| ある意味、原点回帰! |
【閉店】らーめん食堂 石本家 函南店

| SHOP DATA | ||||
| 住 所 | ||||
| 電話番号 | ||||
| 営業時間 | 11:30~15:30(月~日) 17:00~0:00(月~日) | |||
| 定休日 | 不定期 | |||
| 席数 | カウンター8 テーブル15 | |||
| 駐車場 | あり | |||
| 緯度経度 (日本測地系) | N 35゚04'34.5'' E138゚56'18.3'' | 地図を見る | ||
| 最寄駅 | ||||
| 取材日 | 2011/12/17 | その他の情報... | ||
メニュー
- たんめん+半熟味付玉子
- 850円
- らーめん(しょうゆ)
- 470円
- チャーシューメン(しょうゆ)
- 750円
- もやしらーめん(しょうゆ)
- 750円
今日は土曜日。
朝から月に一度の会社の会議が予定されている。しかも、夜からは地元のショットバーのマスターに飲みに誘われている関係から夜の取材も出来そうにない。
こう言う状況になると神奈川へ行くことは難しく、地元の取材に切り替える必要があるのだが実はアテがあった。
先日のこと。
実兄からメールでもらった情報によれば、函南町に石本家函南店がオープンするという内容だった。加えてこれまでの店に比べて店舗や駐車場が狭い事が併記されていた。
石本家と言えば静岡県東部でも早くから家系を提供していた店であることは言わずもがなである。多店舗経営に積極的でこれまで三島市、富士市、静岡市と販路を拡大。更に他業種経営でも知られラーメン屋は元より、金沢カレーや二郎系。果てはメイド喫茶まで営業していた時期があるがあまり長く続かないと言う結果に終わっている。
正直、新規事業ってノウハウの部分では経験者を引っ張るなどして何とかなるが、その業態を受け入れるだけの客のニーズや土壌がその土地になければ成功はしないように思う。どこで何が流行るか、やってみなけりゃ判らないのも事実だが、事前のリサーチも結構やらないと損失だけが残ってしまうのでは?と考える場合もある。
話が反れた。
会社の会議も終わると時計は11時少し前。早速、現地に向かうことにした。
30分後。
現地に到着した。記憶は曖昧だが多分、前も飲食店だった店舗を居抜きで使用しているのであろう。メールの通り、ちょっと小ぢんまりした店舗で店先に駐車場がある。しかし、3台分しかなく既に満車状態。まぁ、どうせ食べた後はネットカフェに篭る予定なのでそのまま近くのネットカフェに入庫後。店までは徒歩で向かう事にした。
店内に入ると直ぐ券売機が見えた。ざっと内容を見てみると家系とは違う普通の醤油、味噌、塩味のラーメンや前述した金沢カレー。そして中華料理などのメニューが並ぶ。オーダーは食券制。たんめん、半熟煮玉子をオーダーした。
店内は厨房を囲む変形L字のカウンターと窓際にテーブル席がある。女店員に空いているカウンター席に通された。このカウンター席の椅子なのだが丁度ベンチ状になっており若干座りが悪い。しかし、厨房観察はかなりし易いベストポジションだ。
店内は厨房を仕切る男性店員2名と女店員2名の4名態勢。男性の方は30代の若者と初老の男性。炒め物などは若い店員が行っており、店主はこの若者であろうか。
厨房観察。
寸胴の数は2器。一際大きな寸胴は多分、仕込み用で大量の具材が弱火で静かにその時を待っている。一回り小さな寸胴が営業用のようで、スープはそちらから注がれている。若い店員によってもやしをはじめとする野菜が中華なべで炒められる。それと同時進行する形で初老の男性が麺茹でを始め、丼にタレなどの準備を始めている。この時点でスープを中華なべに投入して作られる製法ではなく、ラーメンに野菜炒めを乗せるタイプの製法であることが判る。麺茹では深ざるを使用したもの。湯切りは遠心力を利用したもので好印象。野菜炒めには調理工程の途中で多少のスープは入るものの、完全に乗せ物である。
そして、ラーメンがやってきた。先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープは鶏ガラを軸に長ネギなどの香味野菜を一緒に炊き出した印象。若干の濁りはあるが基本的には清湯スープの部類に入るものだ。具材から出ている生姜や胡椒などの香りが移っており、若干スパイス系の香りが感じられる。塩味がベースになっているが具材からの香りなどが合わさっているので塩味にありがちな単調な印象はなく、意外と複雑な味の構成を見せている。
麺は細麺で軽いウェーブを持つもの。かん水の量は若干少なめ。加水率は標準的な印象を持った。通常のタンメンに比べると麺線が細く、食感的にはやや物足りなさ感があるものの麺量は多く、その部分では食べ応えがある。
具は炒め野菜で豚こま、白菜、キャベツ、もやし、人参、小松菜、きくらげ。そして別注の半熟煮玉子。チャーシューの類は乗らない。野菜炒めは炒め油の香りが鼻を突く。胡椒や科学の力、酒などで調味されているがスープはもっと大量に投入して一緒に煮込んでしまうくらいの方がスープと具に一体感が生まれるのではないかと感じた。味玉は黄身がトロトロのタイプで私好み。味付けはややハッキリした方向だが塩角が立っていると言うほどでもなく総じて美味い。
