| あ~、辛い! |
松楽

| SHOP DATA | ||||
| 住 所 | 静岡県静岡市葵区竜南3-11-14 | |||
| 電話番号 | 054-270-8163 | |||
| 営業時間 | 11:30~14:00(月~木・土~日) 17:30~20:00(月~木・土~日) | |||
| 定休日 | 金曜 | |||
| 席数 | カウンター7 テーブル20 | |||
| 駐車場 | あり | |||
| 緯度経度 (日本測地系) | N 34゚59'44.8'' E138゚24'12.5'' | 地図を見る | ||
| 最寄駅 | ||||
| 取材日 | 2012/03/10 | その他の情報... | ||
メニュー
- 松楽メン
- 840円
- 松楽メン 焼豚
- 997円
- 松楽メン 唐揚
- 1260円
- 特!松楽メン
- 1050円
文頭から話が反れて恐縮だが長いことラーメンサイトをやっているとその時々で色んな事を考えるものである。
今年の5月で丸12年になるラーメン紀行であるが、その黎明期と今では取材に向う気持ちが少しだけ違っている。
当時、ブログが無い時代だったのもあってか、ラーメンHPをやっている人は限られていた。当時の私もネタを探すために先輩サイトには大変お世話になった覚えがある。だが、お世話になった人に直接、何かを返す事は出来ない。そうなるとやっぱ見ている人に自分が動く事で何かを返せると考えた事があった。
当時、静岡県東部でラーメンサイトをやっている人もかなり限られていた関係もあってか、使命感を持ってやっていた時期があった。新店には真っ先に行くとか、有名と言われる店はとにかく押さえておこうと考えるようになった。それが自分の好みのラーメンじゃないとしてもだ。(まぁ、その全てがそう言う姿勢だった訳でもないが…)
で、ここ最近の私だが、ラーメンを扱うブログもこれだけ増え、「先ずは自分が」と考える使命は終わったと思っている。そう考えた時、自分の好きなラーメンを食べ、読者に読んでもらえれば良いのかな?と考え始めたのがここ6~7年であろうか。
話を戻そう。
昼に静岡市内での取材を終えた私は帰宅途中にある富士市で夜の取材を考えていた。沼津市内にあった店が富士市に移転したと言う話があったからだ。
しかし、その店は夜9時までは別業態の店らしく、ラーメン類の提供は9時過ぎから。それでは食べ終わって帰ると帰宅は11時頃になってしまう。
『仕方ない。静岡市内で探すか…』
静岡市内のネットカフェで時間潰しをしていた私は目の前のPCで店を検索。そんな中、ある店の屋号が飛び込んできた。
『松楽かぁ…』
静岡中部のラヲタ諸氏には説明の必要もないだろう。駆け出しの頃の私が静岡市内のラーメン店を精力的にまわっていた頃からその店の存在は知っていた。
しかし、サッパリラーメンがメインでしかも、辛いラーメンが出てくると言う事でかなり二の足を踏んでいた店でもある。辛い物を食べると決まって腹の調子が悪くなる私。そんなラーメンを自らに課すのはどう考えてもマゾ的な行為だ。
しかし、押さえておきたい店でもあるのは事実。ネタもないし、こんな時しか食べる機会はないと思う。意を決して取材を開始した。
15分後。
店の近所に到着した。流通センター通りから路地に外れて更に進む。こんな暗い場所に本当に店なんてあるのだろうか。だが程なくして店は見つかった。店先に駐車場があるので入庫。移転したと噂で聞いていたが移転後の店の外観はかなり綺麗で大きい。駐車場はもとより窓から見える店内にはお客で溢れ人気の程が窺えた。また、入り口に続く緩やかなスロープは車椅子での来店を容易にするなど、配慮が行き届いた作りになっている。これも新店舗になったから出来た事ではないだろうか。早速、入店する。
店内は厨房を緩やかなL字で囲うカウンター席とテーブル席の構成。1人客である事を告げると空いている4人掛けのテーブル席に通された。しかし、カウンターには空席が1つだけ空いている。
