町工場みたいな屋号
つけめんせんもんてん さくらせいさくじょ
【閉店】つけ麺専門店 桜製作所

photo

SHOP DATA
住  所
電話番号
営業時間11:30~14:00(火~日)
18:00~22:00(火~金)
18:00~21:00(日・祝)
定休日月曜
席数カウンター9
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚33'43.4''
E139゚39'08.6''
地図を見る
最寄駅元住吉駅(東急東横線)
取材日2012/01/07その他の情報...

メニュー

トマトつけめん+味玉
950円
つけめん
780円
辛つけめん
830円
味玉つけめん
880円
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今日は成人の日を含む3連休の初日。去年の最後にも行ったがまた川崎市にやって来た私は昼の取材を終え、ネットカフェに留まった。
今回のネットカフェは前回とは違い、川崎市内のネットカフェだ。取材記を書き終え、そろそろ夜の取材先の事を考え始めた。
携帯端末を見ても良いのだが折角目の前にPCがあるのいつもお世話になっている神奈川県のラーメンを扱うHPで川崎市内のラーメン店をで調べてみる。
トップページにここ数ヶ月に掲載された店が一覧で表示されているのでブラウザの検索機能を使用して「川崎市」と検索してみるとかなりの店がヒットする。前回の取材記でも書いたように思うが昨年の10月あたりから川崎市内には新店がかなり増えた印象があったがやはりそうだった。そうなると個人的には選り取り見取りである。
『ど・こ・に・し・よ・う・か・な!』
神様の言うことはあまり聞かない天邪鬼な私は一つひとつの店の内容を見てみる。すると面白い屋号の店が見つかった。ちょっとネタっぽい臭いもするが内容は結構真面目のようである。掲載されている住所を携帯のメアドに送信し早速、現地に向かった。
駐車場に戻り、先ほど送信したメールから住所を検索してみると…
『アレ?候補がないぞ…』
近くまでの候補は勿論あるのだが詳細な番地になると候補がなく、特に「○丁目」と言う候補がない。車を買い換えて今年の5月で10年になる。と言うことはナビも相当お疲れな感じである。仕方ないので携帯のGoogleMapで住所を検索し地図を表示。大体この辺と言う場所をセットして出発した。
30分後。
店の近所にやってきている筈なのだがそこは駅前商店街になっており道幅が非常に狭い。と言う訳で歩行者も避けようともせず車道を堂々と歩いている。これは入ってしまった自分が悪いのか?仕方なくコインパーキングを見付け入庫。店の場所は未だ判らないがナビだって正確な場所を導き出している訳ではない。携帯の小さな画面を見ながら店を探すことにした。
店があるかもしれないその通りを「ブレーメン通り」と言うらしく、通りのあちこちにブレーメン音楽隊をモチーフにした看板やオブジェが目に付く。地図と言うよりは電柱などに書かれた住所表記を頼りに方向を見定める。
数分後。
やっと店を発見した。当初のイメージとは違い、ブレーメン通りからホンの数m路地に入った場所だった。「桜製作所」と言う屋号なのだが何故、「製作所」なのだろうか。「○○製麺所」と言う屋号は何度か目にした事があるが製作所は初めてだ。早速、入店する。
店内に入ると直ぐ券売機がある。初来店なので「左上ボタンの法則」に従う場合もあるが神様の言うことを聞かない天邪鬼な私は今回も変化球を投げてみる。オーダーは食券制。トマトつけめん、味玉をオーダーした。無料で大盛りに出来るらしいが丁重にお断りした。
店内は厨房を囲うL字のカウンター席のみ。店員によって入り口に近い席に通された。
席には予め、レンゲがセットされている。桜の花びらの形をした受け皿に置かれたそのレンゲはアルミを打ち出して強度を持たせたものらしく、陶器のレンゲよりやや大ぶりの物ながら非常に軽い。しかし、世の中には金属アレルギーの方がいる可能性も考えれば陶器のレンゲもリスクヘッジで用意した方が良いのかもしれない。
厨房観察。
厨房は先の店員と店主と思しき男性の2名で切り盛りする。寸胴の数は大型の物が2器。多分、仕込み用であろう。営業用の寸胴はずっと小型の物が1器のみ。つけ麺専門店なので大量のスープを必要としない。オーダー毎に雪平鍋にて加温するスタイルなので前述の小型の寸胴はスープ入れと化している。麺湯では四角い大ざるを使用しており、数人前を一気に茹であげる事が出来る。茹で加減はキッチンタイマーで管理されている。
「後、2分50秒です。お願いします」
店主と思しき男性が若い店員に指示している。店主はつけ汁の調理をしているので麺上げと冷却はこの若い店員が行うのであろう。完全なる連携プレーによって提供されるため、つけ汁と麺の提供時期にタイムラグはない。ちなみにつけ汁の器は予め加温されているらしく熱々である。
そして、つけ麺がやってきた。先ずは麺から食してみた。
麺は太麺で軽いウェーブを持つもの。かん水の量は標準的。加水率は高めの印象を持った。多分、自家製麺だと思われる。全粒粉を使用した時に現れる粒状の斑点が麺肌に確認出来る。グルテン値の高い密度感のある歯応えは冷水で〆た事よりも麺自体の素性によるもので強烈なコシを持っている。そして、口に含むと風味豊かな小麦の香りが鼻腔を抜ける。この麺は久しぶりに美味いかもしれない。そして、つけ汁に移行する。
つけ汁のベースはげん骨を軸にした印象。先日、あびすけでもトマト味のつけ麺を食したので比較するようなコメントになるが酸味と甘味を軸にした所謂「ミートソース系」の味付けではない。どちらかと言えばトマトの持つ旨味成分だけを利用した感じのスープで甘味に頼った仕上がりではない。ちょっと違うがミネストローネに近い感じの味付けで、まろやかな酸味と動物系の出汁の美味さで構成されている。粘度もそれなりに持っており、つけ汁としての機能を十分に発揮する。
具はつけ汁の中にブロック状のチャーシュー、トマト、メンマ、なると、玉ねぎのみじん切り、パルメザンチーズ。麺の器に貝割れ大根。そして別注の味玉。チャーシューは豚肩ロース使用の煮豚。味玉は黄身が溶け出さない程度の茹で加減。味付けは穏やか。
スープ割はカウンター上に置かれた保温ポットから自分で行う。そのまま飲んでみたがこれがまた香り高い節系の出汁でこれだけで十分美味い。勿論、おかわりしたのは言うまでもない。トマト風味のつけ汁ながら魚介系のスープとの相性も良くご満悦である。
店員が男性ばかりの店内ではあるが接客も申し分なく、非常に気持ちよく店を後にする事が出来た。
昨年、開店したばかりの新店であるが末永く営業を続けられることを願って止まない。

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