歩き始めたあの頃
にゅーほーぷけん
【閉店】ニューホープ軒

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SHOP DATA
住  所
電話番号
営業時間10:30~23:00(月~火・木~日)
10:30~18:00(水)
定休日不定期
席数カウンター13
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚37'57.3''
E139゚25'15.8''
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最寄駅大塚帝京大学駅(多摩モノレール)
取材日2013/01/12その他の情報...

メニュー

ラーメン+味付玉子
890円
ちゃんぽん
800円
バッテンちゃんぽん
1000円
バッテンガー(大盛)ちゃんぽん
1300円
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成人の日を含むハッピーマンデーを利用して川崎市も多摩区と言うちょっと外れた場所で昼の取材を終えた私はドトールで取材記を書きながら夜の取材先を考えた。
この川崎市多摩区と言うのは八王子が近いのは前々から知っていた。
「そう言えばラー紀の取材予定店に八王子の店があったような…」
調べてみると2軒のエントリーがされている。一軒は二郎系、もう一軒はちゃんぽんの店のようだ。
「二郎は避けるか…」
この2軒はどちらも読者に教えて頂いて取材予定店に掲載した店であるが、最近は新店で二郎系を扱うってパターンが多くて掲載頻度も高い。と言う訳でこのちゃんぽんを扱っている店を取材先とすることにした。
当時、この店を教えて頂いた時、オススメのメニューとかは書かれておらず、何がウリなのか自分で調べた覚えがある。その結果、「バッテンちゃんぽん」と言うキーワードが出てきて忘れないように掲載した覚えがあった。
店の近所にネットカフェもあったのでネットカフェで時間を潰し、夕刻を待ってから店へと向う事にした。
ネットカフェから数分で現地に到着した。店先には駐車場がないのだが店から少しだけ離れた場所に駐車場を用意してくれている。入庫後、早速店へと急いだ。
店は昔は自動ドアだった扉が手動ドアになっていて無理矢理取っ手がついている。意外と重い一枚板のガラス戸を引いて入店する。
店内に入ると入り口側に向いた券売機が2つある。どちらを選んでも内容は同じであろう。お目当てのバッテンちゃんぽんのボタンには「売切れ」の文字が浮かぶ。どうもバッテンちゃんぽんは一日何食かの限定らしい。そうなると後はラーメンか味噌ラーメンしか選択の余地はない。オーダーは食券制。ラーメン、味付玉子をオーダーした。
店内は厨房を囲うカウンター席と壁際のカウンター席の構成。寸胴前の席に陣取った。
店内は店主と思しき男性と若者の2名で切り盛りする。店主は若干威圧感のようなものを感じる頑固親父風味であるが、先客の若者(多分、大学生)には何だか気さくに話かけているので多分、初来店の私に警戒感を抱いているのであろう。まぁ、最初の客っていうのは得体の知れない存在なので判らんでもないが…。
厨房観察。
寸胴は大型も物が1器のみ。スープの量がかなり少なくなっているようでアルマイト製の水杓子で底の方からスープを掬っている。麺茹では歯釜のような物を使用しており、平ざるを使用した湯切りは力強くで好印象。チャーシューはスライサーを使用して薄切りにされていた。
途中、若いお客が入って来てチャーシューメンをオーダーした。その時、「もやし抜きで」と注文を出していた。
『もやしが乗るのか?』
また、先客の学生風に若い店員が「一つはニンニク抜きでしたよね」と確認を取っている。
『もやしにニンニクって、二郎系のラーメンなのか?』
一気に不安が過ぎる。また、ニンニクが乗るなら抜いてもらいたいと考えていた。
「ラーメン、お待ちどうさま」
頑固親父によってラーメンが供された。私は先客の学生とはクールが違うと思っていたのでちょっとビックリしながら丼を受け取った。ニンニクを抜くタイミングを完全に奪われた。と言うか二郎じゃないので先に告げておかないといけないルールなのであろう。直上に漬けニンニクが鎮座していた。
まぁ色々言っても仕方ない。先ずはスープをすすってみた。
ベースのスープはげん骨、豚背ガラを軸にした印象。ライトとんこつと表層の背脂を見て、懐かしいホープ軒のラーメンなんだと言う事を改めて知った。私が食べ歩きを始めた頃、千駄ヶ谷を始め環七沿いでもホープ軒のラーメンを何度か食べた事があったが完全に私の記憶からは消えていたホープ軒の存在。店の屋号を見て提供されるラーメンがビビっとイメージ出来なかったのが良い証拠である。化学の力を借りている印象も強く若干古臭いラーメンに映るが逆に懐かしさもある。醤油ダレが案外弱いのでもう少し効かせた方が好みか。
麺は太ストレート麺。かん水の量は標準的。加水率は若干少なめの印象を持った。長崎ちゃんぽんに使用されるような太目で丸断面の形状を持っている。茹で加減は菜箸から伝わる感触で判断しているようだ。あまりコシっぽいものはない。自家製麺のようだ。
具はチャーシュー、もやし、メンマ、漬けニンニク、ネギ。そして別注の味付玉子。チャーシューは豚バラ肉使用の煮豚渦巻きチャーシュー。メンマは味付けが施されていないもの。味玉は黄身が溶け出さない程度の茹で加減。味付けは穏やか。もやしは普通の量なので心配することはない。
都内でもまだ存在しているホープ軒のラーメン。とんこつ醤油チャッチャ系が一世を風靡したあの頃。一番勢いのあったラーメンである。
そもそも、私がラーメン食べ歩きを始めたきっかけもとんこつ醤油のチャッチャ系ラーメンであることも考えると当時の業界に与えた影響の大きさは計り知れないものがある。
時代は流れ、話題を集める事は無くなった味ではあるが、逆を言えば長い間愛される味になったということなのだろう。

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