塩豚骨なのに何故…
ちゅうか たけぞう
中華 武ぞう

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SHOP DATA
住  所静岡県伊東市荻134-4
電話番号0557-35-1771
営業時間11:00~15:00(火~日)
17:00~21:30(火~日)
定休日月曜
席数カウンター7 テーブル2 座敷12
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  34゚55'56.3''
E139゚05'35.2''
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最寄駅
取材日2011/04/03その他の情報...

メニュー

塩豚骨油ラーメン
900円
ラーメン
600円
メンマラーメン
750円
ワカメラーメン
750円
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行きつけのワンショットバーのマスターと小田原のネタラーメンを取材したのは記憶に新しい。しかし、この時の約束では次の日の日曜も約束をしていた。勿論、ネタラーメンである。
 
話は反れて先日の事。
ワンショットバーを訪れた時、マスターからあるラーメンの話を聞いた。
そのラーメン屋(と言うか中華料理屋)は熱川にあり、そこで「熱川ラーメン」と言うラーメンを出している。とある宿の女将が書いているブログに紹介されていたものでその店を食べログで見たマスターの興味を惹いたのは店構えだった。
手書きの看板が掲げられた店先には店主と女将の写真が飾られている。その格好が中国の王朝時代を彷彿とさせる皇帝と御妃のよう。ギャグなのかマジなのか?真意は判らない。また、店内写真も結構気にっているようで狭い店内で結構本格的な中国料理を出すらしく、店主と女将は共に大陸の方のようだ。
この店にマスターは他の用事のついでに行ったらしいのだが、昼の営業時間をたった5分遅れただけなのに入店を断られた事に憤慨とリカバリー意欲を燃やしているようだ。
 
話を戻そう。
マスターは前日、深夜まで仕事をしていた関係もあって取材自体は夜の取材で約束をしている。私も折角の休日くらいは朝寝坊もしたいので願ったり叶ったりだった。
 
夕刻。
店の営業開始時間に合わせた午後3時半。マスターが車で向かえにくる。車は伊豆中央道、修善寺道を経由し、国道136号線を南下した。
「で、店の営業開始時間って何時なの?」
当たり前の質問をしたつもりだがマスターはうろ覚え。仕方なく携帯で食べログを調べると午後6時開店。今、午後4時半だ。
「この調子じゃ1時間前に着いちゃうぞ」
マスターは開店を午後5時と勘違いしていたようだ。と言う訳で急遽、時間潰しのために下田まで軽いドライブ。伊豆半島は何かしらの施設にでも入らない限り、時間潰しは出来ないし、そんな施設も閉園する時間ではドライブくらいしか術がなかった。
下田市内を何となく一周し、北上して熱川を目指す。営業時間、定休日も確認済み。唯一、心配だったのは店に電話した時に留守番電話だった事。嫌な予感がした。しかし、この話の結末は今までに経験したことのない内容だった。
私自身、熱川には始めて来る。マスター曰く、国道から熱川に向かう道はあまり多くないらしい。急な坂道を降りていく。マスター自体は一度、店先まで来たことがあるので迷いがない。そうこうする内に店が見えてきた。灯りが灯っているので営業しているようだ。先ほどまでの心配は杞憂(きゆう)だったのか…
「すいません、駐車場の位置を聞いてきてもらえませんか?」
お易い御用とばかりに助手席から降り、店内へ。
「駐車場ってどこですか?」と問うと「予約の方ですか?」と問われた。
「いや、飛び込みですけど。」と返すと「すみません、予約で一杯で8時以降なら大丈夫なんですけど」と言われた。
駐車場の場所も聞けずに(きびす)を返して車内のマスターに告げる。マスター的には遠くから足を運んで2度もこんな仕打ちじゃあ納得いかないようで交渉に向かうとヤル気満々だ。
しかし、交渉自体は決裂したようで仕方なく帰宅の途に着く二人。まぁ、私と食べ歩くと良くある話だが、マスターは2度も煮え湯を飲まされて意気消沈だ。
「とにかく、腹が空いたのでどこかアテ、ありませんか」
まぁ、アテがない訳じゃない。今回は携帯端末を持ってきていないがRSSリーダーに伊東市内の取材予定店の記憶があった。記憶を辿っていくと先日、震災の翌日に取材した城ヶ崎の店の帰りに現地を確認していた事を思い出した。早速、現地に向かった。
その店を「武ぞう」と言った。吉田家からそう遠くないその店はその昔。吉田家に通っていた時の帰宅ルートとしていた松川湖へ向かう道すがらにあった。
店の横に駐車場があるので入庫後。店内へ。店先まで来てこの店を取材予定にした理由を思い出した。二郎インスパイアな一杯があるからだ。そのラーメンを「武二郎」と言った。しかし、個人的には初訪でいきなり変化球を投げるつもりはない。
店内は中央に座敷席を配し、奥の厨房に面してカウンター席がある。夕飯時の店内は7割程度の客の入り。そこそこ混んでいる。カウンター席に陣取った。席に備え付けのメニューを見る。ラーメンも多いが一品料理の類も多く、メニューだけを見ているとラーメン屋と言うよりは中華料理屋と言った趣きだ。オーダーは口頭。塩豚骨油ラーメンをオーダーした。
マスターがイニシアチブを取って席に着いたためカウンター席に居ながら厨房観察は絶望的なポジション。店内は男性2名女性1名の3名態勢で切り盛りしている。女店員はホール担当で調理は男性店員によって行われている。
中華なべを振っている姿と音だけは確認出来るがそれ以上は無理っぽい。しかし、麺茹では深ざるを使用している事だけ判った。
そしてラーメンがやってきた。先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープは豚背ガラを軸にした印象。メニュー名に「豚骨」と書いてあるが俗に言う「乳化した」と言う意味合いで考えてはいけないほど、濁りの少ないスープ。勿論、豚の風味はするがクリーミー感はない。こうなってくると業務用の方が救いがある。
麺は中細の縮れ麺。かん水の量はやや多め。加水率はやや低めな印象を持った。多かん水で強めの縮れはすすり心地はややスポイルされているがスープは良く拾ってくる。
具はチャーシュー、味玉、メンマ、なると、のり、貝割れ大根、ネギ。チャーシューは豚肩ロース使用の煮豚。味玉は半身に切られて供される。のりが数枚乗っているが小さなもの。なぜかラーショを思い出していた。
塩豚骨をオーダーしたのに軽い濁りの清湯スープだったと言うだけで私のテンションもマスター以上にダダ下がり…。
期待を高めて、一気に落とされると人はどうしてこんなにも落ち込むのであろうか。加藤清史郎君のソフトバンクのCMを思い出していた。

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