終えているし、吉原周辺で飲んじゃうか!とも考えたが、岳鉄の終電の早さや面倒臭さなど、複雑な気持ちだ。
夜の吉原をブラブラと歩いていると、「オニ~サ~ン、マッサ~ジ、マッサ~ジ!」と相変わらず声を掛けられた。この声をかけられるタイミングがいつも時間がなくて焦っている時や臨休で失意の中だったりとタイミングが悪く、私のささくれた心を掻きむしる。
『仕方ない、沼津でリカバリーするか』
先日、食べログの「ニューオープン」という検索機能を使って見つけた店が一つある。店先まで行って確認して判ったこと。それは長い取材的の中でこの店は取材した事がある店の別業態店であるという事だった。要は目新しさ感がない店だったのだ。でも、今夜は取材のために母親に夕飯も断ってきたこともあってか、こういう条件が重ならないと取材しない店かもしれない。という訳で沼津を目指す事にした。
時計は夜9時を指していた。
吉原ですっかり時間を潰し、夕飯時を大きく外している。しかし、その店が朝5時まで営業している店である事も事前に知っていた。その店を「極味本店」といった。
2003年頃、清水町内で「極味」という店を取材した事があった。また2009年頃に「ラーメン 鳳翔」という店を取材した事がある。この2店舗以外にも三島駅前にある「ラーメン煌」や「らーめん 煌 清水町店」、広小路駅前にあった「らーめん萬歳 BANZAI」や「らーめん禅」など、挙げるとキリがないのだがラーメンの味やメニューのラインナップから、同一経営者の店である事が判る。
これまでの店はラーメン店としての業態が多かったが今回は中華料理屋である。しかし、ラーメンに関しては「煌」で出しているメニュー構成に似ている。
現地に到着した。店の外観を撮影して店内に入る。前に「ファミリー中華 磐々」だった店舗だ。
店内はテーブル席のみの構成で厨房と客席は低い壁で仕切られているため、厨房観察は絶望的だ。適当なテーブル席に陣取った。
先ずは一杯!と言う事でスーパードライの瓶ビール、牛スネ肉煮込み。あとちょっと珍しい広東風円盤餃子をオーダーした。
先ずはビールで乾杯!吉原周辺で歩き疲れた50手前のオッサンの腹にビールが染み渡る。色んな意味でホッと一息と言ったところか。
そして遅れること数分で牛スネ肉煮込みが到着。醤油をベースに砂糖や味醂などで甘辛く煮込まれたそれは八角の香りを抱いたもので本格的な中華料理の逸品。ビールがススム君である。
そして事前に時間がかかると言われていた広東風円盤餃子が到着。ピザのようにまん丸の形をした餃子で、ピザカッターも付いているので好きな大きさにカットして頂く。豚肉や白菜、ニラなどの他に小海老も入っていてコスパが高い。こちらはマイブームの酢コショウで頂きながらビールで流し込む。もう、ラーメンはどうでもよくなってきそうだ。
しかし、これでは単なる飲み会で本末転倒だ。ラーメンメニューを見てみると食べた事のあるメニューが並ぶ。目新しさはないので気持ちが上がっていかない自分に気が付いていた。
『濃厚豚骨らーめんかな』
