満を持して
てあとる ごはん アンド バー
【閉店】TEATORU GOHAN AND BAR

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SHOP DATA
住  所
電話番号
営業時間11:30~14:00(月~金)
定休日土曜・日曜
席数カウンター10 テーブル12
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  34゚58'15.6''
E138゚23'02.7''
地図を見る
最寄駅新静岡駅(静岡鉄道)
静岡駅(JR東海道本線)
静岡駅(JR東海道新幹線)
取材日2013/05/13その他の情報...

メニュー

出汁ちゃーしゅーめん
950円
出汁らーめん
750円
辛出汁らーめん
800円
 
各種大盛り
100円
more...

文頭から話は逸れて1ヶ月半前のこと。
バー紀行にも掲載されているバー、テアトルでたまにお会いするお客様(女性)に昼食時にたまたま一緒になった。
席が隣になった事もあり、少し談笑したのだがその中で彼女はこんな事を言っていた。
「テアトルがランチを始めるらしいですよ」
初耳だった。どんなメニューを出してくるのか?興味があったが内容までは聞く事はなかった。
まぁ、実際にテアトルに言って聞いてしまえば済む事だし、お互いお昼休み中なので長話も出来ない。
次回、伺った時にちょっと確認してみようと考え、彼女と別れた。

それから数日後。
夕飯は外食してくるように言われた私はテアトルに向かった。一ヶ月ぶりくらいであろうか。席に着くといつもの顔ぶれが並ぶカウンター。
バーテンダーでもある店主が私のバーボンソーダを持ってきながら…
「実はお知らせする事があります」
それを聞いた時、前述の彼女から聞いたランチの話を思い出した。
「あぁ、もしかしてランチの話?あのたまに会うオネーさんから聞きましたよ」
すると…
「そのランチなんですが、あかつき屋から数えるとラーメン紀行、バー紀行、そしてラーメン紀行となりそうです」
もしかして、ランチってラーメンを出すってことなのか?!その言葉は私を驚かせるのに十分な内容だった。
何故、こんなに驚くのかと言えば、ちゃんと伏線が存在するのである。

話は更に逸れるが、テアトルがオープンして間もない頃の事だ。
オープン当初のお客様は、あかつき屋時代の常連さんも多く、フードメニューの中にラーメンがない事を話していた時期がある。
それだけ皆が彼の作るラーメンを恋しがっていた頃であり、良く話題に上っていた時期だった。
しかし、ラーメン作りが原因で体調を崩し、店を閉めた店主からしてみればこの先、ラーメンを作るなんて事は考えたくもないであろう。
少しづつ身体が楽になってきたと話す店主を見る度に、ラーメン屋はもう無いんだろうなぁと言う思いと、元気になって良かったじゃん!と言う思いが交錯するのであった。

話を戻そう。
そんな経緯があって私は驚きを隠せなかった。ラーメンも既に完成していると言うが、準備もあるので提供は1ヵ月後の5月13日を予定している事を聞いた。


話を戻そう。
今日は5月13日。
テアトルのランチがスタートする予定になっている日である。何故、こんな奥歯に物が挟まったような言い方をするかと言えば、店主がスタート時期を数日ズレるかも的な話をしていたからだ。
そんな事もあって先週くらいに一度、テアトルを訪れようと考えていたのだが何かと忙しくて叶わなかったのだ。
勤務先からいそいそとデジカメを携えてテアトルへ。味こそ見ていないが提供する商品の事前情報はある程度聞いている。しかし、実際に食べてみないと判らないのがラーメンである。
テアトルに到着。いつものカウンターには見慣れた顔が並ぶ。バータイムには良くお会いする方だが真昼間に店でお会いするのは始めて。あかつき屋時代も多分お会いしているはずなのだがお互い面識がないので判らない。
空きを作らず、順序良くズラリと並ぶお客達。皆、テアトルのお客様なのであろう。私も倣って順序良くカウンター席に陣取った。
バータイムではキッチンに入りっ放しの奥様がランチタイムはホール係を勤め、逆にマスターがキッチンに入っているようだ。
席に備え付けのメニューを見てみる。一ヶ月前に見せてもらったメニューと同じようだ。オーダーは口頭。保険の意味で出汁チャーシューメンをオーダーした。
あきかつき屋時代とは違い、オープンキッチンではないので厨房観察は出来ない。バーに移行した際、厨房機器をラーメン屋のそれとは違う物へ一掃してしまった関係でコンロの火力や五徳の数など制約も多い中での提供になると事前に聞いていた。想像の域を脱しないが多分、スープ用寸胴も30リットル程度の小型の物しか置けないだろう。五徳の配置から考えて麺茹でも寸胴を使用して深ざるで対応しているものと思われる。1クールの提供杯数は2杯。頑張っても3杯が限界か。それ以上だと寸胴に深ざるがかからないと思われる。
(後述談だが、寸胴は20リットルのもの。麺茹では高さの浅い寸胴に深ざるをかけて茹でているらしい。また、麺茹で用のお湯を別で沸かして順次足す事で茹で湯の濁りを解消しているそうだ。)
そして、ラーメンがやってきた。先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープは鶏ガラを軸にした印象。その他、昆布、かつを節、煮干などの乾物系等の出汁を使用しているらしい。薄口醤油を使用したような透明度の高い見た目は一瞬、端麗系を思わせるが、出汁に合わせたやや強めの塩味は物足りなさを微塵も感じさせない。鶏油などの動物系の油脂には頼らず、植物油を添加することでコクを維持しながらも胃もたれ感を抑えた初老のオジサンには優しい一杯になっている。
麺は細ストレート麺。かん水の量、加水率共に標準的な印象を受けた。麺線が細いのでコシはあまり期待しないがスープとの相性を考えるとこの位の番手が適当だと思う。ストレート麺なのですすり心地は良好。
具はチャーシュー、メンマ、三つ葉、ネギ。チャーシューは豚肩ロース使用の煮豚をオーブン等で周囲を焼き固めたもの。適度な硬さが肉感として残っていて美味。チャーシューメンに限った事かは判らないが肉厚で大判な物が乗っており食べ応え十分。40半ばのオジサンは保険をかけたつもりだったが結構苦戦した。三つ葉は良いアクセントになり清涼感を提供してくれる。
久しぶりの店主のラーメンに食べ終わったお客達がにこやかに帰って行くのが印象的で、前の店にはなかったが帰り際のちっとした会話もバーに転向した事で生まれた雰囲気のひとつであろう。
バーが二毛作で昼にラーメンを提供するスタイルは私自身は初めてではないが、私自身がそのバータイムに通っている状況は初めてである。
店員もお客も知り合いがいると言う状況はこれまでのラーメン取材の中でも稀な光景であり、新鮮なものだった。

ちなみにラーメンランチは平日のランチタイムに40食限定とちょっとハードルが高いですが、ご興味のある方はお早めに。
また、バーも営業していますので、そちらも是非。

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