ネット上では迷走していると揶揄される石本家ではあるが、色々な業態にチャレンジする事は個人的には悪いことはないと思う。何でもそうだが先駆者となる店はその土地で流行るか否か、ドキドキしながらも頑張っているのだと思う。
そして、成功した時はオンリーワンな存在にはなるのだが、他の追従が始まると競争は激化。低価格化や新作などで差別化をするなど、試行錯誤はいつまでも続く厳しい世界なのだと改めて思う。
今度の店は長く営業を続けられるよう願って止まない。
朝から月に一度の会社の会議が予定されている。しかも、夜からは地元のショットバーのマスターに飲みに誘われている関係から夜の取材も出来そうにない。
こう言う状況になると神奈川へ行くことは難しく、地元の取材に切り替える必要があるのだが実はアテがあった。
先日のこと。
実兄からメールでもらった情報によれば、函南町に石本家函南店がオープンするという内容だった。加えてこれまでの店に比べて店舗や駐車場が狭い事が併記されていた。
石本家と言えば静岡県東部でも早くから家系を提供していた店であることは言わずもがなである。多店舗経営に積極的でこれまで三島市、富士市、静岡市と販路を拡大。更に他業種経営でも知られラーメン屋は元より、金沢カレーや二郎系。果てはメイド喫茶まで営業していた時期があるがあまり長く続かないと言う結果に終わっている。
正直、新規事業ってノウハウの部分では経験者を引っ張るなどして何とかなるが、その業態を受け入れるだけの客のニーズや土壌がその土地になければ成功はしないように思う。どこで何が流行るか、やってみなけりゃ判らないのも事実だが、事前のリサーチも結構やらないと損失だけが残ってしまうのでは?と考える場合もある。
話が反れた。
会社の会議も終わると時計は11時少し前。早速、現地に向かうことにした。
30分後。
現地に到着した。記憶は曖昧だが多分、前も飲食店だった店舗を居抜きで使用しているのであろう。メールの通り、ちょっと小ぢんまりした店舗で店先に駐車場がある。しかし、3台分しかなく既に満車状態。まぁ、どうせ食べた後はネットカフェに篭る予定なのでそのまま近くのネットカフェに入庫後。店までは徒歩で向かう事にした。
店内に入ると直ぐ券売機が見えた。ざっと内容を見てみると家系とは違う普通の醤油、味噌、塩味のラーメンや前述した金沢カレー。そして中華料理などのメニューが並ぶ。オーダーは食券制。たんめん、半熟煮玉子をオーダーした。
店内は厨房を囲む変形L字のカウンターと窓際にテーブル席がある。女店員に空いているカウンター席に通された。このカウンター席の椅子なのだが丁度ベンチ状になっており若干座りが悪い。しかし、厨房観察はかなりし易いベストポジションだ。
店内は厨房を仕切る男性店員2名と女店員2名の4名態勢。男性の方は30代の若者と初老の男性。炒め物などは若い店員が行っており、店主はこの若者であろうか。
厨房観察。
寸胴の数は2器。一際大きな寸胴は多分、仕込み用で大量の具材が弱火で静かにその時を待っている。一回り小さな寸胴が営業用のようで、スープはそちらから注がれている。若い店員によってもやしをはじめとする野菜が中華なべで炒められる。それと同時進行する形で初老の男性が麺茹でを始め、丼にタレなどの準備を始めている。この時点でスープを中華なべに投入して作られる製法ではなく、ラーメンに野菜炒めを乗せるタイプの製法であることが判る。麺茹では深ざるを使用したもの。湯切りは遠心力を利用したもので好印象。野菜炒めには調理工程の途中で多少のスープは入るものの、完全に乗せ物である。
そして、ラーメンがやってきた。先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープは鶏ガラを軸に長ネギなどの香味野菜を一緒に炊き出した印象。若干の濁りはあるが基本的には清湯スープの部類に入るものだ。具材から出ている生姜や胡椒などの香りが移っており、若干スパイス系の香りが感じられる。塩味がベースになっているが具材からの香りなどが合わさっているので塩味にありがちな単調な印象はなく、意外と複雑な味の構成を見せている。
麺は細麺で軽いウェーブを持つもの。かん水の量は若干少なめ。加水率は標準的な印象を持った。通常のタンメンに比べると麺線が細く、食感的にはやや物足りなさ感があるものの麺量は多く、その部分では食べ応えがある。
具は炒め野菜で豚こま、白菜、キャベツ、もやし、人参、小松菜、きくらげ。そして別注の半熟煮玉子。チャーシューの類は乗らない。野菜炒めは炒め油の香りが鼻を突く。胡椒や科学の力、酒などで調味されているがスープはもっと大量に投入して一緒に煮込んでしまうくらいの方がスープと具に一体感が生まれるのではないかと感じた。味玉は黄身がトロトロのタイプで私好み。味付けはややハッキリした方向だが塩角が立っていると言うほどでもなく総じて美味い。
ネット上では迷走していると揶揄される石本家ではあるが、色々な業態にチャレンジする事は個人的には悪いことはないと思う。何でもそうだが先駆者となる店はその土地で流行るか否か、ドキドキしながらも頑張っているのだと思う。
そして、成功した時はオンリーワンな存在にはなるのだが、他の追従が始まると競争は激化。低価格化や新作などで差別化をするなど、試行錯誤はいつまでも続く厳しい世界なのだと改めて思う。
今度の店は長く営業を続けられるよう願って止まない。
