天地返し
がっつりめん ふじもり みしまてん
ガッツリ麺 ふじもり 三島店

photo

SHOP DATA
住  所静岡県三島市一番町9-41
電話番号055-973-3990
営業時間11:30~2:00(月~木・日)
11:39~4:00(金~土)
定休日無休
席数カウンター6 テーブル22
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚07'20.8''
E138゚54'59.7''
地図を見る
最寄駅三島駅(JR東海道本線)
三島駅(JR東海道新幹線)
取材日2011/09/10その他の情報...

メニュー

ふじもりラーメン+味玉
850円
ふじもりラーメン
750円
ふじもりラーメン小豚入り
850円
ふじもりラーメンW豚入り
950円
more...

先々週のこと。
8月末、三島駅前にオープンした「ふじもり」というラーメン屋を取材しようとして、まさかの営業が夜からという事でガッカリしながらリカバリーしたのは記憶に新しい。
言わずもがなだがこの「ふじもり」と言う店は御殿場駅前に昨年の夏、オープンした二郎系をウリにする店である。当時の私は二郎系が苦手という事もあってか、店の意向を完全無視したオーダーをしたのだが、やっぱ読者的にはその店のウリとなるメニューをオーダーした方が為になるのかな?とも考えていた。
話が反れた。
当初、事前情報として行きつけのショットバーのマスターから色々な情報を得ていたのだが、この三島駅前の店の経営は三島広小路駅の近くにある英喜家なのだと言う。三島駅前と言う帰宅時も寄れる立地や夜遅くまで営業していると言うハードルの低さも手伝ってか、後回しでも良いか?と思い始めていた。
 
話を戻して今日は土曜日。
今日は朝から千本浜の清掃作業。毎年、恒例行事になっている会社が行っている地域貢献の一環である。毎年、大陸の方から流れ着いたであろう、ハングル文字や日本人には馴染みの薄い異体字の漢字が書かれたゴミが結構あるのだが、今回は意外にも少なめ。しかし、一際変わっていたゴミがあって、コンビニ袋に入った五寸釘の刺さった藁人形が落ちていたのには流石に引いた。大陸の方の生活や人の色々な思いなど、海岸には色んな物が落ちている。
午後からは毎月恒例の会社の会議が入っており、昼の取材は諦めた。そうなると夜の取材と日曜日も取材しないと…等と考えていた。
 
夕刻。
会議も終わり、その足で一度、自宅に戻る事にした。前述した通り、ふじもりは夜遅くまで営業している店だ。伝え聞こえる所では結構、混んでいると言う話もある。それなら夕飯時は外して夜に行った方がゆっくりと食べれるのでは?等と考え、そのまま夜を待つことにした。
 
午後10時。
自宅を出発する。地元の取材でしかも、こんな夜遅くの取材も10年以上の取材歴の中でもそうそうあることではない。
「帰りがけにバーで飲んじゃうか」
そんな風に考えて徒歩で現地に向かうことにした。
駅前は意外と人が出ている。嫌な予感がしたが、そう言う予感は的中する。新しい店だとは言え、店の中はお客で一杯だ。たまたま入店のタイミングが良く、カウンター席がひとつだけ空いていたので通された。
席に備え付けのメニューを見てみる。今回は迷うことはない。オーダーは口頭。ふじもりラーメン、味玉をオーダーした。
店内は木とトタン板を多用した昭和の臭いがする作り。懐かしい看板なども幾つか見られる。店は3名で切り盛りする。調理を担当しているのは若い調理人。フロア係は私と同じ年くらいの男性と先日、店を訪れた時に対応したメガネをかけた若い店員だ。来店当初、事前情報通り、英喜家の店主の姿も確認出来たが気が付くといなくなっていた。広小路の店も営業中なのでそちらに戻ったのであろう。
入り口から一番遠いカウンター席は冷水機が邪魔で厨房観察は絶望的。唯一、確認できたのはキッチンタイマーで茹で時間は約6分。二郎系の店が混雑する原因のひとつはこの長い茹で時間。そして出てくるラーメンの量が多いので食べる時間も結構かかる。そのふたつから客の回転率が落ち、待たされるパターンが多い。オーダーから既に10分以上が経過するも私より先に入店した客も未だ商品が到着していないので私のロットもまだまだ後なのだろう。
私の着席している席からはコカ・コーラのロゴが書かれた冷蔵庫(?)が見える。シースルーになっているその中には真空パックになった大量のもやしが見えるのだが、その中に混じって「ポテトサラダ」と書かれた段ボール箱が見えた。メニューを見直すとやはり「ポテトサラダ」があった。出来合いなのであろう。また、その横にも段ボール箱がそのまま冷蔵されているのだが、その箱の中から出てきたのは何と!味玉だった。30個くらいの袋詰めで調味液に漬かった状態になっている味玉。世の中にはこんな物まであるんだぁと関心を抱いた。
オーダーから20分後。やっとラーメンがやってきた。最近、ネットで知ったのだが二郎系のラーメンにはマニアの中では常識になっている食べ方があるようで、先ずは天地返しをするらしい。今回はそれに倣って天地返しをしてからスープをすすってみた。
ベースのスープは豚背ガラを軸にした印象。乳化度合が弱く、動物系の出汁感やコクは薄め。表層には背脂が浮いている。醤油ダレも意外と弱く、甘さも穏やか。醤油ダレと背脂はオーダー時に追加する事が可能なので物足りない人は頼んでみる事をオススメする。
麺は太めの平打ち縮れ麺。かん水の量は標準的。加水率は高めの印象を持った。二郎系にありがちなオーションを使用したようなグルテン値の高さはなく、コシよりもモチっとした食感を重視したタイプ。茹で加減の指定は出来ないが硬茹でのオーダーでも良いかもしれない。すすり心地は悪くない。二郎系を食す場合、大量のヤサイに阻まれて麺に到達するのが後になる傾向にあるが、天地返しされたそれは非常に食べやすく理に適っている。
具はチャーシュー、もやし、キャベツ。そして別注の味玉。チャーシューは豚バラ肉使用の煮豚。赤身の部分は肉感を残しており好みの仕上がり。味玉は黄身が溶け出さない程度の茹で加減。味付けは穏やか。いつもは味のないヤサイを食べる羽目になっている二郎系だが天地返しの結果、ヤサイがスープに漬かっていて、こちらも理に適っている。一般の人達ではこう言う食べ方を編み出す事は出来ないであろう。二度、三度と通うからこそ、その考えに到達出来る訳で先人のラヲタ達に感謝である。
時間は夜11時になろうかとしているがお客が途絶える事がない。新店ということを考えると今はこの状況だが年を越える頃には落ち着きを見せるであろうか。
飲んだ後の〆の一杯としては若干、ボリュームがあって個人的にはそう言う利用の仕方は考え難いが、大学や高校が多い立地で駅の途中にあることを考えても結構な集約を見込めるのではないだろうか。
さぁ、取材も終わったし、バーに行きますか!

ページトップに戻る