「カウンターでも良いですよ」
若い女店員に声を掛けたが後客も居ない事からテーブル席で構わないと言う。個人的にはカウンターに行きたかったが意固地になるのも大人気ないので黙って従うことにした。
先ほどの女店員がお冷と共にメニューを持ってきてくれた。しかし、今回は押さえておきたいメニューがあった。オーダーは口頭。松楽メンをオーダーした。また、いつもの味玉はメニューに記載されていたが文字が小さくでオーダーを失念した。
厨房観察は出来そうに無いので店内を観察。
男性3名、女性2名の計5名で切り盛りする店内。コック帽をかぶった30代の男性が調理全般を担当してるようだがシェフコートを着たもう一人の初老の男性も調理が出来るのであろう。残り3名の店員の年齢や性別を考慮した時、5名が家族ではないかと何となく想像出来るのだが想像の域を脱しない。
そして、ラーメンがやってきた。先ずは載せ物に汚染されていないスープをすすってみた。
ベースのスープは鶏ガラを使用してないんじゃないかと思わせるほどサッパリとしており、椎茸っぽい乾物系の香りが先行する内容。表層のオイルも具材の炒め油程度で非常にサッパリしている。勿論、この時点では辛くないのだが、このラーメンの場合は具材も含めて一杯のラーメンとなる訳でこの時点では何とも言い難い感じ。
麺は細ストレート麺。かん水の量は標準的。加水率は若干高めの印象を受けた。太さが適当ですすり心地の良い麺である。茹で加減はデフォルトでやや柔らかめ。
具は豚こま、白菜、昆布、もやし、竹の子、きくらげ、水菜、ネギ。チャーシューの類は乗らない。水菜と削ぎ切りしたネギ以外は中華なべで加熱されているらしいが、もやしのシャキシャキ感に対し、白菜のグダグダ感が気になったがメニューを見てみると白菜と昆布は仕込みの段階で豆板醤に漬けたものを使用していると書いてある。これが辛味の正体であり、この店の味の軸になっているのであろう。
辛味成分がスープに溶け出すと平板な印象だったスープが個性のある味に変化していく。
そして、食べ進むにつれてスポーツクラブで軽く汗を流した後のような爽快な汗が噴出してくる。このラーメンを食べるためにはハンカチは必須である。あ~、辛い!
食べている間もお客は切れることなく訪れ、待ち客まで出ている。
テーブル席を一人で占領している私は若干の居た堪れなさを感じながらもスープを完飲して店を後にしたのは言うまでもない。
また、帰宅途中。東名高速愛鷹PA付近で腹痛に襲われ、止む無くトイレタイムになったのもお約束であろうか。
今年の5月で丸12年になるラーメン紀行であるが、その黎明期と今では取材に向う気持ちが少しだけ違っている。
当時、ブログが無い時代だったのもあってか、ラーメンHPをやっている人は限られていた。当時の私もネタを探すために先輩サイトには大変お世話になった覚えがある。だが、お世話になった人に直接、何かを返す事は出来ない。そうなるとやっぱ見ている人に自分が動く事で何かを返せると考えた事があった。
当時、静岡県東部でラーメンサイトをやっている人もかなり限られていた関係もあってか、使命感を持ってやっていた時期があった。新店には真っ先に行くとか、有名と言われる店はとにかく押さえておこうと考えるようになった。それが自分の好みのラーメンじゃないとしてもだ。(まぁ、その全てがそう言う姿勢だった訳でもないが…)
で、ここ最近の私だが、ラーメンを扱うブログもこれだけ増え、「先ずは自分が」と考える使命は終わったと思っている。そう考えた時、自分の好きなラーメンを食べ、読者に読んでもらえれば良いのかな?と考え始めたのがここ6~7年であろうか。
話を戻そう。
昼に静岡市内での取材を終えた私は帰宅途中にある富士市で夜の取材を考えていた。沼津市内にあった店が富士市に移転したと言う話があったからだ。
しかし、その店は夜9時までは別業態の店らしく、ラーメン類の提供は9時過ぎから。それでは食べ終わって帰ると帰宅は11時頃になってしまう。
『仕方ない。静岡市内で探すか…』
