縁に導かれて
らーめん しゅん
らーめん しゅん

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SHOP DATA
住  所静岡県熱海市銀座町7-11
電話番号0557-83-1368
営業時間11:30~14:30(月~土)
17:30~23:00(月~土)
定休日日曜
席数テーブル10
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚05'35.6''
E139゚04'37.6''
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最寄駅来宮駅(JR伊東線)
熱海駅(JR東海道本線)
熱海駅(JR東海道新幹線)
取材日2016/05/14その他の情報...

メニュー

ワンタンめん
850円
しょうゆらーめん
750円
チャーシューめん
900円
塩らーめん
750円
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今日は土曜日。
昼前から会社での打ち合わせがある私は、昼の取材を華麗にスルーしてみることにした。勿論、理由がある。
久しぶりに熱海市に取材をかけようと考えていた。勿論、初来店のバーとセットだが。
そのバーの近所に比較的新しいラーメン店がオープンしていることを食べログで見つけていたのだ。

夕刻。
東海道線に乗って熱海駅に向う。車内が結構混雑している。中高生はもとより、若いアベック(死語?)も多い。何だか違和感を拭えない。
15分後。
熱海駅に到着した。時計は18時半を指している。
目的のラーメン店は19時オープン。そして目的のバーは20時オープンなので、ラーメン店で一杯やりながら時間を潰して、バーに雪崩込む作戦だ。
目的のラーメン店に到着。オープンまでは未だ時間があるので、バーの場所を探す。
あっさり見つかったバーの場所を押さえつつ、ラーメン店のオープンを街ブラしながら待った。
「銀座町の方に行ってみるか」
前に取材した「福ヤ」という店がある熱海銀座通り方面に向うと、熱海銀座通りに出る寸前の所で「ラーメン」と書かれた幟を見つけた。
店前の小さなテーブルで男性が酒を飲んでいる。店内も結構混んでいる。このラーメン店は初めて見たかもしれない。
通りに出ると、入口の壁がないフルオープンな飲み屋に多くの若い客が酒を飲んでいる。GW明けの週末。良くある風景のようにも見えるが、いつもの熱海とは違う違和感がやはりある。

25分後。
ラーメン店のオープン時間を大きく過ぎているので店前に行くがやっていない…。小さな窓から厨房が見え、人の気配はあるので営業はするのであろうが、オープン時間になっても開かない店は個人的にはナシだ。営業時間は店と客の間で決めた約束事だと個人的には思っている。
まぁ、長い取材歴の中で、臨時休業に当たったり、営業時間が変更になっていた等、色んな理由で目的の店に行けなかった事は多いが、こういう場合、私は「縁がなかった」と思うようにしている。
リカバリーとして事前に用意しておいた店がもう一軒あるのだが、熱海駅の方に大分戻らなくてはならない。そして、ラーメンの後に立ち寄りたいバーからも離れてしまう。
『そうだ、さっきのラーメン屋があったなぁ』
前述のラーメン店が思い出された。事前情報が全くない店なので一杯出来るか(ここ重要)判らないが、歩きつかれて結構ヘロヘロだ。早速、店に向かった。
その店を「らーめん しゅん」といった。食べログには登録のない屋号である。新しい店なのであろうか。前述通り、店先で飲んでいる男性。エプロン姿のこの人は店の人間であろうか。早速、入店する。
店内は奥に長く、壁伝いに設置されたテーブル席のみ。厨房は奥にあるようで観察は絶望的だ。入口に一番近い席に陣取った。
席に備え付けのメニューを見てみる。おっ、あるじゃん!先ずは生ビール、チャーシュー盛をオーダーした。
先ずはビールと共に漬け物が出てきた。
『お疲れちゃん!俺!』
心の中で乾杯!冷えたビールが身体に染み渡る。漬け物をアテにビールをやりながら店内を観察。
先客は男女の客が2組。一組は食事をしており、もう一組はビールを飲みながら話をしている。ラーメン店としての使われ方もするが、やはり飲み屋として利用する客もいるようだ。
そうこうする内にチャー盛りがやってきた。結構な枚数のチャーシューに白髪ネギや水菜がトッピングされている。このチャーシュー、結構美味い。かかっているタレが良いのかな。ビールがススム君である。
チャー盛りでビールをやっていると母娘2組計4名のお客が入ってきた。ママ友と娘達のようだ。その親子がこんな会話をしている。
「花火、見れなくて良いの?」
この時期に熱海で花火が見れるのか?それって今夜の話であろうか。
私が若かりし高校生の頃。宇佐美で海水浴をして、夜は熱海で花火を見た覚えがあった。勿論、真夏の思い出でGW明けといったタイミングではない。
でも、今夜がもし花火が見れるのであれば、これまでの違和感も納得できる。いつもの熱海に比べて人が出ている印象を違和感として感じ取っていたのである。
ビールではやっつけ切れなかったチャー盛り。追加でハイボールをオーダーしようと厨房に声をかけると隣で飲んでいた前述のアベックの女性の方がオーダーを受けてくれた。店先の男性といい、この女性といい、店の人間なのか、客なのか良く判らない。
「お待ちどうさま」
女性によって運ばれてきたハイボールを飲みながら、そろそろ取材の事を考え始めた。
メニューを改めて見ると、ラーメンは大別して醤油、塩、味噌と揃っているが多分、サッパリラーメンである事が想像できた。そうなると少し保険がかけたくなってくる。オーダーは口頭。ワンタンめんをオーダーした。
そして、ラーメンがやってきた。先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープは鶏ガラ、豚ガラ、香味野菜を軸に煮干などで魚介風味を付けた印象。やや濁りのあるスープに醤油ダレが穏やかに効かせてある。全体的にはアッサリした印象であるが、風味自体が良く、意外と物足りなさはない。
麺は平打ちの中太麺。かん水の量は若干多め。加水率は若干高めの印象を持った。喜多方ラーメンのような不規則な麺線を持っており、それでいて滑らかな麺肌と縮れはスープをよく拾い、啜り心地が良い。番手から若干麺が勝っている印象を受けた。
具はチャーシュー、ワンタン、メンマ、なると、水菜、のり、ネギ。チャーシューは豚バラ肉使用の煮豚。ワンタンは皮自体が大判で具も意外と入っている。ツルツルっとした喉越しはワンタンの真髄である。
この後に行ったバーで聞いた話なのだが、今夜は花火大会があるらしく、昔のように夏に集中させるのではなく、20年くらい前から数回に分けて花火大会が行われているという。ただ、上げている時間は短いらしい。
また、このラーメン店の店主は昔取材した「味くら」という店で修行した人物らしく、また、「味くら」は現在は閉店していると聞いた。
熱海の色々な話を聞けるバーは地元情報の最高の宝庫である。

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