確か、初めて行った「極味」という店で食べた「豚醤油ラーメン」にソックリなルックスではあるが仕方ない。オーダーは口頭。濃厚豚骨らーめんをオーダーした。すると…
「すみません。濃厚豚骨らーめんが切れてまして…」
もう、今日は色々とついていない。一度、店員を下がらせて改めてメニューを見る。
『バターざると同じ感じか?』
同市内にある「くっちゃいな」というつけ麺の店で人気の「バターざる」。私は食べた事がないのだが、グッと来るメニューもないのでこれで良いか。改めてバターつけ麺をオーダーした。
暫くしてつけ麺がやってきた。先ずは麺から食してみた。
麺は中細麺で軽いウェーブを持つもの。かん水の量、加水率共に標準的な印象を持った。冷水で〆てある。麺に特筆する部分は少ない。そしてつけ汁に移行する。
つけ汁のベースは鶏ガラを軸にした印象。多少、魚介系の香りを感じる醤油味である。表層にオイルが確認出来る。酸味はなく、濃い目のラーメン汁といった趣きだ。
具はチャーシュー、半身の茹で卵、バター、なると、のり、ネギ。チャーシューは豚バラ肉使用の焼き豚。外周が香ばしいがちょっと小さい。バターをつけ汁に入れると油脂感が増強されて美味い事は美味いが、想像の範疇は超えない。
営業時間が昼から深夜まで営業している店なので、ランチや飲んだ後でもフラッと寄れる手軽さは重宝する。
また、豊富なメニューの中で定食や一品料理はテイクアウトが出来るようなので近くの方は利用してみてはいかがだろうか。
平日に静岡市内の新店の取材を終えている私であったが、どうも不完全燃焼なラーメンだったため、勤務先を後にした私は富士の吉原を目指していた。
昔、富士駅前にあったラーメン屋が吉原の近くに移転した事をキャッチした。その店は夜営業しかしていない店だ。
夜の取材なら吉原の夜の街でも一緒に散策するか?などと考えていた。
吉原駅から岳南鉄道に乗り換える。
昔、「Butch!」という店を取材した時に乗って以来の岳鉄である。最寄り駅の吉原本町駅までは2駅で210円。硬券と呼ばれる自動改札機がなかった時代の厚みのある切符が懐かしい。
5分後。
吉原駅に到着すると目的の店に向かって歩き出した。店は昔取材した「麺屋ごとう」の跡地にあることも知っていた。
結構距離があるが歩けない距離ではない。前述のButch!取材時、「オニ~サ~ン、マッサ~ジ、マッサ~ジ!」と声を掛けられた通りから一本南側を走る道を西進するようにタブレットの地図アプリが示している。あの頃は携帯の地図画面を眺めながら店を探していたのが僅か4年前の話。便利になったものだ。
駅を出発して15分後。店に到着した。嫌な予感がした。看板に明かりが点いていない…。食べログの情報を見直すと定休日の欄に「不定期 ブログにて告知」と書かれている。「ホームページ」と書かれた欄にはURLが記載されている。クリックしてみると
店のブログが表示され、「5.27 金 休みです 御免!」と書かれていた…なんだ、この店は!前日の木曜も休み。水曜も仕込みで休み。火曜日は営業。月曜日も休み。先週土日は営業と、一週間で営業した日は僅かに3日間という体たらくぶり。これほどハードルが高い店なのか!
