ご当地グルメとなるか!新食感ラーメン!
きっちん こっこてい
【閉店】キッチン こっこ亭

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SHOP DATA
住  所
電話番号
営業時間11:00~14:00(月~土)
17:00~21:00(火~土)
定休日無休
席数カウンター4 テーブル20
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  34゚44'18.9''
E137゚55'41.8''
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最寄駅袋井駅(JR東海道本線)
取材日2011/03/19その他の情報...

メニュー

たまごふわふわラーメン
840円
味噌ラーメン
740円
中華そば
650円
チャーシューメン
920円
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先週、発生した東北での大地震は被災地はおろか、被災していない私達の生活にも影響を与えている。買い占め等の行為もそうだが、ガソリンの供給不足も深刻な問題になっている。
ラーメン紀行の取材と言うのはガソリンを使って行っている部分も多く、しかも昨今のガソリン代の高騰もあって現状に伴わない行為であるのは言うまでも無い。しかし、こんな事は長い取材歴の中で何度か起こっている事であり、その時々でどう振舞えばこの状況を打破できるのかを創意工夫してきた歴史でもある。
例えば土曜日のみの昼夜の取材に切り替えたのもその一例であり、何年か前のガソリン代高騰時にそれまで土日で2往復していた物を神奈川県内に留まり1往復で取材回数は落とさないようにやり方を変えた。今回はガソリン自体をあまり使わない方向で、しかも計画停電などの(あお)りをなるべく受けない方法がないか、考えてみた。
とにかく、移動しないとラーメンが食べれないので移動手段を車から電車に変えてみる。また、東京電力管轄から逃れるために西の中部電力管轄に向かうと計画停電は全く関係なくなるのである。
 
話が文頭から反れた。
久しぶりの休日出勤を終えた夕刻。夜の取材先を考えた。実は昔から機会があれば食べてみたいラーメンがあった。そのラーメンを初めて見たのはかなり昨年だったか一昨年だったか記憶が定かではないのだが…。
あるテレビ番組でやっていた内容なのだが当時、テレパソの自動録画に引っかかった番組だったと記憶している。江戸時代の文献から当時の袋井宿で供された「たまごふわふわ」と言う食べ物があったと言う。そのレシピを再現して今流行の「ご当地グルメ」として売り出そうと言う計画だ。
この「たまごふわふわ」は卵とだし汁を攪拌(かくはん)させて蒸し固めた料理で現代の食べ物で言えば「ムース」のようなもの。市内の飲食店でその「たまごふわふわ」を提供する店があると言う。
しかし、その番組ではこの「たまごふわふわ」をラーメンの上に乗っけちゃった店があると言う内容だった。私の興味はラーメンと言うよりはこの「たまごふわふわ」がどんなものなのか?そちらにしか目が行っていなかった。
 
話がまた反れた。
折角、休みの日に静岡市まで来ているのだ。袋井市と言えば浜松の手前。各駅でも小一時間で到着するであろう。店の名前は失念していたので勤務先でググってみると「らーめん太郎」と言う店が食べログに掲載されていた。どうもフランチャイズ店のようで「袋井駅前店」と店の外観を写した看板には書かれていた。早速、取材を開始した。
電車の中。暇を持て余していた私はらーナビで袋井市内のラーメン店を検索。ラーメン太郎は掲載されていなかったが駅前の他のラーメン屋が掲載されていた。何故、こんな事をしているかと言えばリカバリーのためだ。現地に行ってダメだった場合にバタバタとその場で検索では時間が勿体無い。長い取材歴で培った知恵である。また、携帯版のタウンページで検索をしてみることにした。実は食べログの情報と言うのはメンテナンスに難があり、潰れた店がいつまでも掲載されている場合がある。袋井のラーメン店は僅かに24軒。しかも、らーめん太郎と言う屋号が登録されていない。嫌な予感がした。先ほど調べたリカバリーの店が威力を発揮するのであろうか。
50分後。
袋井駅に到着した。袋井には一度だけ車で取材に来たことがあるが電車は初めて。しかも、駅前に降り立つのも初めての事だ。三島の駅前よりも小さく、最近良く行っている島田駅よりもこじんまりした感じだ。
目的の店は駅前にあるので徒歩で向かう事にした。しかし、らーめん太郎があったであろう場所は「こっこ亭」と言う店に変わっていた。やっちまったか?遠くにリカバリーとして調べた店も見える。
「仕方ない。リカバるか…」と思っていた矢先、こっこ亭の店先の幟に「たまごふわふわ」の文字を発見。当初の店ではないがまぁ今回は「たまごふわふわ」が目的のようなものだ。早速、入店する。
店内は厨房に面したカウンター席と後はテーブルの構成。先客が一組。夕飯時の店内にしては静かだ。メニューを見てみると一番最初に今回の目的のメニューが書かれていた。オーダーは口頭。たまごふわふわらーめんをオーダーした。
メニューから推測するにラーメン屋ではなく食堂に近い雰囲気。バターの香りがする厨房は何となく洋食の厨房のようだ。
厨房観察。
先客のオーダーが入ったばかりなのでかなり待たされて私のオーダーが始まる。スープを雪平鍋で加温し始める。それと同時に出ました。今回のメインイベント。卵の攪拌である。卵に若干の牛乳らしき白い液体を加え、電動のホイッパーで攪拌する。厨房には不似合いな「ウィーン」と言うモーター音は(さなが)ら工事現場のようだ。約1分ほど攪拌して角が立つ程になったら温めたスープの上に攪拌したものをゆっくり加えて暫く加温。麺茹では深ざるを使用したものだがここで驚きの光景が。何と!麺は冷凍庫からカチンカチンの状態で出て来たのだ。私もこれまで常温保存はもとより冷蔵保存している光景も見たことがあるが冷蔵は初めて。スマル亭みたい(ローカルでスマン!)。麺が茹で上がり丼に空け、スープのみを注ぎいれて後からムース状のたまごふわふわを盛っている。
そしてラーメンがやってきた。デフォルトで一緒に小さなライスも付いてくる。残ったスープに入れて食べるように指示された。先ずはスープからすすってみた。
ベースのスープは鶏ガラを軸にしたもので弱い濁りのあるもの。味付けは塩味のようである。そして、たまごふわふわであるが予想通り、軽いムース状である。しかし、スープと接している底部は加熱が進んでいるので固まり、かき玉汁の中の卵のような状況。空気を多く含んでいるので断熱効果に優れ、スープ自体の温度が下がらない。発泡スチロールの原理である。これだけの保温効果があるのなら、保冷効果もあるだろう。冷しラーメンにこの卵を浮かべればいつまでも冷たくいられるのでは?等と考えていた。
麺は細縮れ麺。かん水の量は若干多め。加水率は標準的な印象を持った。ムース部分は大して熱くないが内部の熱いスープを卵が拾ってくるので注意しないと…と思っている矢先に見事に口の中を火傷した。昼に食べた灼熱のつけ汁の火傷も未だ癒えていないのに…
具はチャーシュー、たまごふわふわ、刻みのり、ネギ。チャーシューは豚肩ロース使用の煮豚。具材は意外とシンプルだ。
帰りの電車の中でタウンページに掲載された「こっこ亭」の電話番号と食べログに掲載された住所や電話番号が一致している事を確認。多分、経営者は一緒でフランチャイズを抜けて営業を始めたのだろう。フランチャイズ料も馬鹿にならないし名物ラーメンも独自に開発したので踏ん切りを付けたのか?と勝手な想像。
ネタ的にはちょっと面白いラーメン。皆さんも体験してみては如何だろうか。

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