ありそうでなかった
しんしんらーめん
清清らーめん

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SHOP DATA
住  所静岡県沼津市三枚橋町10-11
電話番号055-963-3267
営業時間18:00~4:00(月~土)
定休日日曜
席数カウンター10 テーブル12
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚05'47.4''
E138゚52'00.2''
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最寄駅沼津駅(JR東海道本線)
沼津駅(JR御殿場線)
取材日2016/04/20その他の情報...

メニュー

醤油バターラーメン
650円
しんしんラーメン
800円
チャーシューメン
800円
みそバターラーメン
750円
more...

前に三島広小路駅を中心とする、所謂「〆のラーメン」を提供する店を紹介した事があった。
どの街でも、そんな一軒や二軒はあるもんだ。

先日の事。
沼津のとあるバーでそんな〆のラーメンの話になったことがあった。

「沼津だと、北口側は与作、南口側は清清らーめんかな」

与作という店はラー紀でも既に取材済みであるが、清清らーめんは未取材。勿論、清清らーめん自体の店の事は知っているが、深夜営業の店は昼の取材が多い私にとってはナカナカ取材しづらい。

実は今週末は会社のソフトボール大会と夜も飲み会の予定が入っており、土曜日に取材をする時間がない。
日曜に取材するという手もあるのだが、やっぱ日曜日はゆっくりと自分の時間が欲しい。
それならと平日の取材を試みる事にした。
しかし、この清清らーめんという店、実は食べログにも登録がなく、営業時間や定休日、メニューなどの事前情報が少ない。

話を戻して今日は水曜日。
歯医者の予約が入っており勤務先を定時退社した私は歯医者の治療を済ますと沼津ヘ向った。
沼津駅南口から徒歩で向うのだが、行き慣れない場所は意外と遠く感じるものだ。
実はいつものデジカメを忘れているので、今回の取材は携帯(しかもガラ携)のカメラで取材である。
店に到着。外観を撮影して早速、入店する。
店内は厨房を囲うL字のカウンター席とテーブル席の構成。カウンターに陣取りたいが常連と思しき男性が良い感じで店主夫婦と談笑している中に突入も出来ず、今回はテーブル席に陣取った。
徒歩の取材である。先ずは、ビール、焼餃子をオーダーした。ちなみにビールなどの飲み物はセルフサービスである。
ビールの栓を抜き、飲んでいるがあまり間が持たない。キョロキョロ見ていると、スピードメニューとしておでんがある。こちらもセルフで、何個取ったかを申告する方式。
これは良いとばかりにおでんを三品ほど食べ、焼餃子の到着を待ちながら店内を観察。
前述通り、ご夫婦で営む店のようである。ラーメン以外にも酒のアテになりそうなメニューも結構ある。
その中で、ちょっと変わった貼り紙に目が留まった。
セルフで天ぷら、セルフで鍋
2名以上で予約制にはなっているが、揚げたての天ぷらをアテに…って、そこまでセルフにするか!セルフ天ぷら、ちょっと興味がある。
そうこうする内に餃子がやってきた。初めてだが焼き目を下にしての盛り付け。肉は少なめで野菜を中心とした餡でサッパリした餃子である。こちらは最近、マイブームになっている酢コショウで頂く。
餃子をアテにビールをやりながら取材対象のラーメンを考える。基本的には醤油、味噌、塩と揃え、変化球としてカレーラーメンなどもあるが、私はあるメニューの名前に虚を突かれた気がした。
『醤油バターラーメンかぁ』
味噌バターや塩バターというのは当たり前のようにあるが、醤油バターってあっても良さそうだが実際には見たことがなかった。オーダーは口頭。醤油バターラーメンをオーダーした。
厨房観察は出来そうにない(というかテーブル席なので手元が見えない)が、ご夫婦の動きを見ているとラーメンは女将が作っているように見える。寸胴の数は帰り際に確認したのだが、小型の物が1器のみ。香味野菜が表層に浮かび、常に弱火で加温しているのが判る。
そして、ラーメンがやってきた。おぉ、一際目を惹くバターの存在感。先ずはバターに汚染されていない部分からスープをすすってみた。
ベースのスープは鶏ガラを軸にした印象の清湯スープ。醤油ダレは穏やかに効かせてあり、動物系の出汁感は弱い。化学の力も使っているであろう旨味感もある。平板な印象が強いのだが、ここでバターを溶かし込んでみる。すると動物系の油脂感が増幅し、ハッキリとした個性が生まれてくる。ただ、このバターに対する醤油感が弱い。もう少し、醤油感があると、全体としてバランスが取れるのではないかと感じた。卓上に醤油はなく、餃子のタレしかないので味変させるのは諦めた。
麺は細縮れ麺。かん水の量、加水率共に標準的な印象を持った。番手的には合っていると思うがこちらも平板な印象が否めない。実はバターはトッピングメニューにあるので、「手打ちラーメンにバタートッピング」という手も一瞬は考えたが、オリジナル感を優先するために今回は控えることにした。「手打ち…」にすれば麺も変わって違った印象を見せただろう。
具はチャーシュー、バター、メンマ、なると、岩のり、ネギ。チャーシューは豚腕肉を使用した煮豚。味付けは穏やか。岩のりは磯の香りを放ち、良いアクセントになっている。
他のお客達は常連なのか、店主夫婦と話をしながら各々楽しんでいるようだ。
ラーメン店というよりは、飲み屋に近い利用のされ方をしているので皆、滞在時間が長く、結果として店主夫婦と話をする機会が多くなっているのであろう。
「食べたら帰る」が基本の昼のラーメン店にはない、「食べて、飲んで、話をする」という、夜のラーメン店特有の雰囲気は人を寄せる力になっているのであろう。

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