近くにリカバリー出来る店のアテもネタもないのですごすごと吉原駅に向って戻り始めた。しかし、折角ここまで来たのだ。ラーメン取材は一軒終えているし、吉原周辺で飲んじゃうか!とも考えたが、岳鉄の終電の早さや面倒臭さなど、複雑な気持ちだ。
夜の吉原をブラブラと歩いていると、「オニ~サ~ン、マッサ~ジ、マッサ~ジ!」と相変わらず声を掛けられた。この声をかけられるタイミングがいつも時間がなくて焦っている時や臨休で失意の中だったりとタイミングが悪く、私のささくれた心を掻きむしる。
『仕方ない、沼津でリカバリーするか』
先日、食べログの「ニューオープン」という検索機能を使って見つけた店が一つある。店先まで行って確認して判ったこと。それは長い取材的の中でこの店は取材した事がある店の別業態店であるという事だった。要は目新しさ感がない店だったのだ。でも、今夜は取材のために母親に夕飯も断ってきたこともあってか、こういう条件が重ならないと取材しない店かもしれない。という訳で沼津を目指す事にした。
時計は夜9時を指していた。
吉原ですっかり時間を潰し、夕飯時を大きく外している。しかし、その店が朝5時まで営業している店である事も事前に知っていた。その店を「極味本店」といった。
2003年頃、清水町内で「極味」という店を取材した事があった。また2009年頃に「ラーメン 鳳翔」という店を取材した事がある。この2店舗以外にも三島駅前にある「ラーメン煌」や「らーめん 煌 清水町店」、広小路駅前にあった「らーめん萬歳 BANZAI」や「らーめん禅」など、挙げるとキリがないのだがラーメンの味やメニューのラインナップから、同一経営者の店である事が判る。
これまでの店はラーメン店としての業態が多かったが今回は中華料理屋である。しかし、ラーメンに関しては「煌」で出しているメニュー構成に似ている。
現地に到着した。店の外観を撮影して店内に入る。前に「ファミリー中華 磐々」だった店舗だ。
店内はテーブル席のみの構成で厨房と客席は低い壁で仕切られているため、厨房観察は絶望的だ。適当なテーブル席に陣取った。
先ずは一杯!と言う事でスーパードライの瓶ビール、牛スネ肉煮込み。あとちょっと珍しい広東風円盤餃子をオーダーした。
先ずはビールで乾杯!吉原周辺で歩き疲れた50手前のオッサンの腹にビールが染み渡る。色んな意味でホッと一息と言ったところか。
そして遅れること数分で牛スネ肉煮込みが到着。醤油をベースに砂糖や味醂などで甘辛く煮込まれたそれは八角の香りを抱いたもので本格的な中華料理の逸品。ビールがススム君である。
そして事前に時間がかかると言われていた広東風円盤餃子が到着。ピザのようにまん丸の形をした餃子で、ピザカッターも付いているので好きな大きさにカットして頂く。豚肉や白菜、ニラなどの他に小海老も入っていてコスパが高い。こちらはマイブームの酢コショウで頂きながらビールで流し込む。もう、ラーメンはどうでもよくなってきそうだ。
しかし、これでは単なる飲み会で本末転倒だ。ラーメンメニューを見てみると食べた事のあるメニューが並ぶ。目新しさはないので気持ちが上がっていかない自分に気が付いていた。
『濃厚豚骨らーめんかな』
確か、初めて行った「極味」という店で食べた「豚醤油ラーメン」にソックリなルックスではあるが仕方ない。オーダーは口頭。濃厚豚骨らーめんをオーダーした。すると…
「すみません。濃厚豚骨らーめんが切れてまして…」
もう、今日は色々とついていない。一度、店員を下がらせて改めてメニューを見る。
『バターざると同じ感じか?』
同市内にある「くっちゃいな」というつけ麺の店で人気の「バターざる」。私は食べた事がないのだが、グッと来るメニューもないのでこれで良いか。改めてバターつけ麺をオーダーした。
暫くしてつけ麺がやってきた。先ずは麺から食してみた。
麺は中細麺で軽いウェーブを持つもの。かん水の量、加水率共に標準的な印象を持った。冷水で〆てある。麺に特筆する部分は少ない。そしてつけ汁に移行する。
つけ汁のベースは鶏ガラを軸にした印象。多少、魚介系の香りを感じる醤油味である。表層にオイルが確認出来る。酸味はなく、濃い目のラーメン汁といった趣きだ。
具はチャーシュー、半身の茹で卵、バター、なると、のり、ネギ。チャーシューは豚バラ肉使用の焼き豚。外周が香ばしいがちょっと小さい。バターをつけ汁に入れると油脂感が増強されて美味い事は美味いが、想像の範疇は超えない。
営業時間が昼から深夜まで営業している店なので、ランチや飲んだ後でもフラッと寄れる手軽さは重宝する。
また、豊富なメニューの中で定食や一品料理はテイクアウトが出来るようなので近くの方は利用してみてはいかがだろうか。
