ネタの神様が降臨!
らぁめん めんそうしん
らぁ麺 めん奏心

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SHOP DATA
住  所静岡県島田市金谷栄町3538
電話番号0547-46-0160
営業時間11:00~14:00(月・水~日)
17:30~20:00(金~日)
定休日第2火曜・第4火曜・水曜
席数カウンター16
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  34゚49'39.3''
E138゚07'56.2''
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最寄駅代官町駅(大井川鉄道大井川本線)
取材日2011/01/29その他の情報...

メニュー

本枯節入味玉汐つけ麺
840円
半玉汐らぁめん
740円
味玉汐らぁめん
800円
特製汐らぁめん
950円
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相互リンク先のびにてんさんと藤枝に来ています。管理人です。
早朝からとんこつラーメンばかりを3杯連食すると言うとてつもない企画も残すは後1軒。3時間余りで3軒と言う食べ方は普段の私は絶対にやらない事だがネタ的には面白い。ただ、面白い前にツラくなってきているのも事実だが…
最後の店は藤枝市役所の近くにある店だ。丁度1時間半前に店先まで行って場所も確認してある。営業時間も既に確認済みだった。
2軒目の店は市の中心街から若干離れた場所にあったので来た道を戻る。偵察も含めるとこの道を戻るのは2度目。そろそろ昼時なので交通量もそれなりに増えてきている。
元々、びにてんさんが今回のこの食べ歩きを「豚の3連星、ジェットストリームアタック」などと言っていた関係から店までの車中はガンダムネタに。
「何故、僕達はラーメンを3杯も食べなきゃいけないんだ!(アムロ風味。これが判る人はガンヲタ決定!)」
実はこの取材の後。東静岡駅で開催されている静岡ホビーフェアに寄る約束をしている関係もあってかガンダムネタで盛り上がる二人。ジェットストリームアタックは成功するのか?しかし、今回も私に取り憑いているネタの神様が降臨しようとしている事を知る由も無かった。
20分後。
目的の店に到着。先ほど現地確認のために一度訪れているだけに様子がおかしい事が直ぐに判った。そう、店がやっていないのである。
店の前に車を停車し、営業時間を確認するびにてんさん。私も偵察時に車内から確認した時営業時間の貼り紙では問題ないように見えた。しかし、びにてんさんが小さく書かれたある記述に気がついた。
*らんちは土、日、祝がお休みです。
この店も居酒屋がラーメンを出している二毛作店のようだが、居酒屋がラーメンを出す場合に気を付けなきゃいけない事を改めて痛感した(って言うか、そろそろ学習しよう>俺)。仕方ないので先ずは車を駐車出来る場所を探し、リカバリーを考えた。
当初の予定が崩壊し、完全に意気消沈した二人。この段階で「藤枝の店」とか、「とんこつじゃなきゃ」と言う拘りはなくなっていた。ラーメン本を捲りこの辺りの店を探す。すると、ある店が目に飛び込んできた。
その店を「めん奏心」と言った。昨年、島田市内に出来た新店である。私の好みからは少し外れるアッサリとしたラーメンを出す店なのだが私は一度、その店に行ってみたかった。びにてんさんは既食らしいが付き合ってくれると言うので早速、現地を目指した。
この店にはちょっとした思い出がある。それは一昨年の年末の事。
相互リンク先のかなり高橋氏の呼びかけで行われた忘年会。その時の顔ぶれは知り合いの方も数名居たが見慣れない方も何名か居た。比較的、近くに座った方がラーメン好きが高じてラーメン屋になるために日々、ラーメン作りに没頭していると言う。その方が今回のこの店の店主なのである。
