薄味という個性
めんや やまもと
麺屋 やまもと

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SHOP DATA
住  所静岡県静岡市葵区七間町11-5 イマココビル1階
電話番号054-253-6565
営業時間11:30~15:00(月~日)
17:00~21:00(月~日)
定休日不定期
席数カウンター5
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  34゚58'12.3''
E138゚22'59.8''
地図を見る
最寄駅静岡駅(JR東海道本線)
静岡駅(JR東海道新幹線)
新静岡駅(静岡鉄道)
取材日2015/09/19その他の情報...

メニュー

しょうゆ(味玉のせ)
780円
しょうゆ
700円
しお
700円
しお(味玉のせ)
780円
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世の中はシルバーウィークという連休中らしいですが、何ですかそれは?管理人です。

現在の仕事がピークを迎えている。こんな書き出しをすると、4月位に死にそうなほど残業をしていた頃を思い起こすコアなラー紀フリークもいるだろうが、その時とは別のシステムである。
そんな訳で今日は休日出勤。本当は久しぶりに東京でも行こうかと考えていたが甘かった。
見事に私の期待を裏切るわが人生だ。

そんな訳で取材を出来るか判らない状況になってきた私はこれまで取材しないで取っておいた隠し玉を出すことにした。
その店は今年の8月にオープンした新店で、麺屋やまもとという。
食べログやブログ等で見てみると淡麗系のラーメンを出すようで個人的な好みからは大分外れる商品を提供する店だ。
で、ここからがいつもの私と少し違うのだが、実はこの店には一度だけ、勤務先の方と昼食として伺った事があった。
その時は取材ではないので初来店にも関わらず、限定品などに手を出した。更に、店主に味の事を聞かれたので、意外とペラペラしゃべっているのだ。
小心者の私は隠密取材が前提であるが、取材前からその前提が崩れているのだ。
まぁ、流れなので仕方がない。早速、取材を開始した。

勤務先からは若干離れているこの店。静岡県内でも珍しいつけ麺専門店である「きじ亭」と同じ建物に店はある。というか、きじ亭の移転前の店舗に近い場所に店がある。
きじ亭も初めて行った時は狭い店舗で、しかも、店主とかなり関わった関係で顔バレしている店の一つだ。
今回も顔バレはしているが、ラー紀と結び付ける関係性は少ない。
現地に到着。白を基調にした外壁と入口にちょこんとかかった真っ白な暖簾。引き戸を開けて入店する。
店内に入るとすぐ券売機が見える。前回は無茶をしたが今回は取材だ。店主にお勧めを聞くのも良いがここはボタンの法則に則ってみる。オーダーは食券制。しょうゆ味玉のせをオーダーした。
店内はカウンター5席のみ。先客は2名で等間隔で座っている。前回と同じ右端の席に陣取り、食券を渡す。店主は私の顔をやはり覚えているらしく、「また新しい限定も出しましたので良かったら食べてみてください」とあいさつをしてきたので軽く会釈をした。
まぁ、顔バレしているのに何も話さないのも変だし、最近はバーでも良くしゃべるので案外小心者でもなくなってきている。
狭い店舗ながら天井が高く、圧迫感はない。コンクリートが打ちっぱなしで高所にテレビが付いていて映像が流れている。2階に向かう階段があるのだが、ロフトのようになっているのであろうか。昼と夜の営業の合間に仮眠ができそうだ。
調理中。小さな小鉢が供された。かつを節と昆布を和えたものらしく、味が薄かったら足してくれとの指示だった。実は前回、来た時にスープの味について色々と書かれているという話を聞いた。何が書かれているかといえば、淡麗系であるが故のスープの弱さを指摘されているのだ。それを補完するための小鉢のようだ。味付けも何度か変えたという。
厨房観察。
先ずは丼を麺茹で機の上で加温することから調理は始まる。寸胴の数は中型の物と小型の物が1器づつ。多分、通常メニュー用のスープと限定用のスープであろう。オーダー毎に小さな片手鍋で加温する小鍋系である。
麺茹では深ざるを使用したもの。湯切りはしっかり。未確認情報だがこの麺は自家製麺らしいが、製麺機が置けるような広さではないので別の所で製麺しているのであろう。
そして、ラーメンがやってきた。先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープは鶏ガラを軸にした印象の清湯スープ。前述通り、醤油ダレの効かせ方は確かに弱いが、逆に出汁の風味を感じるための呼び水にタレが徹している印象を受けた。個人的には醤油が立ったスープも嫌いではないが、これはこれで不満はない。前述の小鉢のそれを加えると、塩味が立つというよりは、出汁感に厚みが出てくる印象で二度楽しめる。なぜか昔、取材したラーメンゼロとプラス1というトッピングの事が思い出された。
麺は中細のストレート麺。かん水の量は少なめ。加水率は低めの印象を持った。やや平打ちの楕円断面を持ったそれは若干の堅茹でで供される。パツパツした歯応えとストレートならではの啜り心地である。しかし、若干麺が勝っている印象も受ける。
具はチャーシュー、味玉、水菜、メンマ、糸唐辛子、ネギ。チャーシューは豚バラ肉使用の茹で豚。味玉は黄身はおろか白身もトロトロのタイプで私好み。半身に割られて供される。味付けは穏やか。
昔、聞いた話だが、あの一風堂の店主も、とんこつラーメンが受け入れられるために色々と試行錯誤をした時代があったらしい。商売なので、一部とんこつマニア向けではなく、万人に支持される味を追及するのも良いだろう。
でも、そればかりでは所謂「没個性」になりやすく、個人的には面白くない。
オープンして2ヶ月。そろそろ客が一回りする頃だ。試行錯誤はそれからでも遅くはない。

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