静岡市内のネットカフェで時間潰しをしていた私は目の前のPCで店を検索。そんな中、ある店の屋号が飛び込んできた。
『松楽かぁ…』
静岡中部のラヲタ諸氏には説明の必要もないだろう。駆け出しの頃の私が静岡市内のラーメン店を精力的にまわっていた頃からその店の存在は知っていた。
しかし、サッパリラーメンがメインでしかも、辛いラーメンが出てくると言う事でかなり二の足を踏んでいた店でもある。辛い物を食べると決まって腹の調子が悪くなる私。そんなラーメンを自らに課すのはどう考えてもマゾ的な行為だ。
しかし、押さえておきたい店でもあるのは事実。ネタもないし、こんな時しか食べる機会はないと思う。意を決して取材を開始した。
15分後。
店の近所に到着した。流通センター通りから路地に外れて更に進む。こんな暗い場所に本当に店なんてあるのだろうか。だが程なくして店は見つかった。店先に駐車場があるので入庫。移転したと噂で聞いていたが移転後の店の外観はかなり綺麗で大きい。駐車場はもとより窓から見える店内にはお客で溢れ人気の程が窺えた。また、入り口に続く緩やかなスロープは車椅子での来店を容易にするなど、配慮が行き届いた作りになっている。これも新店舗になったから出来た事ではないだろうか。早速、入店する。
店内は厨房を緩やかなL字で囲うカウンター席とテーブル席の構成。1人客である事を告げると空いている4人掛けのテーブル席に通された。しかし、カウンターには空席が1つだけ空いている。
「カウンターでも良いですよ」
若い女店員に声を掛けたが後客も居ない事からテーブル席で構わないと言う。個人的にはカウンターに行きたかったが意固地になるのも大人気ないので黙って従うことにした。
先ほどの女店員がお冷と共にメニューを持ってきてくれた。しかし、今回は押さえておきたいメニューがあった。オーダーは口頭。松楽メンをオーダーした。また、いつもの味玉はメニューに記載されていたが文字が小さくでオーダーを失念した。
厨房観察は出来そうに無いので店内を観察。
男性3名、女性2名の計5名で切り盛りする店内。コック帽をかぶった30代の男性が調理全般を担当してるようだがシェフコートを着たもう一人の初老の男性も調理が出来るのであろう。残り3名の店員の年齢や性別を考慮した時、5名が家族ではないかと何となく想像出来るのだが想像の域を脱しない。
そして、ラーメンがやってきた。先ずは載せ物に汚染されていないスープをすすってみた。
ベースのスープは鶏ガラを使用してないんじゃないかと思わせるほどサッパリとしており、椎茸っぽい乾物系の香りが先行する内容。表層のオイルも具材の炒め油程度で非常にサッパリしている。勿論、この時点では辛くないのだが、このラーメンの場合は具材も含めて一杯のラーメンとなる訳でこの時点では何とも言い難い感じ。
麺は細ストレート麺。かん水の量は標準的。加水率は若干高めの印象を受けた。太さが適当ですすり心地の良い麺である。茹で加減はデフォルトでやや柔らかめ。
具は豚こま、白菜、昆布、もやし、竹の子、きくらげ、水菜、ネギ。チャーシューの類は乗らない。水菜と削ぎ切りしたネギ以外は中華なべで加熱されているらしいが、もやしのシャキシャキ感に対し、白菜のグダグダ感が気になったがメニューを見てみると白菜と昆布は仕込みの段階で豆板醤に漬けたものを使用していると書いてある。これが辛味の正体であり、この店の味の軸になっているのであろう。
辛味成分がスープに溶け出すと平板な印象だったスープが個性のある味に変化していく。
そして、食べ進むにつれてスポーツクラブで軽く汗を流した後のような爽快な汗が噴出してくる。このラーメンを食べるためにはハンカチは必須である。あ~、辛い!
食べている間もお客は切れることなく訪れ、待ち客まで出ている。
テーブル席を一人で占領している私は若干の居た堪れなさを感じながらもスープを完飲して店を後にしたのは言うまでもない。
また、帰宅途中。東名高速愛鷹PA付近で腹痛に襲われ、止む無くトイレタイムになったのもお約束であろうか。
