シンデレラのように
めんや くろこ しずおかりょうがえちょうてん
【閉店】麺屋 黒琥 静岡両替町店

photo

SHOP DATA
住  所
電話番号
営業時間0:00~4:00(月~日)
定休日無休
席数座敷16
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  34゚58'11.4''
E138゚23'13.0''
地図を見る
最寄駅静岡駅(JR東海道本線)
静岡駅(JR東海道新幹線)
新静岡駅(静岡鉄道)
取材日2015/04/03その他の情報...

メニュー

黒琥ラーメン+特製味玉
900円
黒琥ラーメン
800円
とんこつ醤油
700円
魚介とんこつ
800円
more...

話は文頭から逸れるが、ラヲタ諸氏をはじめ、そうでない方でも一度はその顔を見たことがあるであろう「ラーメンの神様」、山岸一雄氏が先日4月1日。お亡くなりになりました。
「つけ麺」の生みの親としても有名な方で、私も一度だけ拝見した事があり、店先でニコニコとお客さんをお出迎えされていたお姿を思い出します。
一人のラーメン好きとして、そして、一人の人として、心よりご冥福をお祈りいたします。

話を戻して今日は木曜日。
業務多忙な年度初め。システム入れ替え後の作業は深夜におよび、急遽宿泊の予定になった。
作業自体は30分程度で終了するのだが、システム入れ替えはユーザーの業務終了を待たないと入れ替え作業が出来ない。
年度初めが忙しいのは我々だけではなく、ユーザー自身も忙しい。だから、我々システムを提供する側も忙しいという構図である。
業務が終了したのは日付が変わる少し前の0時前。勤務先を後にした。
ホテルの手配は終わっており、宿は確保出来ている。折角の宿泊だ。夕飯と称した取材の絶好の機会である。
しかし、勤務先付近のラーメン屋で取材したことのない店は殆どない。仕方なく、食べログを見ているとある店の情報を見つける事が出来た。
その店は24時までは居酒屋の業態を取っているが、0時過ぎからはラーメン屋に移行するという二毛作店らしい。早速、取材を開始した。
携帯の小さな画面を見ながら店を探す。地図に寄れば店は両替町のど真ん中に位置する。キャッチが面倒臭そうな場所だ。
こういう時は携帯の画面を凝視しながら歩くと案外、声はかけられない。
「店は決まっていますよ」というポーズを取る事が重要だ。

程なくして店を見つけた。居酒屋の名前は「匠」というらしいが、ラーメン屋の名前は黒琥(くろこ)というらしい。
時間が0時より少し前だが店自体は空いているので入店することにした。
店内に入ると直ぐレジがあり、店員が会計の集計をしているようだ。
ラーメンを提供するには湯が未だ沸いていないようで少し早く、居酒屋メニューは23時半にラストオーダーを迎えているという。
ラーメン屋の方のメニューで少しつまみ的な物で飲めないかと問うと可能だと言うので入店することにした。
店は個室居酒屋で奥に多くの個室の座敷席を有しているようだが、ラーメン屋の時はレジ横の小さな個室のみを使用するようだ。
この時点で厨房観察は絶望的。まあ、ラーメン屋じゃないので厨房観察は端から期待していないが。
メニューを見て、先ずは仕事終わりの一杯を。オーダーは口頭。ビール、特製焼き餃子、キャベツチャーシューをオーダーした。
程なくしてビールが来た。メニューには「プレミアムモルツ」の瓶であると記載されているが出てきた物は「スーパードライ」である。まぁ、プレモルよりスーパードライの方が好みなんで細かい事が良い。
グハァー、美味い!この一杯のために生きているなっ!
飲みながらメニューを見てみる。とんこつスープをベースにマー油、ラー油、魚介系などを加えてバリエーションを出している。まぁ、厨房を見ずとも業務用スープである事は何となく理解出来るが。
結構待たされてキャベツチャーシュー、そして、餃子が到着。餃子はともかく、キャベツチャーシューは早めの提供が良いだろう。ビールばかりが減る一方だ。メニューにも「お待たせせずすぐお出しできます!」と書いてあることだし。
キャベチャはサイコロ状のチャーシューとキャベツを塩ダレなどで和えたもの。餃子は小ぶりながらナカナカの出来だと思う。
ビールが終わる頃を見計らいラーメンをオーダーする。看板メニューっぽい黒琥ラーメン、特製味玉をオーダーした。
基本的に厨房観察は出来ないので、飲みながら待つしかない。16名程度が座れる座敷席に後客2名のアベック(死語?)と私のみ。入店直後は私だけだったが若干、救われた気がした。
そして、ラーメンがやってきた。先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープは乳化が進んだ真っ白なもの。ミルキーで飲み易い。そこにマー油を加えてあるが、マー油の方は苦味は控えめで若干のビター感を提供する。
麺は中太麺で軽いウェーブを持つもの。かん水の量は標準的。加水率は若干高めの印象を持った。茹で加減はデフォルトで可もなく、不可もなく、無難な茹で上がり。多分、キッチンタイマー管理だろう。深夜帯の、しかも若い従業員ばかりが目立つ同店で、システマティックな調理形態を取らないとある程度の質が保てない。
具はチャーシュー、ほうれん草、のり、ねぎ。そして、別注の味玉。チャーシューは豚バラ肉使用の茹で豚渦巻きチャーシュー。味玉は黄身がトロトロのタイプで私好みだが半身に切られて供される。味付けは穏やか。
同じ箱を利用しながら別業態を展開する「二毛作店」も増えてきた印象だが、大体は「昼にラーメン、夜に飲み屋」という業態が多い中、深夜0時からラーメン屋になるという発想が新しい。
この高いハードルを越えるには「宿泊」という手を使うしかないのだが、今回は良い機会に恵まれた。
〆の一杯として食べられる事の多いラーメンであるが、需要はそこそこあるだろう。
ただ、店構えはあくまで居酒屋のそれであり、幟を立てるなどラーメン屋である事が判りやすくなれば良いのではないだろうか。

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