当時、どんなラーメンを目指しているか?と訊ねると先ずは無化調であることや素材に拘ると言う2点を強調されていた。良い物があると聞けば試す事を連日、繰り返していると言う。ラーメン好きが自分の食べたいと思うラーメンを自らの手で作り上げる。それは食べ手の事を思って作られる一杯になるのではないか?と感じていた。ラーメン屋になる人の中には昔は和食や洋食、イタリアンシェフだったがラーメン屋に転職すると言うケースも多い。調理に対する技術、経験、知識。どれを見ても一級品であろう。しかし、単なるラーメン好きが高じた場合はちょっと違うと個人的には思う。経験、知識は乏しいが味は舌が覚えている。その目指す味に辿り着くには多くの時間と試作、そして手間がかかるのではないか?と思われる。しかし、その努力を惜しまず、店までオープンさせてしまう情熱は「究極のラヲタではないかと思っている。例えば、私はラーメンは好きだがラーメン屋になろうとは思わない。新店が出来ては潰れるのを嫌と言うほど見てきているし、ラーメン屋の苦労が何となくではあるが判っているからだ。その苦労を知ってなお、ラーメン屋になろうとするのは人知れぬ努力と情熱があるからだと考えている。
話が大きく反れた。
店は大通りから外れた場所にあった。最近、島田出張が多くなった私は実は何度かこの店の行ってみようと考えた事はあったが電車を乗り継いで行くにはあまりにも大井川鉄道の本数が少なすぎて不可能だったし、こんな場所にあるのを事前に知らなきゃ迷ってお仕舞いだっただろう。今回はびにてんさんが場所を知っていたので難なく現地に到着出来た。
昼時の店は大盛況で非常に混んでいた。店先に駐車場があるので入庫後。店内に向かう。
店内に入ると新築の木材の香りに混じって節系の乾物の香りが期待を(あお)った。入口左手に券売機がある。流石に本日3杯目と言う事でそろそろつけ麺が食べたい気分だった。オーダーは食券制。本枯節入味玉汐つけ麺をオーダーした。
店内は厨房をU字に囲むカウンター席のみ。空いている席に陣取った。
店主の顔が見えた。初めて来た店なのに何故か初めてじゃないデジャブにも似た不思議な感覚が私を支配している。顔見知りではあるが店主は仕事中だし私の取材ポリシーとして声を掛けられない限り、私から声を掛けることはない。
厨房観察。
調理で先ず目を惹くのは丼にタレを入れる作業。醤油ダレや塩ダレなど、味の印象に大きく作用する部分はレードルによる計量ではなく、デジタル式の量りでの計量を一杯づつ行っている。スープは火に掛けられていない営業用の寸胴から雪平鍋にスイッチし加温する。多分、水分量を一定に保つため、余計な加温を避けているのであろう。タレをこれだけ精密に軽量するのだからこそ、スープの濃度、特に水分量にもそれなりの精度を追求するのは至極当たり前のようにも感じた。こうする事でブレのない、一定の味をいつでも提供する事が出来る。麺茹では深ざるを使用したもの。店主ではなく若い店員によって行われていた。
そして、つけ麺がやってきた。先ずは麺から食してみた。
麺は中太の平打ち麺。かん水の量、加水率共に標準的な印象を持った。言わずもがな自家製麺。そのまま食べてみると小麦の香りが非常に良く、麺だけでも充分に美味い。楕円形状の断面を持つそれは冷水で〆てある事を差し引いてもやや強いコシと弾性を持っている。デフォルトで結構麺量が多い。3連食目にしてこの量はちょっとキツい。そして、つけ汁に移行する。
ベースのスープは鶏ガラを軸にした印象。今回はつけ麺なのでややキツ目の塩加減であるが、別で添加したオイルによって意外とオイリーな表情を見せている。無化調と言うことで旨味がスポイルされるかと言えば決してそんなことはなく、添加されている魚粉(これが本枯節?)が脇を支えている。
具は麺の器に味玉、メンマ、水菜、白髪ネギ。つけ汁の器にはチャーシュー、魚粉、ネギ。チャーシューは豚肩ロース使用の煮豚。拍子切りされており柔らかい。メンマは極太タイプで存在感のあるもの。味付けは穏やか。味玉は黄身がトロトロのタイプで私好み。味付けはこちらも穏やかで好印象だ。
食中。店主が私に気が付いて声をかけてくれた。「開店おめでとうございます」と私も遅ればせながら声を掛けた。
店内の壁には「店の約束」と題した薀蓄のような物が掲げられている。無化調や厳選素材(特に安全性や地産地消)を使用する事を約束すると言う内容だった。
店主の人柄、情熱、思いに事前に触れていた私はその内容に嘘はないと感じていたと同時に、その初志をいつまでも忘れないでお店を続けて欲しいと願うばかりである。

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