良い意味で裏切られた
ちゅうかしょくどう てっちゃん
【閉店】中華食堂 てっちゃん

photo

SHOP DATA
住  所
電話番号
営業時間11:30~14:30(月~土)
17:00~22:00(月・水~土)
17:00~21:00(日・祝)
定休日無休
席数カウンター8 テーブル22 座敷10
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚09'16.5''
E138゚54'36.4''
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最寄駅
取材日2011/08/28その他の情報...

メニュー

濃厚つけ麺
650円
てっちゃんラーメン
300円
てっちゃんスタミナラーメン
690円
チャーシュー麺
650円
more...

今日は日曜日。
久しぶりの日曜取材であるがこれには理由(わけ)がある。
先日、地元の行きつけのバーのマスターからメールがやってきた。三島駅前のモスバーガーがあった店舗にラーメン屋が入ると言う内容だった。その後。その店が二郎系のラーメン屋であると言う追加情報がもたらされ、更に追加情報でその店は御殿場にある「ふじもり」であると言う内容が次々と入ってきた。マスターのバーは元々、このモスバーガーの数軒先に店があった関係で知り合いも多いのであろう。情報源があるようだ。
更にその新店のレセプションにも行く事が出来たらしく、画像付でメールがやってきた。正式オープンは8月28日。そう、今日なのである。地元の新店という事でゆっくりとした朝を迎えた私は朝風呂に浸かり、余裕で自宅を車で出発した。何故、そんな近場を車で行くのかって?それは世の中、何があるか判らない、「一寸先は闇」と言う経験を嫌というほどしているからである。
10分後。
店のある三島駅前に到着。店先に駐車場がないのは端から判っているので駅の駐車場に入庫。この駐車場。20分までは無料と言う駅での人待ちを考慮した値段設定が素晴らしい。入庫後。店へと向う。
店先に到着するも「仕込中」の文字が見えた。中を覗くと3名の店員の姿が見えた。中に入って確認すると…
「今月いっぱいは夜6時からの営業なんっすよ」
若いバイトっぽい店員が私に告げる。まぁ、こんな事態は織り込み済みだ。(きびす)を返して駐車場にダッシュ!20分以内なら駐車場も無料だ!
無事、出庫も終えて車を走らせるがコレと言ったアテもない。日大前を通り過ぎ、何となく裾野方面に車を走らせていた。頭の中で色々とラーメン店の事を考えていると行った事のないある店の事を思い出した。どんなラーメンが出てくるか?事前情報もないが腹は減る。まぁ、先ほどの店の夜の営業を待っても良いのだが通勤路でもあるので何時でも行けるし。と言う訳でその頭に浮かんだ店へと向った。
その店を「てっちゃん」と言う。この店、同名の焼き鳥屋が三島駅の北口や裾野の三菱アルミの近所にある。(ローカルでスマン!)てっちゃんと言う店は元々、高校時代の同期がやっていた店で友人と何度か訪れた事があるが今は経営者が違うと言う話も聞いたことがあるが細かい話は判らない。
話が反れた。
現地に到着。元々、この店が出来る前は「豚喜」と言う店があってラー紀でも昔、取材した覚えがある。かれこれ、9年前の話だ。店先に駐車場があるので入庫。店の窓にはペイントでメニューや営業時間などが書かれている。「てっちゃんラーメン\300」には正直驚いたが、話はそれだけに留まらない。その何たるかは後述する。早速、店内へ。
店内は前の店を居抜きで使用しているようだ。カウンター席に通された。
メニューを見てみるとラーメンをはじめ、中華の一品料理などが多い。しかし、別メニューでちょっと私の琴線に触れるメニューを発見した。オーダーは口頭。濃厚つけ麺を大盛りでオーダーした。すると…
「ただ今、食べ放題のメニューをご用意しておりまして…(以下、省略)」
掻い摘んで説明すると麺類、餃子、一品料理をオーダーした場合、その内容に関係なく880円で中華前菜、サラダ、カレー、炒飯、ライス、杏仁豆腐が食べ放題になると言う。折角なので大盛りは止め、その食べ放題セットをオーダーした。
厨房観察もそこそこにその食べ放題メニューのある場所に行ってみる。あまり多くは食べれないので炒飯と中華前菜を皿に取ってくる。回りの客を見てみると意外と多いのがガテン系の方たちで、ラーメンの到着までに炒飯や中華前菜を食べている。改めて書くが食べ放題である。何杯でも好きなだけ食べて良いのである。例えば鶏の唐揚げを頼んで、炒飯を食べても良し。餃子を頼んでライス、中華前菜を食べても良し。ラーメンにカレーでも良い。デザートに杏仁豆腐も食べれる。量を食べれる人には非常にお得なセットではないだろうか。最近、急拡大している某ステーキハウスもサラダバーやカレー、ライス、スープが食べ放題で好評を得ているが同じような事がこの店でもサービスされている。しかも880円と言う値段はギリギリ、「オーダーしようかな?」と思わせる価格帯だと個人的には思う。
席に戻って厨房観察。
寸胴の数は中型のものが1器のみ。注がれるスープは程よい濁りを見せる物で長ネギなどの香味野菜などが見受けられる。麺茹では深ざるを使用したもの。製麺所は未確認。
そして、つけ麺がやってきた。先ずは麺から食してみた。
麺は中細の縮れ麺。かん水の量、加水率共に標準的な印象を持った。冷水で〆てあるがコシはそこそこ。太麺ではないので強靭なコシは期待しないし太さ的にもあり得ないのは判っている。麺の脇には何故か紅生姜が添えられているがこの理由は後になって判った。そして、つけ汁へ移行する。
つけ汁のベースは豚背ガラを軸にした印象ながら、ビックリしたのはそのコクの深さと言うか濃度。あのスープがこれほどの濃度を持っているとは考え辛いのでオイルを添加してこのマッタリとしたコクと濃度を出していると想像するのだが作成行程を食べ放題に(うつつ)を抜かしていたばっかりに確認出来ず…。メニューには「魚介が香る・・・」的な内容も書いてあったが魚介風味はやや抑え気味。醤油ダレの塩梅も抑え気味で前述のコクが支配的なので後半は若干、食べ飽きて来るのだがここで麺に添えられた紅生姜を混ぜて食べるとキリッとアクセントになって良い。つけ汁の底には刻みニンニクの姿も確認出来た。
具はつけ汁内にチャーシュー、キャベツ、メンマ、ネギ。麺の器に刻み海苔、紅生姜。チャーシューは豚バラ肉使用の煮豚。柔らか仕上げ。メンマは極太タイプ。味付けもシッカリして良い。いつもの味玉はメニューにない。
当初、リカバリーだったこともあり、あまり期待しないで入店した訳だが、食べ放題の内容と言い、つけ汁のスープと言い、良い意味で裏切られたと言う印象を持った。そろそろ昼時。徐々に店内は多くのお客で賑わい始めている。
880円と言う価格設定に見合ったサービス内容に消費者の財布の紐は簡単に緩み、繁盛していく良い一例を見ているように思えた。
機会があれば是非、300円のラーメンの味も見てみたいものである。

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